朝霧彩
あさぎりあや
「私はもう…ッ 人を殺したくないッ!!」
「今度は私が守らなきゃいけない…!!」
高ノ織中学校に通う中学2年生(2年B組在籍)。魔法少女サイトと出会った魔法少女の一人。
家族構成は父・朝霧次郎と母・朝霧桃子、高校2年生の兄・朝霧要の4人家族。
目の下にクマがあり、地黒だが白い肌、綺麗な黒髪ロングヘアが特徴的な少女。
人との会話が苦手な極度の引っ込み思案だが、誰よりも純粋で心優しい性格の持ち主。捨て猫のミャーちゃんを一人で世話し、いじめグループにミャーちゃんを殺されてしまった時は花を供えて弔うなど、常に他人を気遣う寛大な心と天使のような優しさを持ち合わせている。
しかし非常にデリケートでストレスを感じやすい性格でもあり、夜は眠れないことが多く、目の下のクマが取れないのが悩み。
クラスメイトの火本真から密かな好意を寄せられており、彩自身も自分の事を気にかけてくれる優しい彼に惹かれている。
引き金を引くとハートの形をしたピンク色の硝煙が飛び出し、自分や相手を使用者の感情の変化が強く起きた場所に転送させることができる(例えば潮井梨ナに使用した際、転送先がその日の下校時に火本と歩いていた場所になっているなど)。
魔法少女サイトとの出会い
学校ではクラスメイトの雫芽さりなと彼女の親友である貝島えりか・川野愛のグループからひどいいじめに遭い、家では歪みきった性格をした兄の要から虐待を受けると言う不幸な日々を過ごし、心身共に追いつめられ、「死にたい」とばかり願っていたが、ある日自分の部屋のPCに突如繋がった謎のwebサイト『魔法少女サイト』と出会い、拳銃型ステッキを与えられ、魔法少女となった。
魔法少女サイトから与えられたステッキを手にしたその日、さりな達グループの知り合いである男の先輩に襲われそうになり、逃避を図るが追いつめられ、悪化していく日々のいじめや虐待、男に乱暴されそうになる恐怖や子猫のミャーちゃんを殺されてしまった深い悲しみから「この地獄を終わらせて」と強く願った末に手にしたステッキを使うと、彩を追いつめたえりかと先輩は踏切内に瞬間移動して電車に轢かれ、無惨な事故死を遂げてしまう。
初めて使ったステッキとは言え、不本意にも人を殺めてしまった強い罪悪感に苛まれる一方、事故死した二人は元々校内でも評判が悪かったために二人の人間が死んだにもかかわらず、悲しむどころか喜ぶ人間がわずかにも存在していることに戸惑い、凶器を手にしたさりなに事故のことを激しく問い詰められてしまうが、自分と同じように魔法少女サイトから与えられたステッキを手にし、魔法少女となったクラスメイトの奴村露乃に救われ、運命的な出会いを果たした。
奴村から魔法少女サイトやステッキの秘密について教えられ、これから起きるとされるテンペストやステッキを狙う魔法少女狩り(マジカルハンター)の存在を知った彩は、魔法少女として過酷な運命に巻き込まれることになる。
因縁と残された時間
かつて高ノ織中に転校してきた際、人との会話が苦手な性格(所謂コミュ障)ゆえに周囲と打ち解けられず、運動音痴や反応の乏しさからクラスメイトの不興を買ってしまい、そのせいでさりな達グループに目をつけられ、いじめの標的にされるという、自分がいじめられるようになった経緯を奴村に打ち明けた彩は「たとえ一人でも立ち向かえるような強い人間になってほしい」という、彼女の言葉に励まされた。
その後日、訪れた奴村の自宅マンションにてステッキの使い過ぎで倒れた奴村を発見した際にサイト管理人・漆からステッキを与えられ、自身と奴村への復讐のために魔法少女となったさりなと対峙し、満身創痍で涙を見せながらも人を殺めた罪悪感を乗り越え、ステッキを駆使してさりなの猛攻から身を挺して奴村を守り抜いた上、さりなに強く反発する姿を見せて成長の第一歩を進んだ。
さりなとの攻防の後、魔法の使い過ぎで重態となり奴村と共に病院へ搬送され、生死の境を彷徨うが、別の地区からやってきた魔法少女・雨谷小雨によって奴村や梨ナと共に復活を果たし、魔法少女サイトが他にも存在することやテンペストの真実を知ることとなるが、「誰一人生かすつもりはない」ことに気付いてしまう。そこでサイト管理人捕獲計画を発案する小雨から共闘を持ちかけられたが、自分達が小雨の力で延命したとしても、ステッキの使用で一度消費した寿命が戻ることはなく、この先もう長く生きられないことを知らされた。
過酷な運命に巻き込まれながらも、次第に明るい顔を見せるようになった彩だったが、自身にとって初めての友達である奴村のある重要な事実を小雨と水蓮寺清春から聞かされた際は泣き崩れてしまう。しかし、覚悟を決めて立ち直り、思い出作りとして魔法少女達による海水浴を企画し、楽しい一時を過ごした。
