プロフィール
身長 | 178cm |
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体重 | 68kg |
誕生日 | 3月14日 |
CV | 成田剣 |
概要
『BLEACH』のメインキャラの1人・石田雨竜の父にして、空座総合病院院長。顔立ちは息子である雨竜に似ている。一人称は「私」。
滅却師十字を持つ最後の純血統滅却師(エヒト・クインシー)ではあるが、金にならないという理由でその立場を嫌っている。
主人公・黒崎一護の父・黒崎一心とは旧知の仲であり、彼が死神の力を使わなくなった理由を知っているらしい。
滅却師であることを嫌っているため、息子の雨竜と仲が悪いが、一応気にはかけてはいる。病院内が禁煙でも平気で喫煙するヘビースモーカーであり、携帯灰皿を持ち歩いている。
滅却師を継ぐ気は無く、父・石田宗弦の代で終わりだと断言している。また宗弦にも滅却師を辞めるように言っている。
雨竜は竜弦と滅却師の力を取り戻す為の訓練を行うまで竜弦が滅却師の能力を持っているとは知らなかったようだが、滅却師としての実力は本物で、大虚級ですら苦もなく倒せる。武器は普段力を抑えて短弓の形状にしているが、その状態でもそれなりに高い威力を発揮できる。
破面篇では、尸魂界での戦いによって滅却師の力を失った息子に対して「二度と死神には関わらない」という条件で滅却師の力を取り戻す特訓を行った。
技
- クラヴィーア
雨竜との修行時に使用。短弓状にした霊弓から無数の光の矢を放つ。
過去
以下、ネタバレ注意
一心の妻であり、一護の母である黒崎真咲は婚約者であった。
この頃の一人称は「僕」。
真咲とは親戚同士であり、純血の滅却師同士の近親婚により滅却師の血を存続させる目的があった。
真咲との婚約解消の理由は、彼女が虚を取り込んでしまい、志波一心の力なしには生きられない身体になってしまったためであった。
すなわち、一護と雨竜ははとこ同士であり、石田家は結果的に志波家と親戚関係となるに至っている。
その後、彼はユーハバッハ打倒を実現させた千年血戦篇のキーパーソンの一人となる。
竜弦はかつてユーハバッハによる聖別(アウスヴェーレン)の犠牲者の一人である自身の妻・片桐叶絵の遺体を解剖していたのだが、それは、犠牲者の体内にあらわれる”静止の銀”と呼ばれる銀を取り出すためであった。
そこから戦いの切り札となる銀の鏃を作り出していた。これはユーハバッハの心臓を射抜き、聖別の発動者、すなわちユーハバッハの血と鏃を混ぜることで、ユーハバッハの能力を一瞬のみ停止、無効化させることができる。更に竜弦の父である宗弦が見えざる帝国の一派と袂を分かつときに通行証を持ち帰っており、そのおかげで竜弦は見えざる帝国の本拠地に乗り込み雨竜の援護に駆けつけることができた。こうしてユーハバッハは鏃を授けられた雨竜によってその隙をつかれてしまい、それが敗北のきっかけとなった。
これにより、竜弦による敵討ちは終わった。
その後の小説版で直接登場はしなかったが、雨竜が医大の学費を竜弦から礼を言って受け取る程度には、関係が改善している。
余談
- アニメの尸魂界篇にて雨竜の回想シーンで登場した際は雨竜と同じ黒髪だったが、破面篇以降は白髪に変わっている。原作者である久保帯人は、当時は連載が忙しかったためにアニメスタッフとの設定の摺り合わせができず、原作とは異なる色で描写されてしまっていたことがしばしばあったと指摘しており、竜弦の髪の色もこれが原因であると考えられる。
- 妻が死ぬ原因となったユーハバッハに復讐を決意する程には妻を愛しており、また息子も死と隣り合わせの滅却師の戦いから遠ざけ、一般人の生活を送らせようとする程度には大切に思っているが、圧倒的に言葉も態度も足りないという不器用さのためか息子には殆ど伝わっていない。
- アニメのおまけである『クインシー大全』では司会を担当。本編と異なり、分かりやすく息子を気にかけていたり、悪ふざけする一心に手痛い制裁を加えたりとコミカルな一面がみられる。