概要
作中世界における死後の世界・「尸魂界」のうち、瀞霊廷をぐるりと取り囲む下町の部分の名称。
一般的に地上(現世)で死んだ人間の魂が辿り着くのはこちら。
しかし恐らくだが、現世から流れてきた者だけでなく流魂街の生まれの者もいると思われる。
東西南北の4つの区域からなり、さらに各区域は80の地区に分けられている。
住人の暮らし
風景は江戸時代の街並みを保っている。
霊体のため餓死することはないが地区によって貧富の差はあり、数字が少ないほど治安が良く、多いほど治安が悪い。これは送られてきた霊が生前どういう人物だったかも関わりあると思われる。
ルキアは第1話でサラリーマンに対して「気安いところ」と言っているが、これは彼がそれほど悪辣な人間ではないため、治安が悪くない地区に飛ばされるであろうという確信があった故の台詞かもしれない。
特に最も治安が悪い最下層の79地区や80地区は地獄行きになっていてもおかしくなかったような者たちが多くおり、流血沙汰が絶えない。
流魂街の住人が死神に志願することもある(朽木ルキア、松本乱菊、阿散井恋次他)が、やはり地域差別はある模様。
主な地区・人物
流厳
東37区。
千年前、雀部長次郎が山本元柳斎重國に初めて卍解を披露した場。
アニメ『千年血戦篇』にて明かされた。英語版の字幕によると読みは「りゅうごん」。
花枯(かがらし)
東62区。
松本乱菊が市丸ギンと出会った地区。
小説「The Death Save The Strawberry」で判明。
逆骨
東76地区。
異形の土着神がいると言われている場所。
初代十三番隊隊長・逆骨才蔵の名字と同じで、読みも同じく「さかほね」と思われる。
潤林安(じゅんりんあん)
西1区。
日番谷冬獅郎が雛森桃やおばあちゃんと住んでいた地区(3人に血縁はない)。
またルキア奪還を果たすために黒崎一護たちが初めに訪れた場所でもある。
ちなみに藍染の言動から、浦原の穿界門は西流魂街にしか行けないとのこと。
戌吊(いぬづり)
西78区。
朽木ルキアや阿散井恋次の住んでいた地区で、下から3番目の治安であるため盗みや犯罪になりそうなことが絶えなかった。
草鹿(くさじし)
北79区。流血沙汰さえ日常茶飯事。
草鹿やちるの名字は、この地区で出会った更木剣八によってつけられた。
更木(ざらき)
北80区。こちらも流血沙汰は日常茶飯事。
更木剣八はここから名字を自分でつけた。
その他出身者
ルキアの姉で朽木白哉の妻。
住人
- 冬獅郎の祖母(仮名)
前述の通り、血の繋がりは無いが2人の面倒を見てきた。
冷たい雰囲気と銀髪で避けられてきた彼にも優しく接しており、彼からも休日に会いに行くほど懐かれている。
なお雛森との関係性は不明。
元・五大貴族の一角だが、没落する前から流魂街に住んでいた。
現当主・空鶴のつくる玄関先のモニュメントが独特なためか、移転が多い。