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(メイン画像左のグレー系のシャツの老人)

概要

CV

:坂口賢一池田知聡

63歳。

小山ひさえで、まさえみさえ(現姓野原)・むさえ姉妹の

そして主人公野原しんのすけと妹ひまわりの母方の祖父である。

熊本県阿蘇市周辺に住み、現在は定年退職後の生活を送っている。

名前について、「よしはる」と誤記されていた時期もあった模様。

中学校の教師で、教頭をしていたこともある。

基本的に生真面目で、みさえからは「古典的な九州男児の頑固親父」という主旨の言われ方もされている。

婿ひろしの父で、常日頃からおおらかな性格でよし治とは対照的な性格の銀の介とは、犬猿の仲のように見えて喧嘩するほど仲の良い関係にある。

ちなみにひまわりが生まれた際、互いに「あいつより先に帰るものか」と意地を張ってひろし家に長居をしてしまい、みさえから「ダブルジジイはよ帰れ」と悪態を突かれて怒らせてしまったことがある。

不良学生たちを怒鳴りつけて注意したことがあるが、逆に「時代遅れのカミナリオヤジ」とバカにされてしまい自信喪失するという意外と脆い一面もある。しかし、そこへ通りかかったしんのすけと銀の助の会話を偶然聞き、しんのすけの「ちょっとうるさいけど九州のじいちゃん好き」と、銀の助「骨があっていい男」という言葉を耳にし陰でこっそり涙を流すほどに喜び自信を取り戻した。

性格

前述の通り外出する際は常に背広姿だったりと、生真面目で頑固で頭のカタい人物であり典型的な亭主関白。自らを「九州男児」と誇らしげに呼称している。このためスケベで軽薄な銀の介・ひろし親子とはウマが合わず、銀の介とはしょっちゅう言い争い、ひろしからも露骨に苦手意識を持たれていた。アニメでは、みさえの恋人として紹介されたひろしと顔を合わせるが怒りを爆発させてしまい、ひろしを追い払ってしまっている。

と、こう書くと厳格な男性に思えるだろうが、登場回数が増えるに連れて「実は女にだらしない」という浮気性な一面が描かれるようになった。女の前で自己アピールしてモテようとするたびに妻ひさえから睨まれるという構図は、野原家の夫婦そのものである(まぁひさえの方もみさえ同様イケメン好きな為人のことは言えないのだが…)。これらの一面は孫であるしんのすけとひまわりにしっかり受け継がれてしまっている。

また妻やみさえに対し上から目線な態度を見せるが、本気で怒った二人にはまったく太刀打ちできないためかかあ天下(父親の威厳無し)となっている。またアニメでは、ひさえの献身ぶりは戦略であり、よし治は「妻がいないと何もできないので肝心の場面では妻に逆らえない」とまさえに見透かされている。

回が進むに連れて、彼自身も次第に丸くなってきており、ひろしとも打ち解けて話すようになり、前述の通り銀の介とは実際には「喧嘩するほど仲がいい」関係である。また、銀の介同様にしんのすけ、ひまわりを溺愛する良き祖父である点も同じである。

エピソード

むさえがニート生活していることをしんのすけから聞き、突然、野原家を訪れ無理やり実家へ連れ戻そうとする。その際に見合いをして身を固めさせる旨を告げた。強硬な態度にむさえも「本当はカメラマンを続けたい」という本心を叫んでしまう。これこそがよし治の狙いであり、むさえの本心を引き出させることが目的だった。実は幼少期のむさえにカメラを向けられたことがあり、その時に思わず笑顔を見せた写真を撮られていた。この時の写真は今でも持っており、それをむさえに見せ励ましたことでやる気を取り戻させた。そこで「3ヵ月でカメラマンとして芽が出なかったら熊本に帰郷する」と言い渡し、またひと騒動となるのだった。

なお、声を演じた坂口賢一、池田知聡は両名とも九州出身であることから、よし治の九州方言は自然なものとなっている。坂口に至ってはよし治の出身地である熊本出身である。また、2001年まで銀の介を演じた松尾銀三も九州(大分県)出身であった。

家族・血縁者

小山ひさえ:妻

小山まさえ:長女

野原みさえ:次女

小山むさえ:三女

野原ひろし:婿

野原しんのすけ:孫息子

野原ひまわり:孫娘

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