ちはやふる
ちはやふる
コミックスは全50巻、2022年8月に完結。『BE・LOVE』( 講談社 )において2008年2号 から2022年9月号まで連載された
世の中に競技かるたブームを生み出したとされるヒット作品であり、競技かるたの愛好者、特に20代以下の競技者人口がそれまでの10倍以上に膨れ上がったといわれている。
少女漫画のような緻密な心理描写、複雑なキャラクター相関と舞台設定、細密なストーリー展開、青春ドラマ、恋愛要素など、それらのエッセンスも十分に残しておきながら、少年漫画へのリスペクトが強い作者の意向もあって、少年、青年漫画のようなコマ割りを駆使した、白熱した競技シーンも評価されており、熱血スポーツ漫画という触れ込みで、爽快な読後感も売りとしている。また、現実社会を投影した世界観も当作の特徴であり、呉服業界への影響やインターネット放送などによるメディアミックス、かるた大会の大規模化など、同作品が巻き起こしたブームによって実際に起きた社会現象をリンクさせている。
コミックスの発行部数は約2700万部以上、ドラマ化はしていないが、3度にわたるアニメ化などによって幅広い読者層に支持されるようになった。
小学校編
「姉がモデルの日本一になること」が夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。
そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。
真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。
3人の出会いから始まり、小学校卒業までが描かれている。
高校生編
小学校編から4年後、小学校卒業を期に3人はそれぞれの道を歩み始めた。たとえ離れていても、かるたへの情熱は変わらないと信じていた千早だが、福井へ戻った新は、祖父の死がきっかけでかるたから離れてしまっていた。
それでも、新がかるたを嫌いになったわけではないことが分かり、千早と太一の2人は卒業の時に交わした「かるたを続けていればまた会える」という約束を胸に、強くなって新と再会することを誓い合う。
そして、進学先の瑞沢高校で新たな仲間と出会い、瑞沢高校かるた部を設立し、大会の全国制覇、はたまたかるた名人やクイーンを目標として成長を遂げていく。
主要人物
瑞沢高校競技かるた部
- 大江奏(CV:茅野愛衣 演:上白石萌音)
- 西田優征(CV:奈良徹 演:矢本悠馬)
- 駒野勉(CV:代永翼 演:森永悠希)
- 花野菫(CV:潘めぐみ 演:優希美青)
- 筑波秋博(CV:入野自由 演:佐野勇斗)
- 田丸翠(CV:水瀬いのり)
- 原実紅
- 橋立蒼太
- 波田橙吾
- 宮内妙子(CV初代:藤田淑子╱CV2代目:鳳芳野 演:松田美由紀)
名人・クイーン
元クイーン
指導者・競技者
北央学園かるた部
- 須藤暁人(CV:大原崇 演:清水尋也)
- 甘糟那由太(CV:本田貴子)
- 木梨浩(CV:中井和哉 演:坂口涼太郎)
- 城山浩希(CV:加藤将之)
- 瀬田一樹
- 美馬慧一郎
- 太田
- 亀田精久(CV:烏丸祐一)
- 持田太(CV:阪口大助)
富士崎高校かるた部
他の競技者
マッドハウスの手によってテレビアニメ化された。いずれも浅香守生がメガホンを取っている。
第一期
2011年10月~3月まで日本テレビおよび福岡放送にて放送。その後日テレプラスおよび読売テレビ、広島テレビ、さらには福井放送、ついでにミヤギテレビや山梨放送、おまけに関東地方のJATIS加盟局(かつての独立UHF局)約3局でも放送された。
第二期
『ちはやふる2』というタイトルで、2013年1月から6月まで日本テレビで放送された。その後日テレプラスおよび読売テレビ、福岡放送、さらには福井放送、ついでにミヤギテレビ、おまけに関東地方のJATIS加盟局約2局でも放送された。
第三期
2018年11月に刊行された第40巻の帯にて、2019年春アニメとして放送されることが発表されたが、諸般の事情により2019年10月からに延期されたが第2期から期間が大きく空いている為に亡くなっている声優も存在し宮内妙子と原田秀雄などが変わっている。
再放送
後述の実写版公開にあわせて、BS日テレでアニメ一期・二期が放送されている。
地上波で放送されなかった二期・第二十六首も放送された。
また、2018年1月から傑作選が日本テレビおよび福岡放送で放送されているが、実写版に合わせている。
なお、先述の関東地方のJATIS加盟局での放送もまた実写版に合わせているが、その一方で事実上の再放送でもある。
映画
2016年3月に「上の句」編、4月に「下の句」編が公開。それぞれ9月、10月にブルーレイ/DVDがリリースされている。
さらに2018年3月には「結び」編が公開されている。
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