- ひょっとして「ラベル」をお探しでしたか?
概要
1875年にフランス内でもスペインに近いバスク地方に生まれる。
音楽好きの父の後押しもあり、パリ音楽院へ進学する。
『亡き王女のためのパヴァーヌ』、『水の戯れ』などの作品が世間から高く評価され、印象主義音楽の第一人者として認められてゆく。
そんな中で、国による芸術を専攻する学生に対して設けられた奨学金付留学制度「ローマ大賞」で予選落ち。(更にそれは「ローマ賞」へ応募することができる年齢制限最後の年のことであった)
そんなまさかとふたを開けてみれば、審査員の門下生ばかりが本選に出場しており、コンクールの公平性やパリ音楽院のカリキュラムの不当性を露呈する結果となった。
同じフランス出身で印象主義音楽派であるクロード・ドビュッシーとは、「ハバネラ(作:ラヴェル)」を「グラナダの夕暮れ(作:ドビュッシー)」に盗作したのではないか…という確執から、互いに反発しあうようになる。
第一次世界大戦後、アメリカへ演奏旅行へ行くと、黒人霊歌やジャズ・街並みなどから多くの感銘を受けると同時に、その名を世界へ響かせた。
晩年は脳の障害に苛まれ、「音楽のアイディアはあれどそれを形に出来ない」という苦しみの中で1937年に没する。
代表作
「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」と言われる卓越した管弦楽法と「スイスの時計職人」と評価される精緻な書法が特徴的。
関連イラスト
関連動画
ボレロ(Boléro)
スペイン狂詩曲(Rapsodie Espagnole)
ラ・ヴァルス(La Valse)
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲(Daphnis et Chloé Suite Nr. 2)
マ・メール・ロワ(Ma Mère l'Oye)
水の戯れ(Jeux d'eau)