兄の暴走と犠牲者
…しかし、魔法少女サイトの存在を知った兄の要が穴沢虹海のパンツ型ステッキを奪い、その力で殺人を犯す姿を目撃。彩は「この事実を仲間に伝えれば兄は殺されてしまう」と考え誰にも打ち明けずにいたが、密かに感付いてステッキを奪還しようとした清春が返り討ちに遭って瀕死の重傷を負ってしまい、強く責任を感じた彩は清春の怪我を癒すため自身の寿命を使用した。
(なお、諸事情で彩の元に居候していた奴村は、彼女から要が魔法少女サイトの存在に気付いたことを聞かされており、自身が所持していた虹海のステッキが紛失した後、彩が何か隠していることを密かに察し、瀕死状態の清春を抱えたあさひと共にみかりが駆けつけた際に要が虹海のステッキを盗み、それを使用したことにすぐさま気付いた)
要に一目惚れしたとは言え、不本意にも仲間を裏切ってしまった強い自責の念から絶望に閉ざされた虹海は命を落としてしまい、彩は妹として暴走する兄を最後まで助けようとしていたが、結局受け入れてもらえなかった。
そんな中、サイト管理人・漆の協力者である美炭貴一郎の助けによって、魔法少女達は虹海のステッキを手にした要の脅威から免れ、彩は兄の虐待からも解放されることとなった(ただし、要の行方を懸命に追う両親はもちろん、彩も美炭が要を拉致監禁した張本人であることは一切知らない。彩本人は要が行方不明になってから兄に関する話題を一切口にしていないため、彼のことをどう思っているか不明である)。
虹海の急逝及び兄の失踪後、虹海の死に一人強い罪悪感を覚えて部屋にこもり、悲しみに暮れる日々を過ごしていたが、行方を眩ましていたさりなから拳銃型ステッキを返され、再びステッキを手にすることとなる。
自己犠牲精神
ステッキを再び手にし、『魔法少女サイト』そのものが真の敵であることを確信、さりなの叱咤や自分を心配して見舞いに来てくれる火本の慰めの言葉もあって漸く立ち直り、虹海の告別式でもう誰も傷つけさせないことを誓う。
告別式後、再会した仲間達に全てのステッキを自分に預けてほしいと、姿を現したサイト管理人には自分以外の魔法少女は全員解放してほしいとそれぞれ交渉を持ち掛けるが、全ての交渉は拒否されしまう。その後さりなと行動を共にする魔法少女・禍沼アリスによって命を救われ、管理人強襲前に自身のステッキの力で仲間とある廃墟へ移動し、危機を脱した。
虹海の一件に一人強い責任を覚え、仲間のステッキを預かってまで全てを背負おうとしていた彩は、さりなから優しさだけでは誰も救えない現実を突きつけられてしまうが、奴村から強く諭され、仲間と協力して真の敵である魔法少女サイトを倒すことを改めて誓った。
最後の思い出作り
管理人奇襲作戦第二弾の決行前、
奴村と二人きりになった彩は、彼女と二人で最後の思い出作りをしようと奴村を誘い、竹下通りでわたあめやパンケーキを食べたり、スマホケースをおそろいで買ったり、似顔絵や街道インタビュー、プリクラなど…、楽しい時間を過ごしていた。
魔法少女サイトと出会う以前は悲しい顔しか見せなかった彩、彩と出会う以前はすごく楽しい時に楽しそうな顔ができないのが悩みだった奴村は、互いにこれまでに見せることのなかった明るい顔で一緒の時間を楽しく過ごすのだった。
その夜、最期に充分悔いのない素敵な思い出を作った奴村が嬉し涙を流したことから、互いに「ずっと一緒にいたい」という本音を出し合い、涙を流して笑顔を見せる二人は…………………。
2018年6月に彼女のキャラクターソングとなる、「赤イ涙の先」が奴村のキャラクターソングと共に同時発売。
居場所のない絶望の中でしか生きられなかった彩が奴村の存在によって救われ、希望を見出だすことができたことが強く意識された歌詞となっている他、奴村のキャラクターソング「believe again」と対とも言える曲とMVになっている。
カップリング曲として収録されている「もしアナタが 消えようとも」は、アニメ第8話の挿入歌として使用されており、海水浴や竹下通りを二人で遊び歩く彩と奴村の姿も歌詞で描かれている。
魔法少女 悲劇のヒロイン いじめられっ子 天使/女神様/聖女 彩ちゃんマジ天使 朝霧彩生誕祭
湖村花夜:第2部における主人公。
高橋つらら:スピンオフ作品『魔法少女サイトSept』における主人公。
児上貴衣:自分と同じく拳銃型ステッキを手にした主人公。
コンビタグ
カップリングタグ
以下、重大なネタバレを含んでおります!!
