概要
「大自然の魔獣バギ」とは、1984年8月19日に日本テレビ系列で放送の『24時間テレビ 愛は地球を救う7』内で放送されたテレビアニメ。製作は日本テレビと手塚プロダクションの共同で行われ当時のテレビ放送ではラッシュフィルム同然の不完全な状態だったが、後に手直しが加えられ完全版が作られている。
手塚治虫による漫画『大地の顔役バギ』が物語の基盤となっている。『バギ』という名前だけが共通し、かなり異なった内容となっている。例えば、原作のバギは雄のジャガーであるのに対し、本作のバギは遺伝子操作で人型になった雌のアメリカライオン(ピューマ)である。
あらすじ
日本人ハンターのリョウこと石神良介は、「悪魔の乗り移った獣」として恐れられた獣・バギと一戦を交えるべく、モニカ共和国の奥地へとバイクを走らせた。バギは毎日11時40分に泉が水でいっぱいに満たされる頃ここに必ずやってくると言う現地人の案内の少年・チコの言葉を信じ、岩の下に身をひそめてバギの出現を待ち構えた……。
登場人物
バギ 演:島津冴子
石神良介 演:(リョウ)井上和彦 / (少年時代)安田あきえ
チコ演:鈴木一輝
石神荘介(リョウの父) 演:嶋俊介
石神ヨウコ(リョウの母) 演:池田昌子
超生命センター所長 演:富田耕生
サドー大佐 演:池田勝
クカラチア共和国大統領 演:藤本譲
セメン・ボンド 演:森功至
余談
淡いピンク色のスレンダーなボディ、前髪と女性の乳房を有したセクシーなキャラクターは、諸説あるが、1979年のドラマ『ザ・スーパーガール』のオープニングに登場する猫獣人のキャラクターに強くインスパイアされたのではないかと推測される。
(キャラクターデザインは石森章太郎)
また1990のアニメ『RPG伝説ヘポイ』に登場する猫獣人のミーヤ・ミーヤというキャラクターはバギから強くインスパイアされたのではないかと思われる。
関連動画
外部リンク
大自然の魔獣 バギ-手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL