曖昧さ回避
- かつてFANZAGAMES/DMMGAMESからリリースされていたゲーム。正式名称は『ガールズシンフォニー~少女交響詩~』、本項目で解説。
- D.C.シリーズの女性向け作品→D.C.Girl'sSymphonyを参照
概要
2017年2月14日リリース開始されたオンラインゲーム。ジャンルはRPG。
千年戦争アイギス・フラワーナイトガールと同様に一般版とR-18版がリリースされている。R-18版はタイトルに「X指定」が付く。
略称として「ガルシン」がよく使われている、他に「お歌」もある(歌よりも演奏じゃないかというツッコミは無しで)。
何といっても特徴はlive2dを使用したホーム画面でニュルニュル動くキャラクター。
また、フラワーナイトガールの開発会社「YourGames」が開発しただけあり、戦闘時のSDのクオリティも高い(好感度イベントの肝心な部分は一枚絵だが…)。
一方キャラの属性が色々てんこ盛りで妙にカオスな状況になっている。
奇人・変人・変態はこの作品ではもはや当たり前Lv。
特に目立つのが同性愛が深かったり、調教好きだったりするタイプである(両方備えているキャラもいる)。
勿論普通に指揮者が好きな純愛タイプのキャラもいるので安心して頂きたい。
もう一つの特徴として、音楽を題材にしたゲームということもあるのか、BGMにとても力を入れている。
その力の入れようが特に現れているのが2週間程度の期間限定イベントごとに主題曲を作っているというところだろう。
そのどれもが名曲・神曲ばかりでファンからは「無駄遣いも甚だしい」という称賛の声が上がっている(参考)。
尚、本作はエロシーンだけじゃなく、シナリオ中にエグい部分が出てくるので注意してもらいたい。
場合によってはキャラクタークエストやイベントクエストでエグくなることも。
このため総括して、万人受けしやすかった「フラワーナイトガール」より人を選ぶゲームになっている。
しかし、読み応えのあるストーリーも多い。
全年齢版はエロシーンがカットされる等マイルドになっている。
2017年8月30日に、リニューアルを伴う長期メンテナンス、及び運営(製作)会社の変更が行われることが告知された。
このため、9月29日の14時で一旦現体制のガールズシンフォニーは終了してしまった。
そしてタイトルを『ガールズシンフォニー:Ec ~新世界少女組曲~』に改題してに再開する事が告知された。
開発会社は「かんぱに☆ガールズ」などを展開している「OVERRIDE」。
10月1日事前登録受付開始。
再開時期は当初2018年秋頃の予定であったが延期となり、なんと予定日の一年後の2019年12月5日にようやくリリースとなった。
もうリリース時にはLive2Dを利用したゲームはそれほど珍しくなくなっており、またリニューアル前にぬるぬる動いていたキャラクターのモーションは表情変化とアイドリング程度に収まっているため、若干地味になった。
が……(後述)。
設定
ストーリー
芸術の女神によって創造された世界ハルモニア。
世界は美しく、なにより音楽に満ち溢れていた。
「人々を導く光となるように──」という女神の願いが込められた音楽は、まさに音楽魔術と呼ぶにふさわしい力を持ち、それを適切に扱うために設立された音楽院とともに、人々に繁栄をもたらした。
──しかし、音楽の力を独占しようとたくらむ欲深き者たち、科学貴族階級(文明ギルド)の一団により世界は一変してしまう。
文明ギルドは、音楽家を破滅させるための機械(インクイジション・オートマタ)を開発し、自分たちの意に従わない音楽家たちを虐殺。
音楽が好きというだけの人々さえも迫害し、いまやハルモニアは音楽のまったくない世界になってしまった。
世界に音楽を取り戻すため、音楽院は音楽解放戦線を開始。
そして、一人の指揮者(コンダクター)に希望を託した……。
プレイヤー(あなた)は指揮者と呼ばれ、楽団員をまとめあげ、戦闘させる力を持っています。
その希有な力を駆使し、どうか再び世界に音楽を取り戻してください
リニューアル時
文明ギルドの超大型列車砲により音楽院は破壊された。
そして破壊力と機動力を兼ね備える列車砲は音楽解放戦線全体をも窮地に陥れた。
だが解放戦線は決死の破壊工作を敢行、列車砲と付随する基地の破壊に成功する。
壊滅的被害を受けた両陣営は交渉等の水面下の戦いと街や設備の復旧を続け、そして…
