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ジュラルミン

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じゅらるみん

ジュラルミンとは、アルミ合金のうちいくつかの種類を指す。また、それに由来するキャラクター名など。

概要

この項目においては金属に関してまず記述し、その後キャラクターに関して記述する。

金属

アルミニウムを主体とし、マグネシウムそのほか亜鉛マンガンよりなる合金である。いくつかの種類がある。

鉄鋼以外の金属でも他の物質を適量混ぜ焼き入れすることで硬度を増せないかと考えられたのがはじまり。最初は狙った硬度にならなかったが、あるとき銅とマグネシウムを混ぜたアルミニウム合金を焼き入れして数日後に再び硬度を計測したところ大幅に硬くなっていた(これが時効硬化の発見である)。この合金を元に微量のマンガンを加える形で商品化されたのが、ジュラルミンである。

アルミニウム合金の中では最も硬く頑丈であり、他のアルミニウム合金と同様に軽量である。古くから航空機に使われ、現在も航空機の機体の素材としてよく使われる。YS-11などは総ジュラルミン製であるが、近年の旅客機では複合材料やチタンと併用されることが多い。日用品ではケースなどに用いられたりする。

ただし、他のアルミ合金と比べると腐食しやすく、建築物の外壁などには向かない。特に塩水に対しては弱い。また、金属疲労を起こしやすく、航空事故の原因になったりしている。これらは添加物としての銅の影響であるとされる。

ただ、戦前~第2次大戦直後までは今と異なり、航空機の寿命をそもそも数年程度と見積もっていた。そのため、どこの国も長寿命など端から期待していなかったのである。民航機として商業ベースで長時間・長期間飛行するようになると、先の弱点が露呈。特にジェット化が始まり、高高度を与圧された状態で飛行するようになるとその影響は無視できなくなり、設計段階からフェイルセーフの概念が取り入れられるようになっていった。

終戦直後に余剰航空機ジュラルミンの活用策として、1946年、国鉄モハ63系電車のうちの6両が外板と内装をジュラルミンとされて落成したが、当時の日本で国電が走るような都市部はほぼ全て沿岸部であり、海から10km程度のところも多いため、先の素材としての欠点と、電気車両ゆえの電食で早期に腐食が進んでしまい、落成約8年で継続使用は諦められて試作型鋼製車体へと改造された。同様にオハ35系の2等車オロ40も数両が同様にジュラルミン車体で落成している。電気車両ではなかったことと、営業運転の当初より塗装していたため、ほぼ無塗装だったモハ63ほど腐食は激しくなかったものの、これも早期に見切りをつけられ、ほぼ同時期に試作型鋼製車体(オロ42)に改造されている。

組成の違いによって超ジュラルミン・超々ジュラルミンなどの種類があるが、共通した特徴として高い強度を持つ、重量当たりの耐荷重は鋼鉄材料を大きく上回るため、必要な強度を確保しながら軽量化を図る用途に理想的な性質を持つ。近年ではより軽量な炭素素材やマグネシウム合金などの開発が進み、これらに用途を奪われる傾向にある。

軽量化目的以外にも、切削加工性に優れ精度が出しやすいため、精密部品の材料に使われることも多い。いわゆるアルミ削り出し。

曖昧さ回避

Pixivにおけるタグでは、このタグはほぼぬいぐるみのほうにつけられる。少なくとも金属につけられたものは記事執筆時点では皆無である。

よつばと!

漫画よつばと!の主人公であるよつばが所有するテディベアである。

このぬいぐるみは9巻でぬいぐるみショップで一目惚れして買ってもらったもの。

名の由来は恵那のテディベア「ジュリエッタ」の言い間違いから。

スイッチがついており、押すと「めぇぇぇ~」と鳴く。

合金戦隊メタルボイス5

合金戦隊メタルボイス5のメンバーの一人。

リボンの騎士

ジュラルミン大公。王のいとこで、息子のプラスチックを王にすることをたくらむ。

その他

自転車部品メーカーシマノの最上級コンポーネントデュラエースの名はジュラルミンに由来する。

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