曖昧さ回避
- 柔らかい響きが特徴の、トランペットに似た形状の高音の金管楽器。
- 古くは中世・ルネサンス時代から、19世紀頃まで使われた管楽器。リコーダー等の木管楽器のように、音孔を指で押さえることで音を変えるが、金管楽器と同様にリップリードを用いる。ツィンク(独:Zink)とも呼ばれる。
- パンの一種。⇒詳しくはチョココロネを参照。
- ソフトクリームのカップ。
- 『マール王国の人形姫』の登場人物。→コルネット・エスポワール
- 『ハーメルンのバイオリン弾き』の登場人物、コル・ネッドの愛称。
pixivではもっぱら「コルネットとクルル」がヒットする。
コルネット(金管楽器)
コルネット(Cornet)とは、高音部を担当する金管楽器の一種。
アルトホルンやユーフォニアムなどと同じく「サクソルン属」と呼ばれる楽器の一種で、そのグループのなかでも特に高い音域を受け持っている。
B♭コルネットとE♭コルネットがあり、特にE♭コルネットは「ソプラノコルネット」とも呼ばれている。
トランペットに似た形状をしているが、トランペットの管のおおよそ半分が円筒管(筒のように太さに変化がない)であるのに対し、コルネットはその3分の2が円錐管(ベルに向かってだんだんと広がっていく構造)で造られている。そのため、トランペットと比較するとより柔らかな響きを出すことができる。
吹奏楽などではトランペットパートの持ち替え楽器となることが多いが、ブラスバンド(英国式金管バンド)では高音部を担当する要(かなめ)の楽器として、さまざまな役割の奏者とともに用いられている。
関連イラスト
関連動画
コルネット協奏曲(Concerto for Cornet and Brass Band)/フィリップ・スパーク
第1楽章「アレグロ・モデラート」(Allegro Moderato)
第2楽章「レント・アッサイ」(Lento Assai)
第3楽章「アレグロ・コン・ブリオ」(Allegro con brio)
(Cornet Soloist : Roger Webster)
ソング・アンド・ダンス(Song and Dance)/フィリップ・スパーク
(Cornet Soloist : Hans Gansch)
「ハイランド讃歌組曲」より フラワーデール(Flowerdale - Hymn of the Highlands)/フィリップ・スパーク
(Soprano Cornet Soloist : Christian Hollensteiner)
ヴェニスの謝肉祭(Carnival of Venice)/ナポリ民謡
(Cornet Soloist : Maurice André)
コルネット奏者
国内
- 上田悦世
- 岡本篤彦
- 小島圭滋
- 平林剛
- 渡部康三
海外
- キング・オリヴァー(Joe "King" Oliver) - アメリカ
- ドン・チェリー(Don Cherry) - アメリカ
- ナット・アダレイ(Nat Adderley) - アメリカ
- ハーバート・クラーク(Herbert Lincoln Clarke) - アメリカ
- ルイ・アームストロング(Louis Armstrong) - アメリカ
- レッド・ニコルズ(Red Nichols) - アメリカ
- ジェームス・シェパード(James Shepherd) - イギリス
- ピーター・ロバーツ(Peter Roberts) - イギリス
- モーリス・マーフィー(Maurice Murphy) - イギリス
- ラッセル・グレイ(Russell Gray) - イギリス
- リチャード・マーシャル(Richard Marshall) - イギリス
- ロジャー・ウェブスター(Roger Webster) - イギリス
- ジャン=バティスト・アルバン(Joseph Jean-Baptiste Laurent Arban) - フランス
- モーリス・アンドレ(Maurice André) - フランス
- ハンス・ガンシュ(Hans Gansch) - オーストリア
- ラッセ・トゥーンクヴィスト(Lasse Tornqvist) - スウェーデン
架空のコルネット奏者
- 浅野葉月(ららマジ)
- 樹貴ノ恵(きんいろカルテット!)
- 星城涼葉(きんいろカルテット!)
- ポーレット(ガールズシンフォニー)
- 真壁幸彦(群青のカノン)
- リチャード・カーウィン(きんいろカルテット!)
関連タグ
トランペット トロンボーン ホルン アルトホルン チューバ ユーフォニアム スーザフォン
マール王国の人形姫 コルネットとクルル ハーメルンのバイオリン弾き