概要
チョコレートが好きなチョコレート工場の経営者。ウンパ・ルンパを雇っている。
「チャーリーとチョコレート工場」での設定
原作や1971年版のものとは大きく異なる人物像となっている。
製造過程が完全非公開の工場の工場長をしている、シルクハットに杖・燕尾服・手袋を身に着けたショコラティエの男性。
又、長い間工場にこもりきりだった為か、非常に青白い顔をしている。
善悪の区別が付かない子供じみた性格をしており、時代遅れのフレーズを連発している。
原作に比べ、皮肉屋に描かれており、原作とは真逆の子供嫌いという設定が追加されている(中でも何かと自分に指図をしてくる上、チョコレートが嫌いなマイク・ティービーを一番嫌っていたらしく、彼の言動に後述の父の面影を重ねてしまった程だった)。
お菓子工場を経営しているが、ガムは嫌いでそれの即興の歌を歌っている。
ちなみに理由は「キモイから」。
過去のトラウマからか「両親」という言葉が言えず、子供の頃に大掛かりな歯の矯正器具を付けていたせいか、笑顔がやや不自然である。
又、何かとベルーカ・ソルトの父親に対して嫌な顔をしていた。
工場見学のオープニングで燃え盛る花火を発砲して火だるまになったセットの人形をみて大喜びしたり、子供たちがトラブルを起こしても心配するそぶりを見せず、むしろ楽しそうにしていた等冷淡な一面がある。
過去とそれから
ウィリーは、歯科医の家で生を受けた。
周囲の男の子や女の子と同じ様にハロウィンパーティーに参加したりしていたが、「菓子は、虫歯の原因だ!」とハロウィンの時に貰った菓子を父【ウィルバー】によって全て廃棄されてしまった。
焼却を逃れた一欠片のチョコレートを食べた時に衝撃と感動を受ける。
それを機に、菓子に敵意を抱いている父に反発し家を出て、その当時に販売されているチョコを食べては、特徴をメモ帳に記録し地道に経験と努力を積み重ねてショコラティエとなり、お菓子工場を建設した。
ある日、散髪していた時に見つけた白髪から自らの老いを感じ取り、自分の死後の工場の行方を心配し、工場の後継者を探す為に5人の子供を工場に招待した。
最終的にチャーリー・バケットが残った為、彼に家族を捨てる事を条件に工場を継ぐ様に誘うが、「家族を捨てる事は出来ない」と断られてしまう。
それ以来、自身が作るお菓子の売上を低迷させる程に落ち込んでしまった。
その後、街中でチャーリーと再会し、一緒に父の元を訪ねてくれる様頼む。
久方ぶりの実家は、少年時代の頃と変わりはなかったが、ウォンカ工場やウォンカ製の菓子が発表された新聞の記事が大切に保管されていた。
最終的には父と和解し、バケット一家に家族として迎えられ、共に工場を経営する様になる。
ウォンカとチョコレート工場のはじまり
こちらは原作や1971年版のものに近づけられた人物像となっている。
自分の店をいつか開店することを夢を持つ青年。母との約束を果たすために町にやってきた。
天涯孤独な身でありながら、常に笑顔と前向きな思想を持つ努力家。また魔法のようなチョコレートを作る腕とチョコの味は極上であるため、その才能に嫉妬したチョコレート組合からの妨害を幾度なく受けることになることになるが、ヌードルやミセススクラビットの元で働かされている従業員たちと共に力を合わせる。
チョコ好きなのは記念日に母親がくれたチョコレートがきっかけになっている。また、家族との確執もない。
演者
夢のチョコレート工場
日本語吹き替え声優:富山敬(劇場公開版)、安原義人(ディズニーチャンネル版)
チャーリーとチョコレート工場
演:ジョニー・デップ
日本語吹き替え声優:藤原啓治(劇場公開版)、宮野真守(日本テレビ版)
ウォンカとチョコレート工場のはじまり
日本語吹き替え声優:花村想太
Pixivでは
日本国内ではティム・バートン版が知名度が高く、ティム・バートン版のものが多く投稿されている。