概要
乗用車のうち、後部座席とトランクルームとの間に段差状の屋根部分があるスタイルを指す。
乗用車として長い歴史を誇る伝統的な形状であり、現在も世界の幅広い地域で最もスタンダードなクルマのイメージ像となっている。
ハッチバック車と比べると全体像が引き締まっており、水平基調のフォーマルで落ち着いた印象を与える。
また構造上、
・後部座席への騒音振動の影響が少ない
・重心は低く空気抵抗は少なく、旋回性と走行安定性に優れてスポーツ走行に向いている
・独立したトランクルームやバランス調整によるロングノーズ化でクラッシャブルゾーンを確保しやすく衝突耐久性に優れる
などの利点がある。
このような特徴から、快適性、高級性、スポーツ走行性を重視するセダンやクーペに多く採用されている。