概要
超合金の元祖と言ってもいい発明である。
ブロンズとも呼ばれ、知られる限りでは現在から5000年前より製造されるようになったが、明確な配合は定まっていない。一般的に銅の割合が少なくなるほど銅色→金色→銀色となり、もろくなる。鉛や亜鉛等の別の金属を含むこともあり、一般的に銅合金の呼称に使われたりもする(例:アルミニウム青銅など)。
特性
この金属合金は銅や金のようにやわらかすぎず、混合物の銅よりも融点が低いため、道具を作成するためには当時使用できた金属の中でも優れたものであった。
また、腐食により、青色となる。
欠点としては、錫を入れすぎるともろくなること、硬さでは鉄にかなわないことが挙げられる。
利用
その性質より、文明初期における各種金属加工品として用いられ、兵器、農具などに利用された。
鉄の精錬が発達するとそれらの役割からはずされた。しかし、鋳造のしやすさから、銅像などの装飾目的のもの、貨幣などには後々まで用いられた。特に大砲の素材としては長らく主力を勤め、砲金(ガンメタル)という別名で呼ばれることもある。
褒賞などに使われる「金・銀・銅」の「銅」はもともと青銅のことであった。
そんな限られた用途で生存した青銅であったが、19世紀に燐を混ぜて酸化銅を還元する技術(燐青銅)が発明され、強度が飛躍的に向上した。特に耐腐食性とバネ性においては鋼鉄をも凌駕し、様々な場所に用いられている。
Pixivにおけるタグとして
特に細工の素材として利用され……ていない。このタグ自体を持つイラストはほとんどない。
ほとんどが青銅聖闘士(聖闘士星矢)、青銅弾(イナズマイレブンGO)である。
関連イラスト
関連タグ
オリハルコン:ギリシャ語でορείχαλκος(山の銅)と呼ばれ、銅系合金だったとする説が有力。もしくは当時からすれば『青銅の究極版(≒超合金)』と言う意味だったのかもしれない。