-長き時を経て、音楽を取り戻す戦いの幕は再び上がる-
システム
リニューアル前のシステム
プレイヤーは指揮者(コンダクター)として楽団を率い、文明ギルドを倒していくのが目的となる。
基本的なシステムはフラワーナイトガールに似ているが異なる部分もある。
特に戦闘は違いが顕著で、楽団員の配置を決めた後はターンごとに編成の隊列の入れ替えをする「ローテ」か、変えずに戦闘する「ステイ」を選択して戦闘を続ける。
このコマンドにより、敵が前列全体に攻撃しそうな時にローテで列を変えて少人数で受けるなど多少なりの戦略性もある(オーケストラは指揮者がへっぽこだとgbgbになってしまう)。
オート戦闘も可能だが、クエストには全員生存のコンプリート報酬があるため、実力が拮抗している状態では避けたほうが無難。
また、前列のスキルの発動もON/OFFの切り替えが可能であるため、敵が少ない際には全体攻撃スキルを温存させるという戦略もできる。
また、フラワーナイトガールとは違ってクエストに出撃すれば経験値が手に入る(強化アイテムもある)。
開始当初はややシステムが不便な面もあったが、少しずつ改善されてきている。
例を挙げると、
・レイドボスのスキップ機能投入
・レベルアップ時のスタミナ上限突破
・演奏会(花騎士でいう「探索」)の追加
・ローテ時の中衛後衛のエフェクトの高速化、地味だったスキルのエフェクトも☆3以上は派手に
・前列での攻撃しかできなかったソーサラーや自分の回復ができなかったクレリック等のタイプ役割の見直し
・フラワーナイトガールコラボイベントの無期限化(後にゲームのリニューアルに伴い9月11日の14時に終了となる)
等があり、特に
・2017年6月7日のメンテナンスまでに開始した指揮者に対するチュートリアルリニューアルのための☆4、☆3キャラ各1体確定の11連ガチャ(※開始時に存在したキャラクターから選ばれる)
は事前登録ガチャをしていなかった団長にも大きな恩恵を与えた。
ユニットのレアリティは☆1~☆4まであるが、例によって☆3の入手確率は6%、☆4の入手確率は0.5%とフラワーナイトガールに習って低い。
イベントで入手できる☆3のキャラが揃うまでは☆2や☆1のユニットにお世話になるだろう。
また、ゲーム開始時こそ石の配布は多かったものの、最近あまり行われない傾向ある。
このため、結果としてガチャ確率の渋さだけが残ってしまった。
好感度を上げるプレゼントは5種類あり、ケーキ・宝石・ぬいぐるみ・本・花となっている。
リニューアル後のシステム
リニューアルされたものでは戦闘は編成が前線で戦う「コンバット」と黄金の旋律で援護する「オーケストラ」に変えられており、バトルシステムもターン制からオートバトル制に変更された。
それにより動き回る音精(ニュムパ)or演奏家(パフォーマー)が見られ、音精(ニュムパ)or演奏家(パフォーマー)の画像の下部分にある黄色のゲージが溜まるとアイコンをタッチすることで技を発動出来るようになった。
なお、上記で「動き回る」と書いた通りSDも手を加えられているが、移動時にはYourGames製のゲームではまず見られない真横を向いたSDが見られる。
左側にある黄金の旋律にセットした音楽は様々な効果を発揮する。
また自動的にスキルや黄金の旋律を使用できるようにオートが付いている。
ガチャでの最高レアリティは☆5となり、入手率はリニューアル前の10倍の5%(開催ガチャによってはもっと高くなる)となったが、上限突破前提のシステムかつ、装備の枠が開くため、まったく突破していない☆5のキャラより、最終まで限界突破した☆4のキャラ(イベントキャラも同じ)の方が強いという状態になっている(今作はシンフォニアツリーや装備による強化の比重が大きい)。
また、レアリティの上限突破も実装されているが、レアリティを上限突破するとスキル内容がパワーアップする代わりにスキルのレベルが1に戻ってしまい(主にダメージ倍率等が下がる)、またレアリティ突破後は突破前のレアリティの素材が複数いるようになり、覚醒が難しくなる等リスクもある。フル強化予定のお気に入りのキャラクターならまだしも、スキルによる殲滅力の高いキャラクターの場合は突破素材がある程度揃うまで様子見するのも一考。
ガチャはしばらくの間リニューアル後のキャラが恒常ガチャに追加されないという状態であったが、2020年1月下旬に追加された。一応、回す前にガチャのラインナップは確認しておこう。
ステータスは「生命力(HP)」「攻撃力」「防御力」「素早さ」の分かりやすいステータスの他に「演奏力」というステータスがある。スキルゲージの溜まりやすさやスキルの威力等に関係しており、リニューアル後のシステムでは基本「演奏力」が高いほど敵を早く殲滅しやすくなるという傾向になっている。演奏力の低いキャラクターでもシンフォニアツリーや装備や黄金の旋律で補強は可能。とはいえ、高難易度となると「生命力」「防御力」も勿論無視できるステータスではなくなる。
一方で「攻撃力」「素早さ」についてはリリース時からツイッターにてプレイヤーから度重なる検証がされているが、ソシャゲーの重要なポイントである時間短縮(DPS)に関する芳しい結果は出ていない。「攻撃力」特化をすれば限界突破を重ねるほど頻度が高くなるスキルの発動が邪魔になり、「素早さ」は攻撃回数の他、移動速度&回避に関係する意外と守備的なステータスであるのが原因だろう。
また、「クリティカル率」「ガード率」というものもあり、装備でのみ補強が可能。ただし、装備一つでは効果が薄く、複数装備すると今度は装備のステータス補強ができなくなるというジレンマを抱えており、死にステ扱いされている。特に自前の装備品がこの2種のステータス強化だった場合は汎用装備か他キャラの装備品に頼ることになってしまう。
第二進化も一部のキャラクターで解禁されており、シンフォニアツリーが一つ多くなるので単純に戦力で大きなアドバンテージを得られやすい。ちなみにこのシンフォニアツリー、後に開放した能力ほど上昇する%の値が高くなるので、適当に開放していくと後々後悔することになるかもしれない。とはいえ、開放順によるステータス差は微々たるものではあるのだが…。なお、ツリーのリセット機能は長らく存在しなかったが、2020年5月25日に漸く実装された。
また、入手&フル強化が容易だったリニューアル前に比べてイベントキャラの入手&フル強化のハードルが上がっている。例を挙げればやたらと高い交換所の景品や上限突破前提のシステムのためフル強化しようとすると相当なイベントアイテムがいることになる等、突破できる回数も10回とめちゃくちゃ増えた。リニューアル前にフル強化していたイベントキャラも今回のシステムでは当然フル強化にならない。もちろん☆5キャラをフル強化するならガチャで引き当てる相当な運が必要。今回はどんなキャラでも限界突破できるアイテムもあるが、☆5用となると入手は容易ではない。なお、リニューアル前にイベント報酬だったキャラクターは召喚に追加される形になり、低確率でドロップする復刻イベントや高難易度マップ(下記)も用意されている。
なお、イベント会話がフルボイス(新キャラのみ)になったほか、最終マップのクリア後にはハーレム系のご褒美イベントがある(R-18版のみ)。しかし、第二回開催イベントからあからさまに難易度が引き上げられており、おまけに高難易度の前半最終ステージをクリアしないと後半ステージにすすめないこともあってイベント攻略が容易だったリニューアル前との落差から不満の声が出ている(それに応えてか第三回は周回用の高難度ステージが別に設けられシナリオ攻略だけなら無課金でも何とか可能)。
なお、イベントの形式は
・イベントマップを探索して集まる楽器で演奏して客からアイテムを貰うタイプ(第1回~)
・マップ攻略で出現したボスを倒して入手する専用チケットでイベントガチャを回すタイプ(第3回~)
・マップ攻略でキャラクターを集めて遠征に出してアイテムを貰うタイプ(第4回~)
・マップ攻略でポーカーを行うためのチケットとイカサマの手札を集めて、イカサマありのポーカーを行うタイプ(第5回~)
の「手間+手間」(イベントによっては更に手間が増える)という非常に回りくどい形式のため、この点の改善を求める声も出ている。しかもイベントガチャ形式はボックスガチャではない。
ガチャも観客もイベントアイテムだけでなくゴールドや強化アイテムを出すので、交換優先度の高いイベントキャラや限界突破アイテムを集めるだけでも時間と手間がかかってしまう。
第4回の遠征タイプではイベントアイテムが集まりやすいように若干調整されたが、「手間+手間」のスタイルは変わらず、今度は時間限定のイベント遠征出現時に攻略に必要なキャラクターが揃ってなかったり、最適なメンバーを揃えても攻略度が100%にいかなかったり、よりによってその100%でイベントキャラがドロップしたりと新たな問題点が出ている。しかもこれはドロップのアナウンスが事前にされており、限界突破が楽になるかと指揮者が胸をなでおろした矢先の出来事である。なお、2回目の遠征イベントからは何故かイベントアイテムが集めづらくなった。
第5回イベントではリニューアル前の人気イベント(運営曰く)だったポーカーが復活……したが、非常に面倒な仕様になって再登場した(詳しくは上記)。前作のポーカーは「イベントマップを周回せずに楽にイベントアイテムを稼げるコンテンツ」として人気であったため、その要素を完全撤廃してポーカーだけを残した新システムのポーカーは前作を遊んだユーザーからすると首をかしげるしか無いものになっている。このままではすごろくもきっと…。
また、最初こそイベントの交換所はイベント終了と同時に閉鎖されていたが、程なくして交換所の利用期限はイベント終了から1週間程度と伸びた(イベント画面だけでなくホームの『交換所』からも行ける)ので、時間一杯まで粘ることは可能。ただし、第5回イベントでは2体目以降の交換枚数が増え、もともと交換が大変だったのに何故か更にハードルが上げられた。しかし、イベントクリアでイベキャラを確実に入手できるミッションや、第6回はイベントガチャ形式でありながら別途メダル交換所の実装や高難易度クリアで「☆5楽団員確定チケット」が貰える等、激しい振り子調整によってイベント毎に評価は乱高下するものの、全体を見れば(ほんの少しずつ)遊びやすくなってきている。
システム面では不便な点がまだ多くあり、特にキャラクターやアイテムのソートで不便さが目立つが、おまかせコマンドである程度緩和は可能。ただし、売却する場合はおまかせ任せにすると低レアのキャラ装備も売ってしまうので欲しい場合は注意。また、武器や黄金の旋律の保管庫はすぐ一杯になりやすいので拡張のための音晶石は常に確保しておきたい。一応、2020年2月末には武器保管庫の初期値&上昇幅が拡張され、上限超過分の石は返却される処置が取られた。
また、上記の通りイベントアイテム回収に手間がかかる上にスタミナ回復薬系のアイテムも無いので、スタミナ回復用の石も確保しておこう。読み込みミスによるエラー落ちも頻繁に起こりやすい。動作が重い際は大人しく待ってみよう。
その他の不便な点だった「一人の楽団員を複数の楽団に編成できない」仕様や、「他楽団員のシンフォニア装備は同一武器種のみ1つだけ装備できる」仕様も2020年2月末には撤廃された。
その他の新要素として、ノーマルモードのステージ1-7-10をクリアするとハードモードの「ディソナンシア」が解禁される。いわゆるパラレルワールド扱いであり、音楽院と文明ギルトの戦争が過熱しすぎた結果、何もかもが荒廃してしまった世界である。
スタミナは消費しないが一日10回しかクエストに挑めず、勲章を貰う条件も難しくなっている。だが、勲章を集めることで☆5のキャラクター「ファウスト」が手に入るため、挑む価値は大いにある。『音楽魔法は敵4体に大ダメージ・固有装備は演奏力3000以上上昇・自身を確率でHP回復』と配布キャラクターとしては破格の性能で、引継ぎのない指揮者にも非常にありがたい処置なので挑んでみよう。余談であるが、リリース当初はノーマルモードの攻略ステージに関係なくステージを進めたが、2020年1月中頃にノーマルモードの攻略と比例して解禁されるシステムに修正された。その後、勲章では無く黒薔薇という収集品と交換に変更され、6月に☆5キャラ「ハムレット」が追加されたが、こちらはファウスト程使い勝手は良くない。
また、ノーマルモードの2-7-10をクリアすると全ての楽団員を率いて挑戦する総力戦マップ「虹のレリクス」が開放される。体力を引き継ぎながら塔の頂上を目指すマップであり、一日一回挑戦可能。長丁場になるが、最上階をクリアすると状態異常付与武器や状態異常耐性装備、交換所で使えるメダルを貰うことができる。長期的なプレイを目指すなら挑んでみるといいだろう。
なお、マップは楽器を模した塔になっており、芸術の女神ミューズから「八つの音色」を授けられ、世界を豊かにした8人「虹音聖(ムジカ)」に纏わる場所なのだが、マップで表示される人物の解説を見るとどうも一癖二癖ある人物ばかりだったようである。
