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崑崙八仙拓美

ころばせたくみ

崑崙八仙 拓美(コロバセ タクミ)は、マンガ及びテレビアニメ「紅殻のパンドラ」の登場人物。
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CV:三宅麻理恵

概要編集

七転福音の遠縁の親類で、電脳マーケティングを牛耳る崑崙八仙財団の総帥。ウザル・デリラとは親友にしてライバルで、ウザルが対等な立場で接することができる唯一の人間である。


以前はポセイドンに研究員として所属しており、その頃は「1093号」と呼ばれていた。「タクミ」の名は「10(た)9(く)3(み)」という語呂合わせであり、ウザルによる命名であるため本名は不明。


本作の時代では数少ない電脳化した人間の一人で、普段はうなじの端子をゲルツェコマに接続し、電脳世界で行動する。


作中における動向編集

「適合者」である福音に興味を持ち、福音を施設から引き取った。本人は「わからんちんな施設からぶんどった」と発言している。なお、所有権がウザルから福音に譲渡されたクラリオンも同居させることになる。


初登場は福音たちをこっそり偽装空間(テラリウム=電脳世界)に誘い込んでいる。その後、偽装空間で嫌がるクラリオンの耳を強引に触ろうしたことが原因で福音の怒りを買い、パンドーラ・デバイスのスキル・ハッカー(ウィザード級)を発動した彼女の攻撃で偽装空間のデータを粉々に破壊される。なお、福音は拓美の家で有線をした時点でそこが電脳空間であることに気付いており、「お散歩ゲーム」をしていたものと考えていた。拓美は「軍のAIすら欺いた」自信作の偽装空間」が通用しなかった福音を「天然の防壁持ち」だと見抜き、「思ったより面白い子だや」と考える。


人物像編集

ネネよりも小柄で、幼い少女のような外見・体系(ブエル曰く「限りなき平野」)だが実年齢はウザルの一つ下である。福音から「おばさま」と呼ばれる事を嫌って「タクミちゃん」と呼ばせている。語尾に「だや」と付けて話す。


極度の対人恐怖症で、普段は自宅のシェルターに引き籠っている。体を動かすのも面倒くさいらしく、身の回りの世話はすべてゲルツェコマに任せきりにし、電脳空間やゲルツェコマを介して活動している。

崑崙八仙財団総帥として表に出る際は社交用の遠隔操作義体を使用し外見と口調を欺瞞しているが、これは対人恐怖症に加えてとある事情により身を隠しす必要があるためである。


欲深くプライドの高い性格で、ウザルに対する対抗意識が強い。隙あらばクラリオンやブエルの機密プログラムなどを解析しようと画策しており、時にはブエルを分解しようとすることもあるが、そのたびに福音とクラリオンに阻止され、制裁を受ける。


一方で、福音のことは一人の「人間」として大切に思っており、学校に通わず仕事を探そうとする福音については「子供の自覚が足りない」と嘆息している。クラリオンに対しても、機械的に人を殺したり見捨てたりすることを禁じ、「それを破ったら福音のそばにいるたった一つの資格を失うことになる」と釘を刺している。


その一方でウザルの発言によると、福音以前にも(完全ではない)義体適合者を貰い受けては、好ましくない結果になったことがあるようである。ウザルに負けず劣らずの性格破綻者である。


技術者としての腕前は本物であり、社長としてはメガテク工業や大日本技研、セラノ・ゲノミクスなど、どこかで聞いたことのある企業のパテントも行っている。また、多脚戦車ゲルツェコマをウザルと共同で開発している(構想は拓美、基礎設計とデザインはウザル)。


第3巻の士郎正宗設定メモでは元デザインである長身の拓美とそのSPの姿が公開されており、後の10巻ではその元デザインの拓美とSPが社交用の義体として登場している。


好物はチョコ

それも食生活のほとんどがチョコに侵食されているレベルの重度のチョコ好き。

また、自宅に巨大な冷凍庫を備えており、その中にカロリービタミン(チョコ味)という某カ□リーメイトめいたチョコを大量に保管している。もちろん箱で。


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紅殻のパンドラ

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