CV:西墻由香(コロコロテレフォン、コロコロオールスター小学校など)
「オレっちはゴクオー!大好物はウソだ!」
「ウソをもってウソを征す。それがオレっちのやり方だ!」
「ウソだよ〜!」
「初代閻魔大王、地獄王」
「ウソのつけない『舌』のプレゼントだ!大事にしなよ」
概要
ウソが大好物の少年で、ウソを付くのも暴くのも大好きだが、逆に正直者には基本的に興味無し。
一人称は「オレっち」。シガレッチョという煙草を模したチョコレートの駄菓子が好物で、よく口に咥えている。
その正体は地獄からやってきた初代閻魔大王「地獄王(ジゴクオー)」であり、見た目は子供だが実際は何万年という時間を過ごしてきている。
ちなみに学校には“ウソツキ ゴクオー”という名前で通っている(テストの名前の記入欄や、進級によるクラス替えの一覧表など)。
人物
意地が悪く自由奔放な性格で、他人に嘘をついて驚かすのを楽しんでいたりするが、誰かを傷付けたり悪事を誤魔化す様な卑怯な嘘は絶対につかない。ウソツキながらも、約束は絶対に守るなど義理に篤い一面もある。また、地獄の部下を「友達(ダチ)」と呼んだりする様なフレンドリーな部分もあり、部下からも信頼されている。
どんな悪口を言われても平気(本人曰く「ウソツキは疑われてナンボ」)だが、ウソについては絶対のプライドを持っているため「つまんねーウソつきやがって!!」など自分のウソを馬鹿にされる様な事を言われると怒り、下手をすると本人の記憶が飛び周囲に異常現象が起きる程の憤怒状態になるので、嘘に対する悪口は禁句である。
地獄で数え切れない程の罪人を裁いてきたのもあり、当初は人間を愚かな存在だとしか見ていなかった。しかし次第にその考えに疑問を抱く様になり、「生ける人間のウソが知りたい」という理由で現世に降り立ち、そこで天子と出会う。
天子を始めとする八百小学校の同級生達との交流を経る内に、前述の通り愚かだとしか思っていなかった人間への評価を完全に改め、最終的に「尊敬している」とまで思える様になった。
特に天子の呆れる程のお人好しさと底無しの善性を深く気に入り、普段はウソでからかう事が多い反面、彼女がピンチに陥れば必死になって助けようとするなど、回を追うごとに天子との絆は強固な物となっていった。
ちなみに、夏休みで学校がないなどの理由で1ヶ月以上マトモな嘘が見られなくなると夏バテならぬ“ウソバテ”状態になってしまい力が出なくなってしまうが、卑怯な嘘や天子の「おもしろくヘタなウソ」を見た際には復活した。
作品内での行動
相手の話の中に少しでも「卑怯な嘘」の匂いを感じたら瞬時に相手に嘘勝負を仕掛け、相手の嘘を暴いていく。そして相手の嘘を完全に暴くと、反省の色が無い相手や逃げようとする相手を地獄に落とし必殺技『悪漢舌(アッカンベー)』で舌を抜き、代わりにウソのつけない舌をプレゼントする。
この技を受けると我に返った後に舌が勝手に動いて、本人の意志とは関係なく本当の事を言ってしまい、改心するか反省するまで嘘をつく事が出来なくなる。
彼にウソをつくというのは、喧嘩を売っているのと同じ事なのである。
また、相手の「卑怯な嘘」が余りにも悪質なものだったり、万引きや置き引き、オレオレ詐欺と言った犯罪行為をしていた場合は(相手の反省の色を確かめるまでも無く)問答無用で地獄に落とし、場合によっては特別な地獄に送り制裁する。
一方で、本当に心を入れ替えこれまで行った嘘と悪事を全て暴露し二度と嘘をつかないと誓った場合は、制裁は免除すると言った柔軟性も有る。
地獄技
- 悪漢舌
最も多く使われる地獄技。上記の通り相手の舌を抜く。派生技として軽めバージョンの『あっかんベッ!』や火責め地獄長・グンショーとの合体技『極炎悪漢ベー』、暗闇地獄長・カゲスキとの合体技『暗黒悪漢べー』、復活後サタンに使った『地獄幹部悪漢べー』、ナナシノとの決戦時で使用した『大悪漢ベー』もある(ただし、舌を抜かれた後は通常と同様)。
- 針千盆(はりせんぼん)
名前通り大量の針を発射して相手の口に入れる技。初登場は第4話で地獄でウソをついた禊を裁くために使用した。
- 余裕綽笏(よゆうしゃくしゃく)
巨大な笏で相手を叩き付ける大技。地獄で悪さを働く者を裁くために使われる。
- 因果王砲(いんがおうほう)
ボール状に変化した冠を地面へ投げ付け、強大な龍の炎で焼き尽くす。
- 指斬拳万(ゆびきりげんまん)
連続パンチを放ち、その一撃ごとに自身のため何かをしようとしてくれた人々の記憶を相手の脳内に刷り込ませる。サタンとの決戦時に、自分のため動いてくれた人がいた事を思い知らせるために使用した。
- 天国地獄大地獄(てんごくじごくおおじごく)
ユーリィ、サタンとの合体による天地融合技。ネクストとの決戦時に使用。
- 鉄砲刃無(てっぽうばなし)
魔男との決戦時に使用した技…だが実際はその様な技は存在せず、暴走していた魔男に自身の膨大な魔力を送るだけのものであった。
- 嘘最砲弁(うそもほうべん)
ゴクオーとそのオーラであるジュウオウの合体技で、お互いのペンチを組み合わせて相手をふっ飛ばし、ハザマへと送る技。ウソ最終回におけるサトリとの決戦時に使用。
関連イラスト
関連タグ
ネコカラス 小野天子 ユーリィ・L・神城 サタン(ウソツキ!ゴクオーくん) ナナシノ 魔男(ウソツキ!ゴクオーくん)