兎にも角にも運営会社が変わったため、総括して「別物」と言えるゲームになっている。特にイベント周りの面倒臭さは同会社製作の「かんぱに☆ガールズ」を遊んだことのある人なら思い当たる部分はあるのではないだろうか。ガチャで不具合を起こすこともあり、この点は特に批判が大きい。
もちろん、新キャラに素直な指揮者ラブ勢が増えていることや、上記のご褒美ハーレムイベント、新キャラのSDも前運営会社に習ってクオリティが良い等のいい面もあるので、長い目で見守っていこう。
余談であるが、2020年3月10日にはリニューアル前は行うことができなかった初の公式生放送が行われた。
登場キャラクター
声優は非公開。
指揮者(コンダクター)
プレイヤーそのもの。
男性。
多くの指揮者が文明ギルドに捕まり拷問死していく中、落ちこぼれだったおかげで文明ギルドからの追跡が弱く助かっていた。
しかし、イベントクエストやキャラクタークエスト等で楽器の知識や人格者っぷりを出しているため、ただの落ちこぼれではない様子。
むしろ個性的すぎる演奏家や音精を纏め上げているのでもはや落ちこぼれではない域まで来ているのはこのタイプのゲームのお約束だろうか。
また、このタイプのゲーム主人公にしてはパーソナリティがはっきりしているところがある。
リニューアル後はジレーネ音楽大学に在学していたと明言されている。
そして数多くの音精・演奏家との交流や文明ギルドとの戦闘、上司(↓)のシゴキの賜物なのか、ヴィエンナ音楽院首席指揮者にまで上り詰めている。
そんな指揮者だが、第4部クリア後の幕間譚1では彼がかつて「落ちこぼれ」と何故呼ばれていたのかが語られることになる。
ファリス・メンデルスゾーン
このゲームのナビゲート役。
元ネタはフェーリクス・メンデルスゾーン。
詳しくは該当記事へ→ファリス・メンデルスゾーン
ヴィエンナ音楽院(音楽院は他にも存在する)の理事長代理であり、指揮者であるプレイヤーを拾い上げ、文明ギルドに立ち向かうための希望を託した。
初対面時にプレイヤーを文字通り「落ちこぼれ」呼ばわりしていたが、一応本編中は(表向き)プレイヤーを立てている。
彼女もストーリーはもちろん、プレゼント画面やクエスト画面で動いており、ストーリー以外の場所でしばらく彼女がいる画面を放置すると頭や胸等をタッチすることができ、照れたり驚いたりする彼女を見ることができた(リニューアル前)。
同会社が作ったフラワーナイトガールのナビゲート役「ナズナ」が白を基調とした服装をしているのに対し、こちらは普段は黒を基調とした服装をしている。
しかし、雇われ指揮者であるプレイヤーから見たら理事長代理である彼女は上司にあたること(ナズナは団長(プレイヤー)の補佐官)、前述の通り敵には容赦がない姿勢(文明ギルドとは違うので殺しはしない、とは言っている)から、黒い服装も死神装束に例えられて多くのプレイヤーから「デスゾーン様」と呼ばれ、恐れられている。
ルイズ・デュードネ
シャルロワの王太女、つまりシャルロワ王位継承第一位のお姫様という本物のVIPで、リニューアル後から頻繁に名前を聞く事になる人物である。
というか、リニューアル後の初イベントが彼女の暗殺計画を阻止することであり、文句無しのガルシンのキーマンと言って良い。
暗殺の標的になった理由は、音楽とバレエをこよなく愛する事から筋金入りの反文明ギルド派になったからであり、音楽解放同盟と文明ギルドの間で上手く立ち回りたい王室幹部・貴族連中と衝突しているからである。
その後は限定イベントにて彼女自身だけでなく腹心の四銃士も狙われることになる。
限定イベントでの演奏会にて、観客モブの一人としてたまに簡略ビジュアルで姿を見せていたが、20年6月1日にまさかのプレイアブル化。簡略ビジュアルからは想像もつかない豪奢な衣装を纏った演奏家「アポロニア」として音楽院に編入することとなった(この偽名は彼女が演じたバレエの主役の名から)。
公私がハッキリしており、プライベートでは"全く"お高くとまらない気さくなお嬢様で、よく城を抜け出して行動していたためか世間知らずなところが見られない。ただ理不尽な我儘は言わないものの我はかなり強い方。
またかなりのミーハーで、著名なバレリーナや音楽家と会うと興奮して"面倒くさいオタク"っぽくなってしまう。そんな彼女の一番のお気に入りは、一級の音楽家にして音楽解放戦線の英雄である指揮者(コンダクター)で、本気で王配にする気のようで事ある毎にアプローチを仕掛けてくる。
