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略歴編集

1995年2月16日生まれ。東京都出身。身長160cm、B80-W58-H85、左利き。ヒラタオフィス → ヒラタインターナショナル → ヒラタフィルム所属。


元子役である妹の松岡日菜がスカウトされた際、そのついでに(本人談)芸能界入り。その事は現在も「妹には頭が上がらない」と語るほど影響を与えている。2008年テレビ東京おはスタ』におはガールとして出演し、本格的に芸能活動を開始した。

同番組卒業後は女優として活躍しており、主な出演作に、映画「ちはやふる若宮詩暢役、NHK大河ドラマ真田丸真田信繁正室)役、映画「万引き家族」柴田亜紀役など。

また、アニメ映画「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」のキミア王女役、「映画 聲の形」の主役・石田将也の小学生時代など、声優としても好演している。


2024年6月7日、以前から交際していた有岡大貴(Hey!Say!JUMP)との結婚を発表した。


モーニング娘。の熱烈なファンとしても有名で、推しメンは鞘師里保。本人曰く「ハロプロは全員推すと決めている」という。2016年の「Hello! Project ひなフェス 2016」では1日限定でモーニング娘。'16に加入し、かつての鞘師と同じポジションで「One・Two・Three」を歌唱した。現在もモー娘。や鞘師と会うと挙動不審になるレベルで動揺する。


女優としての目標は「女版の八嶋智人になる事」。


性格編集

小学生の頃に芸能界入りして以降は周りに気を遣うなどの行動がみられるようになり、大人に対する気配りを覚えるようになった事が指摘されている。現在も先輩後輩を問わず共演者への敬意や、同級生達への感謝の念を語る事がある。


小学生の頃はアンガールズ(※1)のネタの真似事をして親戚や友達を沸かすなど後述の特技を活かした芸風に近い部分があり、中学の頃までは明るい性格だったが、高校の頃に「キャピキャピしていた自分に飽きた」「教室の端っこで本を読んでいる女子に憧れていた」という理由で孤高のキャラを気取ったところ結果的にぼっちになり、学校で誰とも話さず、家に帰るとノートパソコンのボイスメモのマイクを使って1日あったことを話すといった日々をしばらく送った。この経験は後年にラジオ番組『マチネのまえに』の収録スタイルに活かされる事になった。同級生の朝日奈央(当時アイドリング!!!)や百田夏菜子(ももいろクローバーZ)と出会った事をきっかけに3年生頃からその傾向は少しずつ改善された。松岡は百田と朝日の事を「私にとって太陽だった」と語っている。


前述のモーニング娘。愛の強さ故、ラジオ番組で同級生の他の事務所の系列のアイドルの活動に対して「興味が無い」と本人を目の前にして冗談で発言した事もある(※2)。


現在も『おはスタ』で司会を務めていた山寺宏一の事を「芸能界のお父さん」、金曜レギュラーを務めていた山里亮太(南海キャンディーズ)の事は「南海さん」と呼び敬意を払っている(※3)。


料理が得意。2020年度にパーソナリティを務めたラジオ番組『マチネのまえに』では得意なレシピを話したり、コロナ禍で自宅での収録になった事を利用して実際に作り方を説明しながら料理をしている姿を録音しそのまま放送した事もある。また、梅干しを自分で漬ける事も趣味の一つである。


  • ※1:松岡がおはガールを務めていた頃(2008年4月 - 2010年3月まで)にアンガールズは火曜 → 月曜レギュラーを担当し共演している。番組では3人で江頭2:50のものまねをして笑わせた事(松岡は水色のジャージにハゲヅラ、田中卓志山根良顕は肌色の全身タイツと黒のスパッツにハゲヅラという出で立ちだった)もある。また、田中は好みのタイプについて「昔から本仮屋ユイカちゃんって言っているんですけど、何の進展もない。だから、おとといの『キングオブコント』の告知番組で『アンガールズさんを応援したい』って言ってくれていた松岡茉優ちゃんを狙おうかなと思っています」と冗談を交えて語った事もある。
  • ※2:ただし、実際にはももいろクローバーZのライブに3回程、及び舞台版『幕が上がる』を観に行った事がある旨を当時松岡が月曜MCを務めた『AVALON』(J-WAVE、2016年6月6日放送分)で言及している。同回のゲストは百田夏菜子であった。また、百田が述べた「恋愛・結婚・出産を経てもももクロを長く続けたい」「女性版SMAPになりたい」といった目標に共感するなど良き理解者にもなっている。
  • ※3:これは山寺と山里のニックネームが同じ「山ちゃん」だった為に番組側がとった措置であった。番組内のテロップでは本名で表記された山寺と対照的に、山里は「南海ちゃん」と表記されていた。その為松岡はおはガール時代のエピソードに触れる際に「2人の山ちゃんに鍛えられた」と語る事がある。松岡が番組を卒業した後、山里は2010年度のみ「ヤマサットン」という自身の名字から名づけられた悪役キャラとして出演し明確な区別がなされた。

演技力編集

真面目でおしとやかな人物、ドジっ子気質のある明るい人物、サバサバした性格の人物、オタク気質な人物、やさぐれた人物まで幅広く演じており、演じた役柄は学生アイドル、商社OL、経理、主婦助産師バーテンダーかるたクイーン竹林院いじめっ子、擦れっ枯らし、風俗嬢など多岐に渡り、多くの一般のファン層や業界からの支持を集めている。車キャラの声を演じたことも。

特に連続テレビ小説あまちゃん』で入間しおりを演じた際には『桐島、部活やめるってよ』での沙奈役とのギャップから演者が同一人物である事に気づくまで時間がかかった視聴者も少なからずいた。


