「メンヘラって呼ばないで…」
「切りたい…切りたい…ッ」
プロフィール
年齢 | 13歳 |
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誕生日 | 11月6日(さそり座) |
身長 | 144cm |
体重 | 42kg |
BMI | 20.3 |
血液型 | AB型 |
出身地 | 神奈川県 |
趣味・特技 | ネトゲー、睡眠、SNS、ぬいぐるみ集め、アニメ鑑賞、ネットショッピング、リストカット |
長所 | 物静か、裁縫 |
好きなもの | お菓子、オカルト |
苦手なもの | 人ゴミ、朝起きること、子供 |
好きな芸能人 | NONSTYLEの井上裕介 |
CV | 原由実 |
概要
聖甲南(せいこうみなみ)中学校に通う中学2年生(2年3組在籍)。サイト管理人・漆が運営する魔法少女サイトと出会った朝霧彩や奴村露乃とは別の、サイト管理人・捌が運営する“もうひとつの魔法少女サイト”と出会った魔法少女の一人。
家族構成は両親と弟、末子の赤ちゃんとの5人家族。
左目を眼帯で覆い、首にハートのチョーカーを巻き、小さなリボンをつけた(若干ピンク髪にも見える)薄い銀髪で、前髪を斜めに分けたボブカットの少女。
血管がうっすら見えるような色白の肌をしているが、日常的にリストカットを行う極度の自傷癖の持ち主なため、身体に無数の傷があり、常に長袖を着ている。
少々面倒臭がりで物静かでよく溜め息をついているが仲間に対する思いやりは強く、特に普段からずっと側に一緒にいるクラスメイトの水蓮寺清春のことを人一倍大切に想っている優しさの持ち主である。しかし、時折パニック発作を起こすために定期的に精神安定剤を飲まないと落ち着くことができない情緒不安定な性格の持ち主、所謂メンヘラである(ただし小雨本人はそれを否定している)。
仲間の魔法少女である極道の娘・燐賀紗雪の家には何度も訪れており、彼女の家の組員達からは人気を集め、可愛がられている。
よくぬいぐるみを持ち歩いており、私物も可愛らしいものが多く、自室もゆめかわいい風に可愛く統一しているが、周りの人たちによく「ファッションセンスがヤバい」と言われ落ち込むことがある。また、少しだけ厨二病をこじらせている(ちなみに左目の眼帯も厨二病による単なるキャラ作りだったりする)。
ステッキ
ステッキの使用で出血する場所は自傷によって切った箇所(主に左手首)、髪色はピンクに染まる。
どんな怪我や病気もたちまち治せる治癒能力だが、あくまでも延命させるだけであり、一度失った寿命を戻すことはできない(小雨本人は下記の理由ゆえに「いつ死んでもいい」とステッキで寿命が減ることに躊躇いは持っていない)。
来歴
魔法少女サイトとの出会い
生まれつき重い病を患い、「手術をしても半年ももたない」と医師から余命を宣告されたことで生きる希望を失っていた時、魔法少女サイトに出会うと同時にクラスメイトの清春と知り合うこととなる。
魔法少女サイトからステッキを与えられ、テンペストの存在を知ったが、清春と共にテンペストの脅威が記載されたページに書いてある“より多くのステッキを使用した者のみをテンペストから回避させ、生かしてくれる”という矛盾点に気付いたことから、サイト管理人を捕らえ、テンペストの真実を聞き出すサイト管理人捕獲計画を発案し、清春をはじめとする仲間の魔法少女達と共に管理人捕獲計画に協力するよう、多くの魔法少女達に呼び掛けるようになった。
サイト管理人捕獲計画
雫芽さりなが引き起こしたマンション崩落事故の後、魔法少女狩り(マジカルハンター)となり、ステッキの使い過ぎで意識不明のまま入院していた梨ナの前に突如現れ、自分と同じようにテンペストの事実を知る彼女をステッキの力で復活させ、魔法少女サイトは他にも存在することやテンペストの矛盾点を教えた。
そしてマンション崩落事故で奇跡的に助かり、梨ナと同じ病院に運ばれ意識不明だった彩と奴村もステッキの力で復活させ、二人に魔法少女サイトが他にも存在することやテンペストの事実を教え、サイト管理人捕獲計画に誘う。
後日、彩達に自身の仲間と対面させ、管理人捕獲計画の更なる旨を伝えるが、その直後に発生したサイト管理人強襲では、清春と共に他の魔法少女の救出に赴く途中、サイト管理人・捌に襲われそうになり、紗雪や泉ヶ峰みかり、管理人から逃れた滝口あさひと合流。紗雪とみかりに促され、清春やあさひと共にその場を後にし、黒マントを纏ったさりなの助けによって管理人から逃れた満身創痍の彩達を救出する。
その後、ステッキの力で奴村の身体を調べた清春から奴村の寿命があとわずかであることを教えられ、それを彩や梨ナに伝えた(奴村自身も自分の寿命が既に危うい状態であることに薄々気付いていた)。
仲間の死と計画の再始動
サイト管理人捕獲計画で動く中、彩が思い出作りとして企画した海水浴を満喫するものの、魔法少女サイトの存在を知り、穴沢虹海のステッキを手にした彩の兄・朝霧要に自分達が持っているステッキを狙われてしまうが、サイト管理人・漆の協力者である美炭貴一郎に救われ、ステッキを奪われずに済んだものの、自らを犠牲にして要に立ち向かった虹海の死を悲しみ、涙を流していた。
