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概要
当時のあらゆる音楽ジャンルに多くの傑作を残した。
スラヴ舞曲、「スターバト・マーテル」、序曲「謝肉祭」、「レクイエム」、8つのユモレスク(第7番が特に有名)、ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」、ピアノ五重奏曲第2番(作品81)、交響曲第7番、交響曲第8番、交響曲第9番「新世界より」、弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」、弦楽五重奏曲作品97、チェロ協奏曲(ロ短調の作品104の方。もう一作は若い頃の未完のもの)、オペラ「ルサルカ」などが著名。
旋律が魅力的で、それを西洋伝統の形式に馴染ませて発展させて普遍的な魅力を持った作品を多く残すことができた。またアメリカ時代にはネイティブアメリカンや黒人の音楽も研究していて一部取り入れているとも言われている。
ブラームスやマーラー、チャイコフスキーやシベリウスなどと国際的な交流があった。当時の著名なクラシックの作曲家はほとんど皆そうであるが、国家の枠を超えた国際的な人間関係をドヴォルザークもまた築いている。母国語のチェコ語のほかに、ドイツ語と、後にアメリカで音楽学校の校長をしていたため英語も若干はできたようである。(ラテン語は学位などの授与式でわからないといっているが、レクイエムなどラテン語の曲は作っている)
趣味
鉄道マニア(鉄道オタク、鉄オタ)のはしりとして著名。幼少の頃(1848年)に、故郷の村の近くを鉄道が開通したのがきっかけで、機関車・列車の外観・型式は言うに及ばず、ダイヤも丸暗記していたと言う。ちなみに日本に鉄道が始めて敷かれるのは1872年になってからである。特に蒸気機関車(SL)が好きで、自分が多忙で駅にいけないときには、弟子達を自分のかわりに駅まで行かせて入線している車両番号を記録させたという。その際に番号を間違えた弟子を怒鳴り付け、娘に「あんなアホとお前は結婚する気なのか!!」と怒鳴った話もある。「あーあ、楽曲の権利を全部手放してもいいから鉄道車両が欲しい」と言ったエピソードもあるらしい。
アメリカ時代には当地の駅員に冷たくされたため港に目を向け、汽船に心酔。その後は鉄道マニアと船マニアを掛け持ちするようになった。
このあたりの嗜好は作曲にも反映されており、「新世界より」第4楽章冒頭で蒸気機関車の始動を思い起こさせるようなモチーフが使われているのが有名である。
また、彼の名はウィーンとプラハを結ぶユーロシティ(ヨーロッパ都市間特急)の愛称として採用され、現在でもRailjetの列車名として用いられている。
関連タグ
他記事への誘導
ドヴォルザークを題材にしたキャラクターが登場する作品へのリンク
- 『ラヴヘブン』の登場人物 → ドボルザーク(ラヴヘブン)
- 『クラシカロイド』の登場人物 → ドヴォルザーク(クラシカロイド)
- 『デュエル・マスターズ』のカード → 無双竜機ボルバルザーク