お優しいです
その坊ちゃまの優しさだけで充分に 真咲様はお喜びになられますよ
CV:能登麻美子
概要
物語本編時点では故人で、千年血戦篇の過去パートにて初登場した。身長162cm。誕生日は6月10日。
彼女自身も滅却師なのだが、混血統(ゲミシュト)であり、由緒正しい純血統(エヒト)の家系である石田家に仕えるメイドだった。当時の石田家の次期当主である石田竜弦に思いを寄せていたようだが、当時の竜弦には同じ純血統の黒崎真咲という婚約者がおり、彼女の恋は実らない筈であった。
しかしその後、藍染惣右介の暗躍に真咲が関わってしまったことから、真咲の身体に異変が生じ、そのことを彼女が竜弦の母に密告したことから、竜弦は真咲との婚約を解消せざるを得なくなる。
理由は真咲への嫉妬ではなく、あくまで異変が生じた真咲が純血統を守るという役割を果たせず、それを庇う竜弦が母親に責められるのを恐れての行動であり、加えて普段の竜弦ならば純血を保つ事を第一に考える筈と語っている。彼女に詰め寄った竜弦も叶絵の言い分がもっともだと内心で認めていた。
その後も、竜弦に怨まれることになりながらも、それでも竜弦に誠意をもって尽くしたことから、竜弦と結ばれることになる。
しかし、それから十数年後。
見えざる帝国皇帝・ユーハバッハが自らの復活に伴い「聖別(アウスヴェーレン)」と呼ばれる特殊な力を使って混血統滅却師から全ての力を奪ったため、身体の弱かった叶絵はそれに耐え切れずに死亡した。
余談
アニメの尸魂界篇と破面篇の間に挟まれたオリジナル「バウント編」において、雨竜の口から原作に先んじて彼女の人となりが語られており、曰く「いつも笑っているのに泣いているような人だった」とのこと。
また雨竜は相馬芳野というキャラクターに叶絵の面影を見ており、恋愛感情とも取れる思慕の念を抱いていた。
雨竜の母が「儚げで何処か影のある女性」というのは早い段階から決まっていたようである。
(もしくは、このセリフや相馬から逆輸入してキャラ設定が決められたとも考えられる)
本人が千年血戦篇のアニメに登場した際、担当声優の能登麻美子が同時期放送のアニメなどで母親を演じていたことや、竜弦の中の人とは某半妖漫画でパートナー役であることが話題になった。