虹海の告別式後、一時的に音信不通だった魔法少女・禍沼アリスが得た「ステッキの配布は市区町村ごとで決まっている」、「魔法少女サイトが都市伝説としてネット上で密かに囁かれている」などといった情報を手に入れ、彼女が発案した「サイト管理人が学校及び少女の自宅に向かい、新たなステッキを与える瞬間を狙って奇襲を仕掛ける」…という作戦から、都市伝説でステッキの存在を知り、魔法少女サイトと出会った住倉湯華の元へステッキを与えようとするサイト管理人・弐に狙いを定め、仲間と共に管理人捕獲計画へと動くことになる。
決行したサイト管理人奇襲作戦は、湯華の通う中学校に自身と小雨・清春・紗雪・あさひ、湯華の自宅周辺に彩・奴村・梨ナ・さりな、そしてその上空からみかりと、それぞれサイト管理人を待ち伏せして奇襲を仕掛けた結果、紗雪とあさひ、さりなと梨ナの連係プレーで学校内に現れたサイト管理人・弐を仕留めることに成功するが、自分達が倒した管理人から少女(元魔法少女)が現れたことに驚愕した。
サイト管理人の猛攻
サイト管理人奇襲作戦第二弾、品河区在住の魔法少女候補の少女の自宅周辺にサイト管理人・捌からステッキを与えられた小雨たち、世多谷区在住の魔法少女候補の少女が通う学校にサイト管理人・漆からステッキを与えられた彩や奴村たちとアリスが待機し、ステッキを届けようとする管理人を待ち構える。
しかし、サイト管理人達は魔法少女達に倒されたサイト管理人・弐不在の経過報告会議で何かに感付いた漆から「今度からステッキを与える際は用心した方がいい」と警告されていたことから、品河区に現れたサイト管理人・拾肆は擬態を利用して身を潜めていたことで懐中電灯型ステッキを回収しようとしたみかりを抹殺、紗雪とあさひはみかりを殺されて逆上したあまり、拾肆に立ちはだかるも深手を負ってしまう。
小雨はこれまでステッキを酷使し過ぎて倒れた清春を助けようと、すぐさまカッター型ステッキを使うが、時既に遅く寿命があとわずかとなってしまった清春は小雨のステッキでも回復不可能な重体に陥ってしまい、小雨自身もステッキで腕を切り過ぎたために貧血で倒れてしまった。
サイト管理人捕獲計画に協力する魔法少女
小雨と同じ魔法少女サイトからステッキを与えられた魔法少女で、彼女と同じ学校に通っている(小雨・清春は同級生、紗雪・みかりは3年生)。ちなみに清春は女装をした男の娘、所謂少年魔法少女であり、小雨の一番の仲である。
前者3人はそれぞれステッキの使い過ぎで意識不明の状態だったのを小雨が助け、管理人捕獲計画の旨を伝えた。虹海はその後日、それらを彩と奴村から伝えられた。
小雨と同じ魔法少女サイトからステッキを与えられた女子高生の魔法少女。
普段は単独行動を好む魔法少女。性格に問題があるため、仲間の魔法少女達から嫌われているが…?
虹海の死後、彩を通してアリスと共に管理人を倒すと誓って以来、手を組むようになった。
サイト管理人に始末された魔法少女
以下の魔法少女はいずれも小雨達の計画に協力していたが、サイト管理人(漆・捌・肆・弐)に殺害され、ステッキを奪われてしまった。
- レムレム
彩や奴村達と同じ魔法少女サイトからステッキを与えられた動画投稿者であったが、漆に殺害される。
- 水泳に興じる魔法少女
小雨達と同じ魔法少女サイトからステッキを与えられたが、捌に殺害される。
- ベッドの上でパソコンをいじる太めの魔法少女
- ベッドに横たわるプリン頭の魔法少女
- 眼鏡をかけた優等生風の魔法少女
サイト管理人・肆に殺害される(プリン頭の魔法少女は本のようなステッキを所持していた)。
- ラブホで援交を行う魔法少女
- 短い髪を一つに纏めたテニスに興じる魔法少女
- 刈り上げヘアでパンク風の魔法少女
アリスと同じ魔法少女サイトからステッキを与えられたが、サイト管理人・弐に殺害される(テニスに興じていた魔法少女は消しゴム型のステッキを所持していた他、援交相手となっていた男も巻き添えを食らって弐に殺害された)。
生死不明の魔法少女
- アホ毛とピアスが特徴な眼鏡っ娘の魔法少女
- 怪しい薬の中毒者な魔法少女
現時点においてサイト管理人の強襲を受ける描写が描かれていないため、いずれも生死不明(眼鏡っ娘の魔法少女はパンク風の魔法少女とすれ違っているため、彼女と同じ魔法少女サイトからステッキを与えられたと思われる)。
※なお、アニメ第6話では彼女達の他にも『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の登場キャラとよく似た少女達や第2部の主人公・湖村花夜、霰矢冬子、霜園博子らしき少女に“さつりく帳”に載っていた少女、そして蜜白メリッサ麻衣奈と思われる少女が魔法少女の一人として、それぞれ登場している。
関連イラスト
関連タグ
魔法少女 悲劇のヒロイン メンヘラ 自傷/リストカット 病弱 中二病/厨二病 ゆめかわいい/病みかわいい 雨谷小雨生誕祭
カップリングタグ
※以下、ネタバレ注意!!