声優としても少女役(例:『バースデー・ワンダーランド』の上杉アカネ)や少年役(『聲の形』の小学生時代の石田将也)なども演じている。


演技力の高さ故多くの賞を受賞しており、特に『ちはやふる』では出演者の中で一番多く賞を獲得した(※4)。


  • ※4:第8回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞(2016年)、第40回山路ふみ子映画賞 山路ふみ子新人女優賞、第10回TAMA映画賞 最優秀女優賞(2018年)、第40回ヨコハマ映画祭 助演女優賞、第61回ブルーリボン賞 助演女優賞の5つ。ちなみにこれらの賞の一部は『ちはやふる』だけでなく『猫なんか呼んでも来ない。』『勝手にふるえてろ』『万引き家族』での多彩な演技力が評価されて総合的に受賞されたものも多い。

多芸多才編集

トーク力に定評があり、『うつけもん』『オサレもん』『ツギクルもん』『ENGEIグランドスラム』で芸人のネタに対してコメントしたり、共演者にツッコミを入れるあるいはイジる、エピソードトークにオチをつけて視聴者や共演者の笑いを誘うなどのバラエティタレントに求められるセンスを会得している。


バラエティ番組のMCやアシスタント、ラジオパーソナリティ、ドキュメント番組のナレーションなどを務める事もある。2019年の『27時間テレビ』ではビートたけし村上信五と共にメインのポジションに抜擢されるなど、女優業と同様に大御所タレントとの共演も多い。多くの共演者から高い評価を得ており、『おはスタ』で共演していた山寺宏一は「司会は茉優の方がうまい」「茉優だったらコーナーを任せられると思って、番組で茉優のコーナーをやったことがある」と語っている。


『正直女子さんぽ』(フジテレビ系)での食レポでの言葉選びの独特さ(例:もちパイの中身の熱さを「とろっとしたのが中に入ってて、それがマグマなんです」と評す)やロケ中のリアクションも評価されている。


歌唱力も高く、前述の通りモーニング娘。'16と共演したほか、ファッションブランド『ロペピクニック』のCMに出演した際には槇原敬之の「どんなときも。」をカバーしたり、CHARAが作詞作曲を手掛けた「星屑コーリング」を歌うなどしている。また、映画『ひとよ』(2019年)では岡村孝子の「夢をあきらめないで」をスナックのカラオケで歌うシーンが存在する。


特技の一つとしてものまねが挙げられており、おはガール時代から柳原可奈子イモトアヤコ仲間由紀恵はるな愛江頭2:50などのものまねを披露していた。女優として知名度を上げてからも『踊る!さんま御殿』『嵐にしやがれ』(共に日本テレビ)『チューボーですよ!』(TBSテレビ)などで柳原やキャサリン(ディラン&キャサリン)のものまねを披露した事がある。


弱点・短所編集

様々な長所がある一方、FRIDAYにおいて煙草を吹かして喫煙している所を撮られてしまい、読者から悪い印象を持たれてしまった事もある。しかし、全てがマイナスに動いた訳ではなく2019年の映画『ひとよ』では佐藤健鈴木亮平と共に喫煙するシーンが存在しており、結果的に役作りの面でこういった経験が活かされた場面もみられている。


役作りの際に演じるキャラクターの性格がうつってしまう事もあるといい、『桐島、部活やめるってよ』で沙奈を演じていた頃はよく母親と喧嘩していたと語っている。


バラエティ番組でのリアクションやトーク力に定評がある一方で「あざとい」「ウザい」などと批判される事も時々あったが、最近では下火となっている。


評価編集

上述のように様々なイメージで語られる事も多い松岡だが、現場では「『勝手にふるえてろ』のような予算が少ない映画に出演し結果を残したことで、他事務所の俳優やテレビ局とのしがらみに関係なく、『作品(監督・脚本)』が良ければ出るし、良くなければ出ない、というイメージがついた」「主演や脇役などのポジションを問わず作品の良さでオファー出来るため、制作サイドは起用しやすい」と評されている。また、バラエティ番組で多くの著名人に物怖じせずに接する姿への評価も高い。その為本来ならばジャンルが異なるバラエティタレントの小島瑠璃子は一時期松岡の事をライバル視していた。


時代劇『銀二貫』(NHK総合 2014年放送)で共演した津川雅彦は松岡の事を「天才だね」「とにかく度胸がある。つらい過去を告白するシーンは、涙を見せず、自分の運命に対する静かな納得があり、日本人の持っている美意識が出ていた。すばらしい女優になる素質がある」と高く評価している。


『うつけもん』『オサレもん』『ツギクルもん』『KYO-ICHI』(フジテレビ系)で共演した小木博明は「しゃべりがすごい。(当時)19歳の女優さんですよ」、矢作兼は「女優が駄目になっても食っていける。おぎやはぎに入れたいくらい」と評価している。


太田光(爆笑問題)は『桐島、部活やめるってよ』での松岡の演技を「ひとり化け物のような女優が出てましたね。やけに上手い。上手過ぎて浮いちゃってるんですよ」「あれは樹木希林(※5)レベルになるんじゃないかな」と『爆笑問題カーボーイ』で評した。また、2019年の『27時間テレビ』の終盤で太田自身がボケを連発した際に松岡が積極的にツッコミを入れていた事を高く評価している。

  • ※5:この太田の発言の5年後に樹木と松岡は『万引き家族』で共演した。

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関連タグ編集

女優

日高里菜 百田夏菜子 朝日奈央 家入レオ 桧垣果穂(高校時代の同級生)


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