ステーションワゴン
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すてーしょんわごん
乗用車の形状の一種で、主に車高が低く荷室が長い5ドアハッチバック車を指す。
元々はノッチバック型のセダンの荷室を後ろに伸ばした乗用車のジャンルである。
他にも「シューティングブレーク」や「エステート」など様々な呼び名があるが、2020年現在の日本ではあまり使われなくなっている。
車高は低く荷室が広めで、後部座席を倒せばより多くの荷物を積めるのが特長。
日本においては、国土交通省が市販車の衝突耐久性の実験に用いる基準に基づいて似たような形状でも3列シート車はミニバンとして扱われる。
積載性以外のメリットとしては、車高が低いので機械式駐車場や低い高架下をクリアしやすく、高速走行や強風時の走行安定性も比較的高い事などが挙げられる。
その一方でセダンの後部をかさ上げした事による重量バランスの悪さと座席と荷室の同一空間化から、旋回性や加減速のしやすさ、静粛性、快適性、ボディ剛性で劣っており、ワゴンやミニバンと比べると積載量にも負けてしまうというデメリットがある。加えて頭上空間も狭くなりがちで、一部の車種やグレードを除けばスポーツ走行や長距離をのんびりゆったり移動するのには向いていない。
日本ではアウトドアレジャーでの使用目的から人気がで始めるようになり、1990年代に最盛期を迎えた。
その後はより積載性に優れたミニバンと市街地向けとしても設計されるようになったSUVに押され、ラインナップから撤退したメーカーもある。しかし乗用車としては走行性能が優れている方であり、歴史も長く格式のあるタイプでもあるため現在でも一定の人気を集めている
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