最期の力でステッキを使って時を止めた奴村が命を落とし、拾の猛攻で満身創痍となったさりなと梨ナ、拾肆によって深手を負わされた紗雪とあさひ、絶命したみかり、小雨とステッキの使い過ぎで寿命が尽きかけていた清春も彩のステッキによって瞬時に別の場所へと飛ばされたことにより、管理人の猛攻から逃れることができた。
さりなや梨ナ、紗雪とあさひ、小雨といった、意識があった者達は彩が小雨のステッキで傷を治したことで一命は取り留めた。
そして、小雨のステッキでも回復不可能な状態に陥っていた清春は、彩が「みんなを守りたい」という強い想いで能力が強化された拳銃型ステッキによって寿命を分け与えられたおかげで九死に一生を得た上で、さりなをはじめ、既に病気で体を蝕められた身の小雨や仲間と共に寿命が限界を迎えそうになった彩のために彼女のステッキで互いの寿命を補填し合い、全員約半分の寿命となった。
テンペストがあと10日と迫っていたある夜、さりなはあさひと共におかめのサイト管理人・捌を、そして梨ナと紗雪は拾肆の撃破に成功。小雨と清春はサポート役に徹していた。
サイト管理人が反逆する魔法少女達への制裁として、魔法少女及び魔法少女の家族や友人の暗殺に動き出し、小雨は湖村花夜と行動していた酒木さくらと共に関係者の救助に向かうが、管理人達のリーダー・壱の能力によって時を戻すことができなくなったために紗雪が舞妓のサイト管理人・伍との死闘の末に死亡、彼女の死にパニックになっている中で自宅内で蛇のサイト管理人・参と遭遇し、酒木が参との一騎討ちに挑むが、壁や床を自在に潜れる参に追いつめられたところから現れた花夜の援護によって事なきを得て、家族の救助に成功した。
しかし8月11日よりも早く目醒めた“王”が遂にテンペストを始動、他の魔法少女達と共に覚醒した王によって管理人から護ったはずの家族を吸収されるが、彩の不屈の決意を前にして立ち上がったのも束の間、霜園博子をはじめとするさつりく帳を通じて花夜や酒木と繋がった魔法少女達、最初の管理人襲撃から生死不明だった眼鏡っ娘と怪しい薬の中毒者な魔法少女、さつりく帳に載っていた魔法少女など…、自分たち以外の都内の魔法少女全てが現れた管理人たちの前によって全滅し、万事休すに追い込まれてしまうが、あさひが時間停止能力を手に入れ復活した弐が時を止めようとする一瞬の隙をつき、自らの命と引き換えに時空の壁をも越える驚異的な速さの超高速移動で仲間全員をテンペストの震源地まで運び出すことで管理人の壱を除く8人の管理人の強襲から免れたのだった。
花夜が美炭の邸宅の地下室に保有されていた30以上のステッキをどんな物もミニチュア化して収納できる魔法のランプ型ステッキに収納していたことで、美炭が斧型ステッキを手にし、彩によって寿命を奪われた要は美炭からテディベアのぬいぐるみ型ステッキを手渡される中、小雨は帽子型にリュック型、ジャケット型、傘型、盾型ステッキといった完全武装でテンペストの震源地である“地球(ほし)の宮”の破壊に挑む(清春も小雨が外した左目の眼帯が厨二病による単なるキャラ作りだったと初めて知り、かなり驚いていた)。
地球の宮内部に侵入した花夜達一同であったが、以前安條磯子が管理人の会議室に侵入していたことからその場所を知っており、その場所には監視用モニター画面があり現状を把握していた。そんな中で清春の危機を知った小雨が一人で現場に駆けつけ、自分よりも清春の安全の身を優先し、自身の持っていた帽子型ステッキ(どんな場所でも呼吸のできる能力)を被せ、傘型ステッキで王に挑み、王の攻撃から清春を必死にする守り抜こうとする。
その後、花夜達も駆けつけ総力戦になるが、気を失いかけた清春の様子を唯一気付いた小雨は「キヨちゃん…私の全てを…受け取って」と清春のこと想いやりながら、カッター型ステッキで自傷した血で回復させた後気を失った。
最終話直前の過去改変の世界では、患っていたはずの癌が突如消えたことで完治し、魔法少女サイトと出会う運命を回避した。