最期の夜
サイト管理人奇襲作戦第二弾、品河区在住の魔法少女候補の少女の自宅周辺にサイト管理人・捌からステッキを与えられた小雨たち、世多谷区在住の魔法少女候補の少女が通う学校にサイト管理人・漆からステッキを与えられた彩や奴村たちとアリスが待機し、ステッキを届けようとする管理人を待ち構え、彩と奴村は手を繋いでいた。
しかし、サイト管理人達はひょっとこのサイト管理人・弐不在の経過報告会議で何かに感付いた漆から「今度からステッキを与える際は用心した方がいい」と警告されていたことから、品河区に現れたサイト管理人・拾肆は擬態を利用して身を潜めていたことで懐中電灯型ステッキを回収しようとした泉ヶ峰みかりを抹殺、紗雪と滝口あさひは拾肆に立ちはだかるも深手を負ってしまう。清春はこれまでステッキを酷使し過ぎたせいで寿命があとわずかとなって倒れ、小雨はすぐさまステッキで清春を助けようにも既に手遅れだった。
そして彩たちも世多谷区に現れたサイト管理人・拾に苦戦を強いられ、さりなと梨ナは満身創痍の虫の息となり、頼みの綱と言うべきアリスがステッキで時を戻さぬまま忽然と姿を消してしまい、万事休すと思われたその時、
スマホ型ステッキで彩と自分以外の全ての時を止めた奴村が寿命を使い果たし、そのまま安らかな顔で静かに息を引き取ってしまい、目尻に涙をためながらも、自らの命を賭けた奴村の思いを受け取った彩は奴村や仲間のためにも、拾の猛攻で満身創痍となったさりなと梨ナをステッキで瞬時に別の場所へと飛ばし、そして自身も拾肆によって深手を負わされた紗雪とあさひ、絶命したみかり、小雨とステッキの使い過ぎで寿命が尽きかけていた清春の元へ移動、小雨達もステッキで瞬時に別の場所へと飛ばした上で小雨のステッキで傷を治すことで、意識のあった者達は辛うじて一命は取り留めることができたが、小雨のステッキでも回復不可能な状態に陥っていた清春は、彩がステッキで寿命を分けてくれたおかげで九死に一生を得ることができた。
彩の拳銃型ステッキは、「みんなを守りたい」という強い想いからステッキの能力を引き上げることとなり、人の記憶や寿命を移動させることができるようになったが、彩は奴村を失って以来、声を出すことができなくなってしまい、会話の際は清春がステッキを通じて代弁を行っている。
管理人の猛攻やステッキの酷使で生死の境を彷徨う仲間を救うためにあとわずかであった自分の寿命を分け与えた彩の寿命は最早限界に近くなり、それを知ったさりなは、ステッキで自分の寿命を移すよう、彩に申し出た。
そして、小雨や紗雪、あさひや梨ナ、清春は彩のステッキで互いの残りの寿命を補填し合うことでそれぞれ約半分の寿命となり、新たな決意を胸にうち秘めた魔法少女達はサイト管理人と戦う時までに強くなるべく、ステッキの特性をより理解し、それを使いこなせるようにパワーアップを図り、情報や戦略・戦術を身に付けながら身を潜めていた。
全ては、自分達の力で魔法少女サイトのシステムを潰し、不幸の連鎖を断ち切るために…!!!
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コメント
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今日 私がここで 誰にも触れられず死んだとて 明日 私はここで あなたに出会えることが出来たのだろうか5,907文字pixiv小説作品 - BLEACH The Magical Girls Site
ENTER.4
今回はオリジナル要素が強くなったせいか長くなりました。 乾燥や評価も宜しくお願いします。 P.S. ブレソルの3周年キャラが楽しみです。9,490文字pixiv小説作品 今後に関する重大な事をキャプションに書きつつ、原作を完全にぶち壊すオリ主ものを書く。
諸事情により、今後執筆活動が続けられなくなる可能性が浮上しました。 一応代筆を頼むつもりではいますが、おそらく引き受けてはくれないと思われます。 その為、現在執筆中の作品などが未完のまま終了してしまう可能性があります。 一応大鴉の勇者に関しては結末までの大筋はできており、『あらすじ』という形で大雑把なところは書けています。あれを読むだけでもある程度小説としては成立しますが、どうしても本編ほどの出来とはなりえません。 あらすじ含め設定資料を公開するか否かはアンケートを行っておりますので、どうぞよろしくお願いします。2,723文字pixiv小説作品遊者(ゆうしゃ)要と呪われし魔王の花嫁
朝霧要くんお誕生日企画第3段です。 一人アンソロ企画です。 ド●クエネタ。 ドラクエガチファンに叱られそうな内容なのでドラクエすきは見ない方が良いかも知れません。 第4段はエロです。5,822文字pixiv小説作品- BLEACH The Magical Girls Site
ENTER.7
投稿が遅くなって申し訳ありません。 あと、BLEACH側の時系列を地獄篇終了後に変更させていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 P.S. 映画BLEACH見ました。あまり期待していなかったけど、思った以上にBLEACHでした。 大満足とまでは言えないけど、なかなか面白かったです。 ブレソルで陛下が追加されたので、そろそろアニメ第二期やってもいいんじゃないでしょうか?6,340文字pixiv小説作品