概要
野原一家の自動車。メーカーのオッサンは漢字で「乙産」と書く。名前の由来はおそらく日産プリメーラ。車体モデルはプリメーラとパルサーを合わせたもの。
野原家の自動車は当初は青い3ドアのハッチバックタイプで、1996年6月7日放送の「ついに新車を買ったゾ」からは緑のセダンタイプになった。
しかしひろしは電車通勤で駅前に駐車場もないことからみさえが買い物やバスに乗りそこなったしんのすけを幼稚園に送るために運転することが多いが、みさえは免許こそあるがペーパードライバーでぶつけたままにした結果、エンジンオイルが漏れてエンジンが焼き付けを起こしてしまい、修理方法がエンジンの載せ替えしかないことから、このアンジェリーナ購入のきっかけとなった。ナンバーは「春我部58 ん5309」スピードメーターは220km/hまである。
その後もみさえがしんのすけを送迎しようとして間違えて高速道路に乗って栃木に行ってしまったり、劇場版『アッパレ戦国大合戦』ではタイムスリップして天正2年(1574年)の戦国時代へしんのすけを追う野原一家共々タイムスリップ。大蔵井高虎との合戦ではひろしの運転で一家総出で助太刀として参戦、火縄銃でフロントガラスを割られる、柵をブチ破るなどしてボロボロになりながらも、数多の兵隊相手に爆走・攪乱し大活躍した(表の絵がそれである)。
しかし、やはりみさえの下手な運転がたたってボディが傷だらけになったりエンジンのかかりも悪くなり(ドアを蹴とばすとかかる)、しんのすけが窓掃除をしようとしてワイパーをずらしただけでとれるなど次第にボロボロになっていき、一度は新車への買い替えも考えたが、ひろしの思い入れの強さと経済的余裕を理由に断念した。
そして原作者の故臼井儀人氏逝去後のプロダクション制作のエピソード(テレビアニメでは2016年12月の初放送回)において、みさえが車庫入れに失敗してサイドミラーを派手に折ってしまい、修理見積の結果買い換えた方が安く済むと勧められる。
家族で悩んだ末、ついにステーションワゴン型のミニバン(同じようなグリーン色)への買い替えを決断。
アンジェリーナは納車と同時に引き取られ、廃車になる可能性もあると告げられた。
ひろしは、「お前との日々、楽しかったよ…」、「さようなら、うちの車…」と感謝と別れの言葉を口にした。
余談
車体ナンバーの5309は「こすりまくる」のアナグラム。