概要
スーザフォン(Sousaphone)とは、低音域を担当する大型の金管楽器の一種である。
「スーザフォン」という名称は、この楽器を発明したアメリカ合衆国の作曲家、ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa)にちなんでいる。
名前を耳にしたことがなくても、「甲子園のアルプススタンドで目立つ白い楽器」といえば頭に浮かぶ人もいるだろう。
チューバとほぼ同じ音域を演奏できる。
マーチングやパレードなどの立奏の際にチューバ奏者が用いることが多い。より正確にいえば、マーチングやパレードなどにおける立奏を前提に設計された楽器である。通常、隊列の最後尾に陣取り、前方に向けて和音の基礎となる低音を響かせる。
また、金管楽器ではあるものの、楽器全体を金属で作ると非常に重くなるため、形状が単純な箇所を白色のFRP(強化プラスチック)で作ってあることが多い(もちろん、イラストのような全金属製のスーザフォンも存在する)。例えばヤマハの現行モデルの場合、FRP樹脂製のスーザフォンは9.1kgだが、すべて真鍮で作るとその重量は12.5kgにも達する。
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スーザフォン回し
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