「歯ごたえの無い食べ物が苦手」という少々変わった好き嫌いがあり曰く「歯が無くなりそうな気がして嫌」なのだそう。
元ネタは複数のモノを合わせていると思われる。候補は、
・ルイ14世(太陽になぞらえた異名から)
・ルイ13世(宰相にリシュリュー枢機卿がいる)
・アンヌ王妃(腹心の四銃士)
幕間譚2は彼女を主軸に物語が進む。
音精(ニュムパ)・演奏家(パフォーマー)
指揮者の元で力を振るう女の子達。
音精は楽器の精霊、演奏家は作曲家の魂が宿った少女である。
ゲーム開始時は一見双方別物のように思うかもしれないが、同じ扱いで問題ない。
あくまで生い立ちが違うだけである。
しかし、音精は潮風の当たる所が苦手だったりと楽器の特性が残っていたりするほか、この手の擬人化作品としては珍しく同じ楽器を元とするキャラが複数いるため、楽器名以外に個人名も持っている(ストラディバリウスクラスともなると元ネタのほうでも個体名があるが)。
彼女らは4つの属性に分かれており、
感性 → 荘厳
↑ ↓
論理 ← 神秘
の4すくみとなっている。
リニューアル前のタイプ
また、リニューアル前はここから「ファイター」「エンチャンター」「クレリック」「ソルジャー」「ソーサラー」「ロイヤルガード」の6つのタイプに分かれており、それぞれの役目は
後衛 | 中衛 | 前衛 | |
---|---|---|---|
ファイター | 待機 | 攻撃力上昇(前衛1人) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
エンチャンター | 生命力回復(自分) | 敵を攻撃(スキル発動不可) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
クレリック | 生命力回復(後衛全員) | 防御力上昇(前衛1人) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
ソルジャー | 生命力回復(自分) | 攻撃力上昇(前衛1人) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
ソーサラー | 待機 | 攻撃力上昇(自分) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
ロイヤルガード | 生命力回復(自分) | 防御力上昇(前衛1人) | 敵を攻撃(スキル発動可) |
と細かく分かれていた。
リニューアル後のタイプ
役職で分けられていたリニューアル前から「武器種」で分ける形となり、打・突・斬・魔・銃・弓の6種となっている(属性はそのまま)。通常のプレイ時には気にしなくていいが、ハードモード(ディソナンシア)を攻略する際に「前衛(コンバット)の武器を○種以上」というステージミッション達成条件があるため、最低各1種の武器種のキャラクターを確保して育てておくのが望ましい。
また、リニューアル版開始直後は「弓」のキャラクターだけやたらと少なかった(最初に選ぶ三人に弓のキャラクターが二人もいるのに…)。
少しずつ増えてきているが、育てた弓のキャラクターを助っ人に配置しておけば引っ張りだこ間違いなしである。
以下、長期メンテナンス前までに実装された音精・演奏家
☆4
名前 | 分類 | 属性 | タイプ | 出身地 | モチーフ |
---|---|---|---|---|---|
リンガー | 音精 | 荘厳 | ソーサラー | クロッコ地方 | ティンパニ |
ルルーナ | 音精 | 荘厳 | エンチャンター | クロッコ地方 | コントラバス |
C・モンテヴェルディ | 演奏家 | 荘厳 | クレリック | クロッコ地方 | クラウディオ・モンテヴェルディ |
アンゲリカ | 音精 | 神秘 | ファイター | ジレーネ地方 | トライアングル |
N・R=コルサコフ | 演奏家 | 論理 | ロイヤルガード | メドヴェーチ地方 | ニコライ・リムスキー=コルサコフ |
タムタム | 音精 | 感性 | ファイター | ウェイアン地方 | 銅鑼 |
フラーラ | 音精 | 荘厳 | ソルジャー | シャルロワ地方 | フルート |
ドルフィン | 音精 | 感性 | ソルジャー | クロッコ地方 | ドルフィン(1914年製ストラディバリウス) |
