概要
元ネタは初めて指揮棒を使ったといわれる作曲家、指揮者等で知られる文化人フェーリクス・メンデルスゾーン。
主人公が所属することとなるヴィエンナ音楽院において、失踪してしまった理事長に代わり理事長代理を務める、事実上の最高責任者である。
主人公のナビゲーターという立ち位置であり、理事長代理に立つだけあって相当な高スペック。各国の情勢や音楽史に関してとても詳しい。
常に冷静沈着で判断力、決断力に優れ、仲間から多少恐れられてはいるものの、トラブル時には「あのメンデルスゾーン」といわれるほど強く信頼されている。
- リニューアル前
音精のリュリュからは「あたまもよければ、きょくもいい。しきしゃのけいけんもあり、とってもきれい。かんぺきちょうじんとは、まさにこのこと」と評された。
ゲーム上では直接戦闘には参加しないが、それなりの戦闘力も持ち合わせている。
非常にワーカホリックであり、無数の楽団員とともに生活をしながらも「休んでいる所を見たことが無い」と言われ、「休暇が欲しい」などと言った日には周りが驚愕としてしまうほど。
他者にそれを強要することはない物の、多少無茶を要求することもあり、少なからず反感を買われている様子。
それが本懐であるかはともかく、ストーリーでは異常にドSな内面が描かれている。
文明ギルドの幹部を捕虜とした時など、何を聞き出すでもなく罰のために拷問するという、もはや趣味としか思えないような行為を行っている……。
その時だけは、冷静な彼女の普段は見られないハイな姿を見ることができる、鬱憤が溜まっているのだろうか。
そのため付いた仇名が「デスゾーン(Death Zone)様」(ただし「殺し」はしないと言っている)
また、すごろくイベントでサイコロを振ったり(稀にサイコロを蹴って出目を変えてしまう)、自身の略称の「MDZ」という文字をすごろくに配置する、ポーカーゲームでジョーカーの絵柄を担当するなどゲームの要所要所で存在感を放っている。
- リニューアル後
フェネーラ・メンデルスゾーンという姉が"いた"事が判明した。姉も音楽の才に恵まれ特に歌曲を得意としていたらしい。
イベントアイテム入手のための演奏会のレア客として登場するが、登場させるにはイベントマップをひたすら探索する必要がある上に、いざ客として登場しても登場後すぐ帰ってしまうという鬼畜っぷりを発揮する。ファンタスティック判定をとらない限り報酬が美味しいわけでもないので。交換のためのイベントアイテムを集めたいだけなら無視して数をこなした方が(指揮者のストレス的に)無難。
相変わらず指揮者にとって頭の上がらない存在のように見えるが、ヴィエンナ音楽院に就任後、めきめきと成長した指揮者について「どうしようもない、どうでもいい人間なんていない。」「上手くいっていない人は、ただ自分に向いた『仕事』と『場所』に巡り合っていないだけなんです。」と優しく評したり、指揮者に悪い噂が立った際にも速やかに対策に動く等、有能な上司っぷりを見せている。
また、身内から「怖い人」扱いされていることをかなり気にしているようで、「容赦無いのは文明ギルドにだけ」「心外」と不満を口にする場面が見られた。
R-18版
ナビゲートキャラなので脱がない…と思いきや、捕らえた文明ギルドの幹部に性的な拷問をする際に一緒になって拷問に加わったりする(むしろ拷問は彼女がメインで行われており、指揮者は唯の竿役でしかない)等エロ方面にもアグレッシブに活躍する。
しかし、あるストーリーの拷問時には自ら喜んで指揮者に奉仕する姿も…。
関連イラスト
余談
元ネタであるフェーリクスの息子に科学者パウル・メンデルスゾーン・バルトルディが居たため、「文明ギルドのトップは服が白くなったデスゾーン様」と言う噂が指揮者の間で囁かれている。
関連タグ
指揮者に対する彼女の対応について(幕間1ネタバレ注意)
ストーリー幕間1では、ある人物が「メンデルスゾーンは最初は指揮者を捨て駒として使う予定だったのではないか?」と推測している。
実際、ゲーム開始当初は指揮者についてはジレーネ音楽院の落ちこぼれであるという評判しか無かったため、指揮者も薄々感づいていたようだ。
しかし、彼女のおかげで大きく成長できた指揮者は恩に報いるため、メンデルスゾーンが抱えている「歪み」を認めながらも彼女の心の傷が癒えるまで傍らで支え続けることを決心している。