光GENJI
ひかるげんじ
1987年8月19日から1995年まで活動した男性アイドルグループ。ジャニーズ事務所所属。
7人グループだが、厳密には年長2人のコンビユニット『光』とその年下の5人組ユニット『GENJI』が融合したものであり、衣装デザインや振り付けが2人と5人で区別されていることもある。
当時の人気振りを最近の若い衆向けに説明すると「Hey!Say!JUMPと嵐とSMAPを足して10倍してもまだ遠く及ばない」(本人たちですら「凄かった」と表現)。つまりは社会現象である。中居正広はバラエティ番組で彼らの話題が出るたびに、繰り返しその凄さを語っている。あの世代の若者の大半がローラースケートで颯爽と踊る光GENJIに魅せられ、憧れたのである。
また、笑いや親しみやすさを重視したバラエティ向けの活動も行う現在のアイドルとは違い、歌とダンスと若さのみで一大ブームを巻き起こし駆け抜けていった彼らは「最後のアイドルグループ」「伝説のスーパーアイドル」と呼ばれることもある。
1987~88年
1987年から1988年前半までの全盛期は飛鳥涼が提供した楽曲の良さもあり、ザ・ベストテン7週連続1位獲得など快進撃を続けた。この初期の3曲はブラスバンドの定番楽曲と化し、プロ野球、高校野球の応援歌として今日でも演奏され続けているからその凄さは推して知るべしである。ベストテンのほか歌のトップテン、夜のヒットスタジオなどでは登場するたびにゴーカートに乗って歌ったり、流しそうめんをやったり、走行距離が測定されたりといろいろな企画が行われていた。この後、赤坂晃、佐藤敦啓の労働基準法抵触問題などがあったものの、「発電ができる」とまで言われたファンの熱気は変わらず、1989年にかけて年間シングルチャートトップ3独占、デビュー以来8作連続オリコンシングルチャート1位などといった記録を打ち立てた。
なお、前述の労働基準法問題は、年少二人が中学生であるため、夜の生放送への出演は問題とするものであったが、あまりの人気ぶりに「歌や演技など、本人でなければ提供できないもので、その人の人気が重要な要素になっているものは例外とする」という通達が出されることになった。事実上、光GENJIの活動を掣肘しないために出されたようなものであり、「光GENJI通達」と呼ばれることになった。一介のアイドルグループが国会を動かしたのである。
1989年
アルバムにおいて各メンバーがソロ曲を歌い出すなど活動の幅が広がり、さらにファン層が拡大する。夏には「太陽がいっぱい」で8週連続シングル発売という恐ろしい企画を行い、叩かれながらも大成功を収めてしまっているから凄いものである。また、この年本人たちとは全く関わりのないところではあるが、3rdアルバム『Hey!Say!』が第13回アメリカ横断ウルトラクイズの問題に採用されている。
1990年代
1990年には『ミュージックステーション』でのご成婚慶祝特別企画において油壺マリンパークのイルカと共演したり(6月22日)、デーモン閣下が大暴れしスタジオ破壊を行った際にはこれを手伝ったり(7月)、バハマ(虹色夏物語。後に『おはスタ』で有名になるレイモンド・ジョンソンが共演。ただし白塗りのため本人と判断しづらい)やウォルト・ディズニーワールドを訪れたり(秋季、撮影のため出演を数回欠席している)と印象に残る活動をしている。12月にはミニアルバムも発表したが、限定生産であったため今日ではほぼ入手不可能となっている。1993年にはTVアニメ「忍たま乱太郎」初代オープニングテーマだった「勇気100%」をリリース、この曲は後に多くのジャニーズ系のグループによってカバーされている。
1992年はバルセロナオリンピック、1994年はリレハンメルオリンピックの応援ソングも担当した。しかしこの頃から、メンバー内で意見がまとまらずバラつきが見られるようになり、同年8月に大沢樹生と佐藤寛之が脱退、同時にジャニーズ事務所を退所する。人数が7人→5人になったことからユニット名を「光GENJI SUPER5」に改名。
1995年の全国ツアーを最後に解散。現在は内海光司と佐藤アツヒロのみがジャニーズ事務所に留まっている。このうち佐藤は年末恒例のジャニーズカウントダウンライブに必ず参加するなど現在でも精力的に活動を続けている。
解散以降
メンバー各々役者や歌手活動を続け、自身の不祥事により長年芸能活動を自粛していた赤坂も2020年現在はライブを主に活動している。
また主に諸星がテレビ出演した際に解散後もメンバーそれぞれ(事務所退所組も現役組も)がともに連絡を取り合ったり食事に行ったりする仲であると公言している。光GENJIのデビュー30周年である2017年にはメンバー7人が勢ぞろいし、個室のない中華料理屋のど真ん中で食事会を開いたため、彼らに気付いた周りの客から握手やサイン・写真攻めにあったらしい(またこの食事会は大沢曰く「同窓会みたいなもん」らしい)。
当時グループ活動期には諸星と大沢の不仲説が度々噂されていたが、実際に二人の仲はむしろグループ内でも特に仲が良く、移動車では隣の席になったりホテルでの同室になったり、二人で旅行にも行く仲らしい。また両者とも互いを「一番仲が良い」「大好き」とテレビで公言したこともある。
当時の熱狂的ファンから裸にコート姿で迫られた(大沢)、本人かどうかは不明だが全裸の写真を数枚送られた(寛之)など過激なアプローチを受けており、諸星に至っては「 送り主の体内に一夜漬けた茄子 が送られた」とのこと。
勇気100% - 代表曲。後に多くのジャニーズ系のグループによってカバーされている。
Kis-My-Ft2 - 2代目ローラースケートユニット。
光源氏 - グループ名の由来。
雅マモル、SHICHIHON槍 - 光GENJIをオマージュしているアイドルたち。
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る電話に出ることができません。
数年前、ライブのMCで聞いた電話にまつわる話を元に書いた妄想です。 こういう話を書くのは初めてなので、色々おかしいところがあるかもしれませんが、ご了承ください。3,007文字pixiv小説作品- 【二次創作】あぶない少年Ⅱ
戻ってきた過去 6
※PCから閲覧されている方は、ご拝読の前に、シリーズ説明を一度ご覧ください※ バイクの少年たちに呼び出された内海は、“昔の自分”と“大事な人たち”を盾に、近く行われる三汐学院との練習試合でワザと負けるよう脅される。 三汐学院との練習試合が近づいたある日、諸星と山本たち下級生は、あるものを目にする―――6,446文字pixiv小説作品 からかっているのは君の方
一部メンバーが告白ごっこをしています。閲覧ご注意下さい。 仲直りの話。 山本くんに避けられて、ちょっとした仕返しに「告白ごっこ」をする大沢くん。3,431文字pixiv小説作品七人と荒野のメガロポリス
「もし光GENJIの七人が『荒野のメガロポリス』の世界に迷い込んだら」という異世界物です。 異世界に行って帰るだけですが、山本くんが怪我をする描写があります。閲覧の際はご注意ください。 山本くん多め。無自覚チート。14,741文字pixiv小説作品