ヴュータ | 音精 | 荘厳 | ファイター | クロッコ地方 | ヴュータン(1741年製グァルネリ・デル・ジェス) |
ルイーゼ・ベートーヴェン | 演奏家 | 論理 | エンチャンター | ジレーネ地方 | ルートヴィヒ・ベートーヴェン |
ヨハンナ・ブラームス | 演奏家 | 神秘 | ロイヤルガード | ジレーネ地方 | ヨハネス・ブラームス |
道化師ピーティー | 音精 | 神秘 | エンチャンター | クロッコ地方 | ピッコロ |
ネリー・ヴュータン | 演奏家 | 論理 | エンチャンター | シャルロワ地方 | アンリ・ヴュータン |
アンリ | 音精 | 論理 | ファイター | シャルロワ地方 | バスクラリネット |
エイル | 音精 | 感性 | エンチャンター | ジレーネ地方 | フリューゲルホルン |
ドミーナ・スカルラッティ | 演奏家 | 感性 | ファイター | クロッコ地方 | ドメニコ・スカルラッティ |
スプラ | 音精 | 荘厳 | ロイヤルガード | ジャウハーラ地方 | シンバル |
オリヴィア/ヴァニラ | 音精 | 神秘 | クレリック | クロッコ地方 | ヴィオラ |
エーフィ・エルガー | 演奏家 | 論理 | ソーサラー | ジレーネ地方 | エドワード・エルガー |
セレスタ | 音精 | 感性 | ロイヤルガード | シャルロワ地方 | チェレスタ |
ローズ・ダンスタブル | 演奏家 | 荘厳 | ソルジャー | シャルロワ地方(?) | ジョン・ダンスタブル |
ノーティア・ブルックナー | 演奏家 | 神秘 | ソルジャー | ジレーネ地方 | アントン・ブルックナー |
アルフゥ | 音精 | 論理 | クレリック | ウェイアン地方 | 二胡 |
ヨー・バッハ | 演奏家 | 感性 | ソルジャー | ジレーネ地方 | ヨハン・ゼバスティアン・バッハ |
クロア | 音精 | 荘厳 | ファイター | ウングジャ地方 | ケーナ |
ユッカ | 音精 | 神秘 | エンチャンター | メドヴェーチ地方 | カンテレ |
☆3
☆2
名前 | 分類 | 属性 | タイプ | 出身地 | モチーフ |
---|---|---|---|---|---|
プレスター | 音精 | 論理 | ファイター | シャルロワ地方 | バセットホルン |
エスクラ | 音精 | 感性 | エンチャンター | ジレーネ地方 | Es管クラリネット |
トロン | 音精 | 感性 | クレリック | クロッコ地方 | トロンボーン |
アレッサ・スカルラッティ | 演奏家 | 神秘 | ソーサラー | クロッコ地方 | アレッサンドロ・スカルラッティ |
セロエ | 音精 | 感性 | ソーサラー | クロッコ地方 | チェロ |
フリーデ・リスト | 演奏家 | 論理 | ソルジャー | ジレーネ地方 | フランツ・リスト |
アンリエッタ・サリエリ | 演奏家 | 論理 | ロイヤルガード | クロッコ地方 | アントニオ・サリエリ |
ペッテ | 音精 | 荘厳 | ソーサラー | ジレーネ地方 | トランペット |
ポーラ・ペーリ | 演奏家 | 荘厳 | エンチャンター | クロッコ地方 | ヤコポ・ペーリ |
ヘンリエッタ・シュッツ | 演奏家 | 論理 | エンチャンター | ジレーネ地方 | ハインリヒ・シュッツ |
スーラ | 音精 | 荘厳 | ファイター | シャルロワ地方 | バスドラム |
タブリーン | 音精 | 神秘 | エンチャンター | シャルロワ地方 | タンバリン |
スーザン・フォスター | 演奏家 | 神秘 | ファイター | シャルロワ地方 | スティーブン・フォスター |
レナ・ドリーブ | 演奏家 | 論理 | クレリック | シャルロワ地方 | クレマン・フィリベール・レオ・ドリーブ |
ユウ | 音精 | 感性 | ファイター | ヤパの国 | 三味線 |
リリー | 音精 | 神秘 | クレリック | ウングジャ地方 | ハープ |
ヴァニー・B・リュリ | 演奏家 | 感性 | ロイヤルガード | シャルロワ地方 | ジャン=バティスト・リュリ |
ルカ | 音精 | 荘厳 | クレリック | シャルロワ地方 | フレミッシュチェンバロ |
