概要
尸魂界の中核をなす都市。
死神の本拠地であり、尸魂界の中でも生まれつき霊圧の高い住人「貴族」の屋敷も此処に在る。
一部は白い建物が無数に立ち並んだ無機質な街並みではあるものの、メイン画像のように花や木々もあり、店や娯楽施設すら存在する。
通貨単位は環。
最終章・千年血戦篇にて、瀞霊廷の影に潜んでいた滅却師の国家「見えざる帝国」によって一度消滅させられてしまうが、終戦から10年後の最終回では、ある程度まで復興したことが描写されている。
地理
形は円状で、流魂街とは地続きだが、非常時には霊圧を吸収する特殊な鉱石「殺気石」(せっきせき)で作られた白い壁が現れ、東西南北の門からしか入れなくなる。
門には順に青流門(しょうりゅうもん)、白道門(はくとうもん)、朱洼門(しゅわいもん)、黒隆門(こくりょうもん)という通称があり、兕丹坊を始めとした尸魂界中から選び抜かれた番人が警護している。
なお「門から門まで歩いて10日」という説明があるため、全体は一周するのに徒歩で40日かかるほど巨大。
一般の人間では時速4キロで歩行するため、食事も眠りも休息もせずに10日歩き続けると960キロ、東京の新宿から山口市あたりまでの距離。もし単純計算をすると、瀞霊廷の外壁はおおよそ3840キロ越えで、その面積はざっと120万平方キロメートルで、日本列島の面積の3倍であり、南アフリカと同等サイズである。
ちなみに石の断面にも霊圧遮断効果はあるため、実態は球状の結界で覆われているイメージ。
またはるか上空に、霊王を始めとする王族が居る「霊王宮」がある。
組織
40人の賢者と6人の裁判官からなる、尸魂界の最高意思決定機関。
詳細はリンク先を参照。
死神達が所属している、実働部隊の一つ。
それぞれの隊の隊舎・宿舎や、関連施設(技術開発局など)も廷内にある。
詳細はリンク先を参照。
- 鬼道衆
実働部隊の一つ。鬼道に秀でた死神によって構成される。
- 隠密機動
実働部隊の一つ。詳しくは⇒二番隊の記事へ
- 真央霊術院
2000年以上前に元柳斎が創設した、死神の養成機関。
当初は「死神統学院」と呼ばれていたが、途中から鬼道衆・隠密機動も育成するようになったため今の呼び名になった。現在も「統学院」と呼ばれることもある。
京楽春水と浮竹十四郎は同期で、この学院出身で初めて隊長になった人物。
また、朽木ルキア・阿散井恋次・吉良イヅル・雛森桃も同期(ゲーム『Brave Souls』では2066期生とされている)で、檜佐木修兵は4人の5期上。劇場版第2作『もう一つの氷輪丸』では日番谷冬獅郎と草冠宗次郎は4人より後輩。
施設
- 双殛の丘
メイン画像奥の、処刑用具「双殛」(そうきょく)がある大きな丘。
瀞霊廷のほぼ中心に位置すると思われ、尸魂界篇や劇場版第3作『Fade to Black 君の名を呼ぶ』では終盤の舞台となった。
地下にはかつて浦原喜助と四楓院夜一が修行場として使用していた空間があり、黒崎一護も此処で卍解を会得した。
- 懺罪宮(せんざいきゅう)
メイン画像中央の白い大きな建物で、尸魂界篇でルキアが囚われていた場所。
- 大霊書回廊(だいれいしょかいろう)
中央四十六室の地下議事堂にある、尸魂界全ての事柄が強制的に集められる場所。
- 清浄塔居林(せいじょうとうきょりん)
中央四十六室の構成員用の居住区画。
- 真央地下大監獄
一番隊隊舎の地下にある全八階層に分かれた監獄。
第三監獄「衆合」、最下層・第八監獄「無間」の二つが判明している。
- 綜合救護詰所
廷内の病院。四番隊の管轄で、医師は全て同隊員であり、同隊舎が病棟となっている。
- 地下特別檻理棟
通称「蛆虫の巣」。二番隊隊舎敷地内の地下にあり、護廷十三隊内の危険分子を幽閉するための施設。かつて涅マユリや阿近が閉じ込められていた。
その他
- 真央施薬院
貴族の屋敷街にある、貴族専用の病院。
- 眼鏡の銀蜻蛉(ぎんとんぼ)
歓楽街にある、恋次行きつけの眼鏡店。店主は元六番隊副隊長・銀銀次郎(しろがねぎんじろう)、副店長はその娘で同隊第九席の銀美羽(みはね)。