概要
農業生産での労働の技術的補助手段を総称して農機具という。農機具は広義の農具と農業用の機械とに大別される。
農具は土を掘り返したり、農作物を収穫したり、脱穀するときなどに使われる。農具には人力で用いるものと、畜力(牛・ロバ・馬等に引かせるもの)を用いるものがある。
主な農具一覧
耕うん・整地
・鋤(すき)
・犂(からすき)
・踏み鋤
・鍬(くわ)
・掘り棒(原始的な農具。まだ犂や鍬を持たない段階で、かろうじて浅く耕すことを可能にした道具。踏み鋤以前の道具。)
・耕耘機
水運び、揚水
・竜骨車
・踏車
収穫
・鎌(かま)
・指につける穂刈り用ナイフ
・鍬(くわ。「掘りとり」の道具として用いる場合)
脱穀
・唐棹(からさお)
・千歯扱き
他
・篩(円篩(まるどおし)、長篩(ながどおし)、横篩(よこどおし)、長唐箕(けんどん)、横唐箕)
・熊手 (くまで)
・鋤簾(じょれん)
・裁断機
・精米機
・田打車