シシィ | 音精 | 神秘 | ソルジャー | ジレーネ地方 | チター |
アニー・ドヴォルザーク | 演奏家 | 荘厳 | ロイヤルガード | メドヴェーチ地方 | アントニン・ドヴォルザーク |
☆1
名前 | 分類 | 属性 | タイプ | 出身地 | モチーフ |
---|---|---|---|---|---|
ベドルジーナ・スメタナ | 演奏家 | 論理 | ソーサラー | メドヴェーチ地方 | ベドルジハ・スメタナ |
エオリ | 音精 | 神秘 | ソーサラー | シャルロワ地方 | ウィンドマシーン |
アリーネ | 音精 | 論理 | ファイター | ジレーネ地方 | A管クラリネット |
ブラン | 音精 | 感性 | ソルジャー | ジレーネ地方 | B管クラリネット |
ネフメルテーハ | 音精 | 荘厳 | ロイヤルガード | ジャウハーラ地方 | ダウル |
オーリエ | 音精 | 荘厳 | ファイター | シャルロワ地方 | オーボエ |
アマティ | 音精 | 荘厳 | エンチャンター | クロッコ地方 | コントラファゴット |
アーニャ | 音精 | 感性 | クレリック | クロッコ地方 | オーボエ・ダモーレ |
スー | 音精 | 感性 | エンチャンター | ウェイアン地方 | 馬頭琴 |
ミヤビ | 音精 | 感性 | ファイター | ヤパの国 | 平家琵琶 |
ヤエ | 音精 | 神秘 | ファイター | ヤパの国 | 尺八 |
風の女神エオリア | 音精 | 神秘 | エンチャンター | クロッコ地方 | エオリアン・ハープ |
オルガノ | 音精 | 論理 | エンチャンター | クロッコ地方 | オルガン |
アイリ | 音精 | 荘厳 | クレリック | メドヴェーチ地方 | アイリッシュ・ハープ |
クリス・フェルディナント | 演奏家 | 荘厳 | ソルジャー | ジレーネ地方 | ルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン |
ハニー・パーセル | 演奏家 | 論理 | エンチャンター | メドヴェーチ地方 | ヘンリー・パーセル |
レオナ・ミンクス | 演奏家 | 神秘 | クレリック | メドヴェーチ地方 | レオン・ミンクス |
フィーリエ・ボロディン | 演奏家 | 論理 | クレリック | メドヴェーチ地方 | アレクサンドル・ボロディン |
クラリス・アダン | 演奏家 | 感性 | ロイヤルガード | シャルロワ地方 | アドルフ・アダン |
書籍
2017年8月30日よりKADOKAWAから小説版が発売されている。
著者は原作の脚本・世界設定担当の深見真氏、イラストは真奈乃マナマナ氏。
関連タグ
千年戦争アイギス、ロードオブワルキューレ、神姫PROJECT…一般版も展開しているFANZAGAMES作品つながり。
フラワーナイトガール…最初の製作会社「YourGames」がこれまで展開していたゲームであり、現在も続いている作品。このゲームで培ったノウハウが「ガールズシンフォニー」に生かされている。また、前述のコラボイベントの報酬として、本作ではオンシジューム(本作では音楽を聴いたオンシジュームの花が人になった設定)、フラワーナイトガールではバイカカラマツの花騎士となったアンリがもらえた。
(現在花騎士側ではアンリは交換所の景品となっている。)
御城プロジェクト:Re、装甲娘:こちらはDMMGAMES作品(一般向け)だが、長期メンテナンスと言う名の仕切り直しの後に再開したつながり。しかし、装甲娘はサービス終了している。
PAL-神犬伝説-:1997年発売のPS1ソフト。主人公たちと敵対する組織が偉人・科学者をモデルとした「ノストラダムス委員会」であり、「ガールズシンフォニー」リリース時にこのゲームを思い出したプレイヤーもいたとか。
そして、新たなステージへ
関連タグにもあるフラワーナイトガールにおいて、まさかのコラボイベントという名の再演が実現した。
シナリオでは、一足先に花騎士の世界にやってきたアンリがメインともいえるような立ち位置になっている。
期間限定の為、気になる方は早めの決断を。
2024年9月には、ガールズクリエイションとのコラボが告知されることに。続報を待ちたい。