効果
黙示録の水晶(クリス=ラグナ=カリプス) |
VR 無色 コスト10 |
呪文:ゼニス |
水晶ソウル3(この呪文を唱える時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる) |
相手は、自身のコスト5以下の無色ではないエレメントをすべて、好きな順序で山札の下に置く。 |
カードを3枚引く。 |
概要
『アビス・レボリューション外伝 邪神と水晶の華』にて登場したゼニス呪文。
コスト10の超重量級呪文だが、水晶ソウル3により、水晶マナの基盤さえ整えば実質4マナで使える。
効果は、コスト5以下かつ無色以外のエレメント除去&ドロー。
リセット効果はコスト5以下だが、序盤から中盤に展開されるクリーチャーが餌食となり、低コストだがスペックの高いクリーチャーも少なく無い為、非常に強力な効果。
ゼロ文明以外かつ、相手のエレメント限定なので、影響を受けるデッキは結構多い。
ハイパーエナジー等、大量展開する戦術を採用しているなら、飛翔龍5000VTの様な感覚で打てる大量除去となる。
ベイBセガーレやキャディ・ビートル等、水晶ソウルの天敵となり得るメタクリーチャーも、この呪文で一掃できるので、露払いとして機能する。
そして3枚ドローする効果。
水晶ソウルで最大軽減すれば、除去効果内蔵のサイバー・ブレインに化ける。
水晶マナを貯め込んでも、手札が無ければ意味が無いので、非常にありがたい効果である。
除去はデッキボトム送りなので、破壊時効果を封殺したり、墓地利用を妨害できる。
コスト的にも、アーテル・ゴルギーニに対して相性が良いのは見逃せない。
また、マナを節約できる為、ドローで次の一手を引き込めれば無駄が無い。
肝心の水晶マナの確保だが、マナゾーンに置かれたカードを水晶マナ化させるDの寺院タブラサ・チャンタラム、サーチしつつ水晶マナを生み出せる水晶設計図等、初動は充実しており、そこから「これは命懸けのデュエルなのです」やシャングリラ・クリスタルに繋げば準備完了となる。
特にタブラサ・チャンタラムはDスイッチでマナをアンタップする為、ゼニスを出しつつこの呪文でダメ押しすれば、デッキ次第で相手はかなりキツイ展開を強いられる。
ゼニス種族が付いた呪文なので、「俺獅」の頂天ライオネルの効果対象なのも強く、マナ・手札の確保とコスト対象外のエレメントに対しては、天頂と停滞と水晶の決断でカバーすれば無駄が無い。
コスト10の呪文なので、地味に暗獅連結グレイテスト・ネルザに対応してたりする。
デイガカラーのゼニス・セレスデッキは、構築がピーキーではあるものの、偽神殺しのツラトゥストラを中心にサポートが登場したので、一応選択肢の1つとして覚えておくのもアリか。
無色呪文なので、水晶マナを増やし過ぎても問題無く使えるのも地味に優秀で、戦況をひっくり返す起点になり得る1枚。
余談
イラストにはクリス=タブラ=ラーサの幼体が描かれているらしく、ゼニス化する前の『タブラ=ラーサ』の姿と思われる。