※この項目はBLEACH最終章の大きなネタバレ情報を含みます。原作・アニメ未視聴の方は閲覧注意!
ミミハギ様 ミミハギ様
天より降りし 神の手の御眼の力を差し伸べた給え
ミミハギ様 ミミハギ様
吾子腑喰らう病を殺し 代わりてその腑を喰らい給え
概要
その正体は霊王の右腕。涅マユリ曰く「静止を司る存在」とされており、見た目は右腕そのもの。手の甲側に一つの目と羽衣の様な物を持ち、着物を着た姿をしている。
漢字表記は『御身接ギ様』。(「接」は訓読みで「はぐ」とも読む)
遥か昔に天から東流魂街七十六地区「逆骨(さかほね)」に落ちてきたとされており、そこの住民によって信仰されていた。浮竹は幼少期に肺病を患い生死を彷徨ったが、信心深い両親は逆骨のミミハギ様の元に赴いて肺を捧げる祈祷を行った。その結果この神が取り憑いたことで浮竹は生き延びることができ、隊長格として働けるほどまでに快復する。
アニメでは浮竹が自身の依代となる際、原初の海に似た精神世界と思しき場所にて手の甲の目から零れ落ちた涙を浮竹が飲み込む=依代の儀式が完了し命拾いするという描写が追加された。
その際、一瞬だが浮竹の髪色が黒くなったり、真っ黒なミミハギ様のような姿に変異する等の変化が見られた。
能力
「前進」を司る左腕と違い、「静止」を司る性質を持つ。
その能力は浮竹の肺病の進行を止めたこと、尸魂界の崩壊を防いだことで存分に発揮された。
活躍
ユーハバッハが霊王宮に侵攻し、霊王が殺害された際に浮竹が切り札として神掛を行ったことで顕現、三界の崩壊を食い止める役目を受けた。しかし、その後ユーハバッハに力を吸収されてしまう。
また、ミミハギ様に肺を食わせることで生き延びてきた浮竹はこれが原因で瀕死となり、後に死亡した。
余談
その善性について
浮竹の斬魄刀が始解をすると二刀になる理由について、京楽は彼に宿っていたミミハギ様の影響であるという推測をのちに述べている。
概要で上述した通り異形の身体を持ち、また浮竹が行った神掛けに依る能力発動の絵面がかなり禍々しいこともあって不気味な印象を持たれるが、彼(?)が行った所業を(一部推測も交えてだが)以下に要約すると、
- 死を待つばかりだった浮竹の不治の病の進行を止め、以後1000年以上にわたり浮竹の臓腑の代わりをして生きながらえさせる
- 浮竹の斬魄刀を2刀に強化し、彼の力の手助けをする
- 浮竹が神掛けを行い彼の命すべてをささげたことで、霊王の死による三界崩壊を食い止める
と、徹頭徹尾浮竹のために、また尸魂界(および三界)のために活動をしている。
もっと言えば彼のもととなる存在であった霊王に対して死神たちが行った仕打ちを鑑みると、直接の主犯格に縁もゆかりもないとはいえその眷属たる死神の子であったにもかかわらず、浮竹を上記のように命を助けたばかりか少なからず力添えをしていることを鑑みると、恨むどころか慈悲を与えていること自体奇跡のようにも感じられる。
よほど逆骨の住民に永く手厚く祀られていたのだろうか?
浮竹のポエムに関する考察
わたしはかつて あなたであり
あなたはいずれ わたしとなる
せめてあなたの背にかかる
命の軽からんことを
以上はアニメ版千年血戦篇 28話の次回予告で語られた浮竹のポエムだが、これはミミハギ様が浮竹に語りかけているのではという考察がある。
「わたしはかつて あなたであり あなたはいずれ わたしとなる」
⇒ミミハギ様の力を受け取ったことでミミハギ様を身に宿し、いずれは浮竹自身が霊王の身代わりとなって命を捧げることを暗示している?(上記の通り、アニメ版の描写ではミミハギ様の力を得た直後の浮竹が一瞬黒いミミハギ様に変異している)
「せめてあなたの背にかかる 命の軽からんことを」
⇒霊王の代わりという重責を負う苦しみがせめて軽いものであることを願っている?
実際にアニメ版の劇中でミミハギ様が浮竹に対し憐れむように涙を流していることから、彼の境遇、そして未来に対して同情していることがうかがえる。
上記の解釈はあくまでも推測だが、上述した彼の行いの結果を見る限り、やはり相当に慈悲深く優しい神様であったことは間違いないだろう。
関連イラスト
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?????…霊王の左腕。
新田新…能力がほぼ同じ
アニメ「BLEACH千年血戦篇 相剋譚」29話のエンドクレジットにて、浮竹の弟妹5人のフルネームが明かされることとなったが、その内第二子から第四子までの名前の頭文字を取ると……
『見実萩』となる。