概要
スネアドラムは、円筒形の胴体の両面にヘッド(皮)が張られ、裏面には反響音を出すために響き線(スネア)が張ってある小型の太鼓。
響線が振動する事によって、歯切れの良い特徴的な音を生み出し、オーケストラや吹奏楽においてはアフタービートを刻むために必要不可欠な存在の楽器となっている。
古くは西洋の軍楽隊などで伝統的に用いられていたマーチングスネアドラムは、後にオーケストラやブラスバンドにも加えられるようになっていった。
ドラムセットでは重要な構成楽器として主に中央に位置している。
お手入れには、ストレイナーをOFFにして響き線を緩めた状態にしておく。
ただし、箱に入れて移動したりする際はストレイナーを取り付けたままにしておいたほうがよい。
保管時は楽器にカバーを掛けて埃を防ぎ、定期的に楽器全体をクロスなどで拭いておいたほうが良い状態を維持できる。