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東海道本線(静岡地区)

とうかいどうほんせんしずおかちく

ここでは、JR東海(東海旅客鉄道)が管轄する東海道本線の内、熱海~豊橋までの区間の事を表す。
目次 [非表示]

路線データ編集


路線名東海道線(熱海-豊橋)
使用線路東海道本線
路線延長189.0km
駅数45駅(両端と貨物駅を含む)
起終点熱海駅-豊橋駅
鉄道事業者JR東海
ラインカラー橙色
路線記号CA
開業年月日1888年9月1日


運行形態編集

2008年113系115系置き換え以降、この区間はほとんどが片側3扉の3~6両編成が主流で、朝夕に熱海~沼津間をE231系E233系による4扉車による5~10両編成が走る。

詳細は使用車両を参照のこと。


最高運転速度は110km/hで、駅間が長くまた走行する電車の大半が211系2M1T車や313系など加速度の大きな車両で占められている影響が大きい。なお、この区間の所要時間は、客車時代の急行と同程度かそれよりもやや上回るというレベルは維持されている。


特記事項として、トイレ未装備の車両が多数運用されておいる。ロングシートも相まってか長距離移動者には不満が出ることも少なくないが、トイレについては313系・315系を併結してカバーすることも多い。

尤も、静岡地区を各駅停車で長距離移動するなんてのは青春18きっぷユーザーしかやらないことであり、一般の人は早くて便利な東海道新幹線をご利用ください。トイレに行きたくなったら素直に途中駅で降りましょう。そしてスケジュールには余裕を持たせましょう。


快速及びそれに準じた種別が殆ど無く、名古屋地区で快速運転を行う列車も本区間では一律に各駅停車である。

名古屋方面からは一部の時間帯で快速、区間快速、新快速、特別快速が乗り入れるが、豊橋~浜松間は各駅に停車する。

優等列車は、2024年3月ダイヤ改正時点で、身延線へ直通する特急ふじかわ、朝夕のホームライナー、毎日1往復の寝台特急サンライズ出雲・瀬戸で、週末深夜に三島→静岡で臨時快速が設定されている。

かつては東京から静岡、浜松への直通列車があったが2004年10月16日のダイヤ改正で沼津まで短縮され、唯一残っていた373系による1日1往復の東京~静岡直通列車も2012年3月15日で運行を終了した。


使用車両編集

JR東海・静岡車両区所属車両

211系5000・6000番台

2024年8月現在は5600番台(SS編成・3両)、6000番台(GG編成・2両)が使用されている。

ロングシート車でトイレがない。

GG編成は313系と連結した4両~5両編成で運用。


長らく313系と共に主力車両として活躍してきたが315系の投入に伴い、2024年度中に置き換えられる予定で、現在廃車が進んでいる。

同年3月にはSS2,SS3,SS7,SS8,SS11の5本、6月にはLL1,LL9,LL11,LL14,LL16の5本の計10本が三岐鉄道に譲渡。

2006年に大垣車両区から転属した5000番台(LL編成・3両)は2024年7月に全編成が運用を離脱した。


313系313系身延線を走る313系8000番台

・ロングシート車:2300番台(W編成・2両)、2350番台(W編成・2両)、2500番台(T編成・3両)、2600番台(N編成・3両)

・セミクロスシート車:3000番台(V編成・2両)、3100番台(V編成・2両)

・転換クロスシート車:300番台(K編成・2両)、1300番台(L編成・2両)、8000番台(S編成・3両)

が使用されている。

転換クロスシート車は2022年~2024年に神領車両区、大垣車両区から転属してきた。

V編成、L編成は基本的に御殿場線・身延線の車両で、同線への直通列車や、静岡車両区への送り込みを兼ねた列車で運用されている。

S編成は元セントラルライナー用車両だが、ホームライナーの運用には入らず普通列車として他の3両編成と共通運用されている。K編成は5月2日より運行を開始した。

前述の通り、211系との連結運転も行われている。


315系3000番台(静岡仕様)

