「わたしは絶対にやってないから。だいじょうぶ。ぜんっぜん平気だよ!」
「こわくないったら……、こわくない!……。だから、ゴクオーくんの記憶をわたしから消さないでぇ…!」
概要
ゴクオーのクラスメイトで、ゴクオーからは「天子ちゃん」と呼ばれている。クラスは5年2組→6年2組。
初期設定では眼鏡を掛けており、ウソは絶対許さない性格となっている。また、作中ではその初期設定を引き継いだと思われるクラスメイトの学田学が登場している。
人物
馬鹿正直で心優しい性格。得意科目は国語で、苦手科目は体育。好きな給食はあげパン。6年生に進級してからは保健委員を務め、折り紙クラブにも所属している。
事件の黒幕や第三者によく犯人に仕立て上げられたり(これに関しては彼女だけに限らず、他の児童にも言えることである)、授業中に転んで怪我をするなど結構な不幸体質でよく失敗もしてしまうが、それでも諦めない芯の強さを持っている(この面はゴクオー・クラスメート達・地獄関係者・ユーリィから一目置かれ、更にはサタンやネクスト、ナナシノや魔男達からも認められている節がある)。
“ワッピー”という名の犬のキャラクターがお気に入りで、グッズを多数所持している。
面白いウソ(自分のためでは無く人のためにつくウソ)をつく事でゴクオーに気に入られ、以降は彼と行動を共にする様になる。
普段はゴクオーのウソにからかわれて振り回される事が多いが、ゴクオーに幾度と無く危機を救われる内に彼への絶対的な信頼が芽生え、固い絆で結ばれるに至った。
作中ではその底無しの善性を天国からやって来たユーリィこと大天使ウリエルに目を付けられる。
5巻では、天子を天使にしようと企んでいた彼によって天国へ連れ去られ、人間・小野天子としての存在も抹消されそうになるが、ゴクオーと地獄長達の活躍により無事に救出された。
名前の由来
他のキャラクターは特徴や性格をもじった奇抜な名前が多いが、なぜか天子だけ「小野」という普通の名字となっている。
これは平安時代に実在していた役人・歌人である小野篁が由来となっており、実際に作者の吉もと誠が公式アカウントにて公言している。
小野篁は昼間朝廷で官吏の仕事をしているが、夜は井戸を通って地獄へ行き、閻魔大王の補佐をしていたという伝説がある。まさに閻魔大王であるゴクオーと関わりを持つことになる彼女にとってピッタリの名字である。
また、第5話ではほとんど天子は登場していないものの、代わりに“高村国助(たかむら くにすけ)”というゲストキャラクターが登場し、名字の「高村」は小野篁の名前である「篁」が由来とされている。
関連イラスト
関連タグ
ゴクオー ネコカラス 番崎竜丸 尼里ゆめ 茂部美知代 桐森リヨ 盛杉 ユーリィ・L・神城 サタン(ウソツキ!ゴクオーくん)