バスクラリネット
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ばすくらりねっと
木管楽器の一種。低音を受け持つ大型のクラリネット。
「バスクラ」とも呼ばれる。
3管編成以上の管弦楽や吹奏楽で低音域を担当し、アンサンブル等でも重要な役割を担う木管楽器。
特に、ファゴットには苦手な弱音が必要な場合や、敏速な動きを必要とする場合には欠かせない楽器である。ごくまれにジャズでも用いられる。
標準型のクラリネット(ソプラノクラリネット)のおおむね倍の長さで、音域は標準型クラリネットの1オクターブ下にあたる。
3オクターブ~4オクターブの音域の広さで、普通のクラリネットと同じ高さの音も出せる。
大きく湾曲した金属製のベルやネック(楽器本体とマウスピースとの結合部)、楽器を支えるエンドピンなど、標準型のクラリネットには見られない特徴を持っている。
最低音が記譜音E♭(実音D♭)のものと、記譜音C(実音B♭)まで拡張されたものとがあり、俗称で前者はショート管、後者はロング管とも呼ばれる。
ロング管の場合、上手い人だと4オクターブまで出せる。なお、ロング管を用いる際にはピアノ椅子のような高さ調節ができる椅子を使用する場合が多い。
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