2024年6月1日より運行を開始。3000番台(U編成・4両)が使用されている。

開始当初は4両単独での運用だったが、6月3日からは313系300番台(K編成)との連結運用が基本となった。

同年度末までに老朽化した211系を順次置き換えていく予定で、2026年以降には浜松~豊橋間と沼津~三島間でワンマン運転の実施が予定されている。


特急 ふじかわ

F編成・3両が使用されている。

特急ふじかわとホームライナーの運用がメインだが、浜松~豊橋間と沼津~熱海間では普通列車として運行されている。

過去には特急東海や快速ムーンライトながらの他、東京と静岡を結ぶ普通列車の運用にも就いていた。


JR東海・大垣車両区所属車両

ナイスホリデー木曽路

G編成・4両が使用されている。

大垣地区の313系の代走として、名古屋方面から浜松まで運用されることがある。

かつては定期列車があり、名古屋方面から静岡駅まで乗り入れていた。


  • 313系

JR東海 近郊形車両  313-5000系美濃赤坂線

転換クロスシート車の0番台(Y編成・4両)、300番台(Y編成・2両)、1100番台(J編成・3~4両)、1500番台・1600番台(J編成・3両)・5000番台(Y編成・6両)、5300番台(Z編成・2両)が名古屋方面から乗り入れている。

2024年3月現在は0番台と1000番台が静岡駅まで、300番台・1500番台・1600番台・5000番台・5300番台が浜松駅まで乗り入れている。

以前は掛川駅と菊川駅を発着する列車も存在した。


JR東日本からの乗り入れ車両

伝統は関東を駆け抜ける

朝夕のラッシュ時に東京方面から沼津まで直通運転する普通列車として乗り入れており、グリーン車付きの10両編成で運転される。

2024年3月16日のダイヤ改正からは、5両編成による国府津~沼津(東海道線経由)、熱海~沼津の運用も行われている。


E257系2500番台

2500番台(NC編成・5両)が、2021年3月のダイヤ改正より修善寺着発の踊り子号として熱海~三島間に乗り入れる。

乗務員訓練では静岡まで乗り入れの実績がある。

また、5000番台(OM編成・9両)が臨時列車として沼津まで運用している。



過去の使用車両

32系

80系

111系

113系

115系

117系

119系(するがシャトル)

211系0番台・2000番台(JR東日本所属車両)

211系5000番台(LL編成・静岡地区所属車両)

165系(急行富士川)

371系(ホームライナー)

185系(特急踊り子)



駅一覧編集

駅番号駅名ホームライナー快速乗り換え路線備考
CA00熱海
  1. 東海道新幹線
  2. 東海道線(JR東日本)/伊東線
函南との間に東海道本線最長の丹那トンネルがあり
CA01函南
CA02三島
  1. 東海道新幹線
  2. 伊豆箱根鉄道駿豆線
CA03沼津御殿場線(裾野御殿場方面)
CA04片浜
CA05
CA06東田子の浦
CA07吉原岳南鉄道
CA08富士身延線(富士宮甲府方面)
CA09富士川
CA10新蒲原
CA11蒲原
CA12由比
CA13興津ここから毎時6本
CA14清水静岡鉄道(新清水駅)
CA15草薙静岡鉄道
CA16東静岡
CA17静岡
  1. 新幹線
  2. 静岡鉄道(新静岡駅)
CA18安倍川
CA19用宗
CA20焼津
CA21西焼津
CA22藤枝
CA23六合
CA24島田ここまで毎時6本
CA25金谷大井川鐵道
CA26菊川
CA27掛川
  1. 新幹線
  2. 天竜浜名湖鉄道(二俣方面)
CA28愛野
CA29袋井
CA30御厨
CA31磐田
CA32豊田町
CA33天竜川
CA34浜松
  1. 新幹線
  2. 遠州鉄道(浜北西鹿島方面、新浜松駅)
(西浜松駅)
  1. 貨物駅
  2. JR東海浜松工場が近接
CA35高塚この間に西浜松貨物駅有
CA36舞坂早朝・夜間及び日中の一部時間帯は無人
CA37弁天島名の通り立地は島の上
CA38新居町早朝・夜間及び日中の一部時間帯は無人
CA39鷲津
CA40新所原天竜浜名湖鉄道ここまで静岡県及び静岡支社管内
CA41二川ここから愛知県及び東海鉄道事業本部管内
CA42豊橋
  1. 新幹線
  2. 東海道線(岡崎名古屋方面)
  3. 飯田線(豊川本長篠方面)
  4. 名鉄(東岡崎知立方面)
  5. 豊橋鉄道渥美線(新豊橋駅)/豊橋鉄道東田本線(駅前停留場)
早朝夜間を中心に通し運転有

関連タグ編集

東海道本線(名古屋地区)…豊橋以西の東海道本線

東海道線…JR東日本の東海道本線

琵琶湖線JR京都線JR神戸線…JR西日本の東海道本線

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