概要
解説
この合金は知られる限りでは現在から350年前より製造されるようになった。この合金の配合としては、銅65%、亜鉛35%であるが、真鍮と呼ばれる範囲としては亜鉛20%から45%である(これ以上の含有量の場合、合金として価値を持たない。逆にこれ以下の場合は丹銅と呼ばれる)。
また、この合金は黄銅とも呼ばれる。
また、一般的に黄色の銅合金を表すことがある(例:アルミニウム青銅など)
特性
この金属合金は銅や金のようにやわらかすぎず、鋼のように硬すぎないという微妙な強度及び展延性を持ち、加工が容易であるという点が挙げられる。
欠点としては、銅よりも腐食しやすい点、めっき不良などが銅などの単体金属などよりも起こしやすい点などである。
利用
その性質より、各種金属加工品として用いられ、兵器(銃器の一部や薬莢など)、貨幣(主に5円玉)、楽器などに用いられている。
その色合いから金の代用に用いられることもあり、一例としては時代劇の小道具の小判の素材にも使われている。英語圏では"poor man's gold"(貧者の黄金)という通称もあるほど。
Pixivにおけるタグとして
特に細工の素材として利用される。また、版権などの名称の一部としても利用されている。
関連画像
別名・表記ゆれ