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「違う……此ンナモノハ恐怖ジャ無い。僕ノ恐怖ハ 陛下ニ叱ラレル事ダけ!」

「其レニ比べレバ 戦イナンカに 恐怖モ 苦痛モ 感ジ無イ!!!」

概要

エス・ノト滅却師完聖体

発動すると、イエス・キリストを彷彿とさせる茨の冠を模した光輪(ハイリゲンシャイン)と同じく茨をモチーフにした翼が出現し、解剖された白目を剥いた死体だかゾンビのようなグロテスクな見た目に天使の輪がついた非常に不気味な姿となる。アニメにおける光輪の色は黒紫色。

体の前面に縫い跡があり、下半身の皮膚は垂れ下がり、さながらロングコートかロングスカートの病衣のようである。アニメでは正中線に沿って自身の体が裂け、そこから内臓が零れ落ちるが裂けた傷口を縫い、内臓を戻しつつ完聖体へと変貌するという更なる恐怖演出が追加された。

完聖体の名はヘブライ語で『視細胞の侵入者』(ta tar foles)を意味する。

後述する「目」や「視神経に直接作用する」能力にピッタリなネーミングと言えよう。

能力

「恐怖」の力がさらに強化され、自身の姿を見た相手を無数の目玉がついた膜で閉じ込めて発狂死させる力を持つ。この能力は神経にまで通用するため、細胞の活動を停止させるという対策だけでは防ぐことは不十分。

また、この際目を瞑って膜の目線から回避しようとしても脳裏に焼き付いた恐怖が更に倍増されてしまう。アニメではルキアに対し使用した際、一護織姫白哉の顔が腐り落ち、そこから無数の蟲が湧き出てルキアの全身を覆いつくすという、かつて白哉に見せたものと同じ恐怖のイメージを植え付けようとした。(その際発したルキアの絶叫は必見の価値ありである。)

一度その術を破られても、辺りから目玉のついた夥しい数の肉片をさながら大量の魚群の様に展開し直す事も可能。

「殺サナい殺サナい殺サナい殺サナい殺サナい殺サナい殺サナい!! オ前ハ絶対ニ殺サナい!!!」

「気ヲ失ウ事モ気ガ触レル事モデキヌマま 苦痛ト恐怖ノ海ニ沈メテ 死ネレバ幸セダト思イナガラ 永久ニ生キ永ラエサセテヤる!!!」

さらに激昂した時には上のイラストの様に身体のあちこちが腐敗し始め、そこから肉塊を生み出して巨大化。肋骨が皮膚から突き出し、左目が眼窩から垂れ落ちた更なるおぞましい形態を披露した。この時本体は顎にぶら下がっている。

エス・ノトの戦法全般に共通する点として、言動や立ち振る舞いから恐怖心を煽り、より自身の恐怖に効率的に嵌めていくが、逆に言えば恐怖心を拭うことさえ出来ればエス・ノトのほぼ全ての能力を無効に出来ることを意味する。

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