チョコチップクッキー
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ちょこちっぷくっきー
お菓子のクッキーのうち、チョコレートのチップが混ざったもの。
時は1938年、ルース・グレイヴズ・ウェイクフィールド氏が「トール・ハウス・イン」という料理店を経営していた頃、『バタースコッチやクッキー、ナッツとは、また違ったものをお客様に提供したいなぁ・・・』と考えていた。 料理人のスー・ブライズ氏と一緒に、ネスレのチョコバーを溶かしてチョコレートクッキーを作ろうとしたが、そのチョコが上手く溶けなかった事が始まりとされている。
※このクッキーのレシピをネスレに送ったウェイクフィールドは、一生分のチョコレートを支給されたという。
同年に出版されたウェイクフィールドの料理本「Toll House Tried and True Recipes」に
Toll House・Chocolate Clunch・Cookie (トールハウス・チョコレートクランチ・クッキー)として初めて掲載された。 書籍に掲載されて間もなくアメリカに広まり、各家庭で食べられるクッキーとなった。
それは、第二次世界大戦の最中に起きた。海外の駐留していたマサチューセッツ州の兵士が、祖国から送られてきた荷物に入っていたチョコチップクッキーを他の地域出身の兵士と分け合った。 クッキーの美味しさに胃袋を掴まれた何百人の兵士達は、家族に送る手紙に『このクッキーを送ってきてほしい!』という旨を綴り、ウェイクフィールドの下には『このクッキーのレシピを教えてください!』という内容の手紙が世界中から殺到し、チョコチップクッキーは流行を巻き起こしたのである。
月日は流れ1956年、イギリスにチョコチップクッキーのレシピが持ちこまれメリーランド州で最も売れているチョコチップクッキーとして名を広めるのであった。
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サクサク優しいチョコチップクッキー。 零れちゃう小さなカケラですら勿体ない。 甘くて美味しくて楽しい時間を。415文字pixiv小説作品