「クズはお前だよ バーカ」
「この僕が神そのものだ―ッッッ フヒヒィィィイイイィィ!!!!」
プロフィール
年齢 | 16歳 |
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誕生日 | 1月13日(やぎ座) |
身長 | 172cm |
体重 | 52kg |
BMI | 17.6 |
血液型 | AB型 |
出身地 | 東京都 |
趣味・特技 | 勉強、スポーツ、囲碁、将棋、散歩 |
長所 | 記憶力が良く、全てにおいて万能 |
好きなもの | カレーライス、お風呂、DV |
苦手なもの | 動物、父親 |
CV | 岡本信彦 |
概要
主人公・朝霧彩の兄。三陽堂院高等学校に通う高校2年生(2年4組在籍)。
頭脳明晰・身体壮健・容姿端麗。東大合格確実の秀才として父・朝霧次郎や周囲から期待されている、黒髪(アニメでは若干青みがかっている)の眼鏡男子。
しかしそれらは全て表向きの顔に過ぎず、かつて東大に落ちた父から過大な期待を寄せられ、時に暴力も振るわれる生活ゆえに本性は醜く歪み切っており、精神的ストレス解消と称して妹の彩を日々虐待している。
自分自身にしか価値を認めておらず、心の中で他人を見下しながらニコニコと接して幸せを感じている。自分や自分に良くしてくれる母・朝霧桃子以外の全てを「クズ」と見下し、自分は神のような存在なのではと本気で思い込んでいる(洞察力の鋭い奴村露乃は「あんなクソみたいにうさん臭い顔をした人は久々に見た」と、要の裏の顔を初見で見抜いていた)。
目的のためなら手段を選ばず、ゲームのように他人を弄ぶことに快楽を感じており、純粋な妹の彩とは完全に正反対の性格である。
妹を虐待する際は縄で彼女の両腕を拘束して腹パンするなど激しい暴力を振るっており、縄の縛り方は数百通り頭の中にある。ショートスリーパーで視力が悪い。
そんな彼だが、どこぞの変態ポリ公と並ぶほどのカルト的な人気も集めており、コミックス第5巻の表紙及びアニメ第1弾のティザービジュアルでは衝撃的なメインを飾ったり、アニメでは次回予告を担当している。
来歴
にじみんとの出会い
ある晩、立ち寄ったコンビニで人気アイドル・にじみんこと穴沢虹海の熱狂的なファン・直戸圭介が、にじみんの芸能活動休止のショックで卒倒するところに出くわしてしまう。その場に誰もいなかったため直戸を病院へ運び、更に「生き甲斐を失った」と自殺を図ろうとした彼を引き止めるが、これも目の前で死なれたら面倒くさいと考えての打算的な行動であり、本心では「今まで出会った中で一番のクズ」と軽蔑の念を抱いていた。
その後、雫芽さりなが引き起こしたマンション崩落事故で彩が奴村と共に病院に運ばれた際、一人留守番をしていると虹海が彩に用事があると訪問し、彼女に一目惚れされた。
虹海と(表面上において)談笑を交わす中で、彩と虹海が友人だと知るが、それまで孤立していた彩がアイドルの友人を作っていることに疑念を抱く。更には入院が必要だったはずの彩と奴村が雨谷小雨のステッキで回復したため、突然無傷で帰宅したことからますます怪しむようになり、彩の部屋のパソコンを調べ、『魔法少女サイト』の存在を知る。
その後、立ち寄ったコンビニで直戸と再会し、上記のお礼としてこれまで集めてきたにじみんの関連グッズを全て贈りつけられ、一方的にファン卒業宣言を聞かされる。直戸と別れた直後に偶然虹海と再会し、魔法少女サイトやステッキに関する情報を聞き出すが、彼女と一緒にいるところを直戸に目撃され、「にじみんをたぶらかした」と思い込んだ彼に激しい殺意を向けられるようになった。
狂気に満ちた魔法少女狩り(マジカルハンター)
彩達が海水浴に出掛けた日、奴村が所持していた虹海のパンツ型ステッキを奪い、それを穿いた直後、殺意剥き出しで襲いかかってきた直戸をステッキの力で操り、徹底的に罵った上で自殺に見せかけるように彼を殺害するが、その一部始終を彩に目撃されていた。
その夜、帰宅途中の虹海と再会して彼女の家を訪れ、「自分のためにステッキを取り戻してくれた」と思い込む虹海を始末しようとするが、密かに事情を察知した水蓮寺清春と彼に操られた滝口あさひに阻止され、真正面からあさひの鉄拳制裁を喰らった。しかし、事前に虹海に暗示をかけていたことであさひを返り討ちにし、清春に瀕死の重傷を負わせる。
そして彩達が極道の娘である魔法少女・燐賀紗雪の家に身を寄せていることを虹海から聞き出すと、本格的に魔法少女達から全てのステッキを奪おうと暗躍する。
末路
「神は君を見離した。」
虹海を引き連れ、彩達が身を寄せる燐賀邸へと自ら乗り込むと、魔法少女達の動きを封じてその場を支配。清春の魔法で正気に戻った虹海を紗雪の日本刀型ステッキで攻撃し致命傷を負わせたが、彼女の最期の力を振り絞った攻撃で喉に深手を負う。
ステッキが使えなくなった最後の悪あがきで小雨のステッキを奪ってその傷を治そうとするが、ステッキの能力で体を透明化した美炭貴一郎によって阻止されてしまう。
催眠ガスが噴霧され、気を失った要が目を覚ますと、そこには大量のステッキや拷問器具が陳列された地下室だった。
魔法少女サイトの存在を知り、“少女”が使わなければ意味を成さないステッキを悪用して直戸・虹海の殺害(及び清春をはじめ、魔法少女の殺害未遂)といった暴虐の限りを尽くした結果、要は自身に偏執的な恋愛感情を向ける美炭によって拉致監禁された挙げ句、今まで妹を虐待し、他人を見下してきた自分が見も知らぬ男から死や牢獄行きよりも重い罰を受けるという、自業自得の末路を迎えた。
なお、第1話ではさりな達グループにいじめられていた妹の彩が彼女達3人の知り合いである男の先輩に襲われそうになるが、拳銃型ステッキによって兄とは逆に危機を免れている。
監禁生活
「ぶっ……ころ……す……」
ステッキの使用によって寿命が減ったばかりか、DVは趣味でも「そんな趣味」のない要は美炭にステッキを奪われたために為す術もなく貞操を奪われ、監禁されたその後も抵抗する意思をわずかに見せてはいたが、地下室に大量のステッキや拷問器具を保有する美炭に対してやはり抵抗しきれない様子である。
一方、美炭はステッキを悪用した要を排除するよう管理人から命じられていたが、「(要は)排除した」と嘘をつき、命令に背いていた。
両親は要が拉致監禁されていることなど知る由もなく、母は夫と共に世間的に行方不明となった息子の捜索願いを美炭に出したが、虹海の急逝ニュースが世間で大きく取り上げられているために要の行方不明に関する話題は扱いが小さく、世間からあまり見向きされていない状況にある。
父も息子が姿を消してからはすっかり気落ちし、一人部屋にこもりアル中状態に陥ってしまい、娘のクラスメイトの突然死などといった家族の周辺で起きる不審な事件による家庭崩壊に苦しむ母は、息子のことしか頭にない夫に痺れを切らし、「私達の子供は要だけじゃない」と言い咎めた(ただし、妹の彩は姿を消した兄に関心を向けているかは不明)。
「ごちそうさまです ごしゅじんさま……」
美炭に監禁されてからしばらく姿を見せず、第49話冒頭で再登場を果たした要だが、美炭から徹底的に調教を受けたためか、美炭を「ごしゅじんさま」と呼んだり、レイプ目でアヘ顔(トロ顔)を見せるなど、今まで妹を虐待しステッキで暴虐の限りを尽くしていたあの頃は見る影もない、身も心も壊れた性奴隷へと変わり果てていた。
関連イラスト
関連タグ
眼鏡男子/鬼畜眼鏡 完璧超人 美形悪役 残念なイケメン 顔芸/ゲス顔 DV エゴイスト 自称神 魔法少女狩り 朝霧要生誕祭 哀しき悪役 毒兄
雫芽さりな:彩をいじめていたグループのリーダーで魔法少女の一人。彼女も自業自得の報いを受けたが、こちらは紆余曲折もあって改心の姿勢を見せている。
コンビタグ
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※以下、ネタバレ注意!!
…しかし完全に美炭に屈服しておらず、食事に出されたフォークを使って自力で拘束具を外し、食器の破片で首に深手を負わせた上、拘束具で何度も殴打し、美炭の抹殺を試みるが、満身創痍の美炭が隠し持っていた拳銃で腹部と太腿を撃ち抜かれてしまう。重傷を負いながらも止めのために火を放ち、要は遂に地下室からの脱出に成功する。
美炭の元を脱走したその後、拘束具をつけた全裸のままで街中を徘徊した末、美炭から受けた銃撃が元で倒れ、周囲の人達の通報で病院へ搬送されるが、辛うじて一命は取り留めた。
息子が見つかったと連絡を受け、病院に駆けつけた両親は医師から要が何者かに監禁されていた可能性があることを聞かされ、要が握りしめていた虹海のパンツ型ステッキ、並びに美炭とある少女のツーショット写真を手渡された。
第2部では、意識を取り戻して入院生活を過ごしていたが、病院内で美炭と協力関係にある管理人の漆と遭遇し、テンペストの存在を初めて知ることとなる。しかし漆の処分役となった管理人の陸と拾伍が現れたことで家族に危険が迫っていると教えられ、母が自分の部屋に保管してくれたステッキを手に入れるべく病院を抜け出した。
自宅へ戻って両親に危険が迫っていることを伝えようとするが信じてもらえず、管理人の拾弐が襲来するが、肝心のステッキが今までの不審な出来事を怪しく思った父の手に渡ってしまい、ステッキの力で拾弐を強制的に追い返した父に操られるがままに受験勉強を強いられる羽目になってしまう。
しかしステッキの副作用を知らなかった父がステッキを酷使した末に亡くなり、遂に覚醒した先人類の王によってテンペストが始動し、魔法少女及びステッキを使った者以外の全ての人々が王に吸収される中、美炭と要が再会。要は当然自分を陵辱した美炭に対して殺意を露わにしたが、美炭は笑みを浮かべていた。
王にとって男からの不のエネルギーはマイナスエネルギーと判明したが、男の娘である清春や美炭をはじめとするステッキを手にした男性陣の不のエネルギーは王にとってダメージを与えることとなるが、美炭によって“女”にされた要の攻撃は王に通用せず、寧ろ“女”にされていたことに大きなショックを受けていた。
コピーしていた性転換のステッキを使った花夜によって王が倒され、地球の宮の消失によって地球が崩壊する寸前に彩が全ての寿命と引き替えにステッキを使うと同時に自身も全ての寿命と引き替えに密かに取り戻していたパンツ型ステッキで彩一人が不幸にならないよう魔法をかけ、皆を救うには彩自身が幸せになる以外方法がないと気づかせた。
再構築された世界では、壱によって記憶が書き換えられた父親と良好な関係になっているが、未だ美炭につきまとわれていた。