プロフィール
名前 | 森岡翔子 |
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誕生日 | 2月3日 |
身長 | 165cm |
星座 | 水瓶座 |
血液型 | A型 |
担当楽器 | ホルン |
好きな色 | 赤、青、黄、緑 |
趣味 | ピアノ、パン屋巡り |
特技 | 美味しそうなごはん屋さんを見つけること |
好きなもの | サーモンとチーズのサンドウィッチ、カスクート |
嫌いなもの | ねこまんま |
概要
立華高校の3年生で、吹奏楽部に所属。同部の部長を務めており、ホルンを担当している。
さっぱりとした性格ながら他者への配慮もできる人格者で、周りの部員たちからの信頼は厚い。また、吹奏楽強豪校として知られる「聖女中等学園」から立華高校にやってきた実力者でもあり、担当楽器であるホルンの演奏の腕前は突出している。
副部長の小山桃花、ドラムメジャーの神田南とともに吹奏楽部の中核をなす「幹部」の役職を担う翔子は、機知に富んだ話術や持ち前の人柄を活かして部全体の舵取りを行いつつ、演奏面でも他の追随を許さない華々しい活躍ぶりを発揮している。そのような文武両道を体現する彼女の姿は、1年生部員の佐々木梓や名瀬あみかをはじめとした多くの部員たちから、強い憧れのもとに見られるものとなっている。
人物
容姿
長い黒髪をお団子にしてひとつにまとめている、利発そうな顔立ちをした女子生徒。すらりと伸びた背やさっぱりとまとめた髪形の印象などから、運動部員のような雰囲気も漂わせている。(立華編前編、22ページ、立華編後編、22ページ)
いつもニカッと歯を見せる人懐っこい笑みを欠かさず、軽やかな声音のもとに部員たちと気安く接することを常としている(立華編前編、22ページ、68~69ページ、71ページ)。また、普段の練習の際に着用しているTシャツについても『一音入魂』の文字が刻まれているような、彼女自身のこだわりが表れたものになっている。(立華編前編、22ページ)
性格
ニカッと歯を見せる爽やかな笑みの印象に違わず、快活でさっぱりとした性格の持ち主。しかしながら、広い視野のもとに他者へ配慮することも欠かさず、部員たちからは相当な人格者として頼りにされている。(立華編前編、23ページ、立華編後編、22ページ)
また、マーチングコンテストの”全国常勝”で知られる立華高校吹奏楽部を束ねているだけあり、普段の優しげで爽やかな雰囲気の下には、これまでにくぐってきた場数に裏打ちされた確かな厳しさが秘められている。部員たちの注目を集める際の眼力の鋭さや立ち居振る舞いなどにはそれらが如実に浮き出ており、梓をはじめとする実力者の部員たちでさえも有無を言わさず従えさせてしまうような迫力を味わわせている。(立華編前編、26ページ、329ページ)
演奏技術
吹奏楽コンクールの全国常勝団体として名高い聖女中等学園の吹奏楽部の出身であり、同校での経験を基にした卓越したホルンの演奏能力を誇っている。その腕前は立華高校のホルンパートのなかでも突出しており、吹奏楽コンクールのA編成部門のメンバー決めにおいても彼女がホルンの1st(ファースト)として選ばれている。(立華編前編、23ページ、241ページ、立華編後編、22ページ、原作公式ガイドブック、119ページ)
吹奏楽コンクールにおいては、自由曲『宇宙の音楽』の冒頭部(『t=0』)にあるホルンソロを任されており、ウインドマシーンとバスドラムによる静寂のなか、たったひとりで孤独を感じさせる感情豊かな旋律を場内いっぱいに響かせている。(立華編前編、323ページ)
その他
- 翔子の代の部員たち(3年生)の指定ジャージの色は赤色であるものの、彼女が練習中にはいているズボンの色は深緑色となっている。さらには、その太ももの付け根辺りには、かつての持ち主のものらしい「鈴木」という名前が白い糸で刺繍されている。(立華編前編、68ページ)
- 彼女のはいている年季の入った上履きには、可愛らしい丸文字で自身の名前が記されている。また、その端に書き加えられたト音記号には、彼女に秘められた年相応の無邪気さを見て取ることもできる。(立華編前編、26ページ)
経歴
中学時代を聖女中等学園の吹奏楽部で過ごした翔子は、吹奏楽推薦によって立華高校へと進学する。同校の吹奏楽部での2年間の厳しい活動を卓越した演奏力と人柄によって乗り越えた彼女は、その果てに同部の第36代部長という栄えある役職を任されるに至っている。(立華編前編、22~23ページ)
3年生に進級し、佐々木梓や名瀬あみかといった新入部員たちの前に立った翔子は、部長としての要望事項に『ホウレンソウ(報告・連絡・相談)』の徹底を掲げ、あわせて目標として立華高校吹奏楽部の厳しい練習のなかで1年生部員を誰も脱落させずに乗り切ることを説いている。(立華編前編、22~23ページ)
日々の活動のなかでは、自身と同じ幹部である小山桃花と神田南のふたりや各パートのリーダーたちを交えて練習メニューを決めたりするなど、さまざまな部員たちとの会議や調整を忙しなくこなす様子が登場している(立華編前編、62ページ、71ページ)。また、部としての活動が本格的に軌道に乗るようになると、コンサートの本番の準備にあたる部員たちに発破をかけたり、吹奏楽コンクールのオーディションの結果発表を前にして緊張する部員たちを機知に富んだ話術で和ませたりするなど、経験と人柄を活かしたリーダーシップによって部員たちを導く姿を見せている。(立華編前編、162ページ、236~237ページ、330ページ、立華編後編、238ページ)
部長としてつねに皆の先頭に立つ翔子の姿は、同級生のみならず下級生たちからも憧れの眼差しで見られるものになっており、トロンボーンパートの梓やあみか、木管楽器担当の西条花音・美音姉妹など、あらゆるパートの後輩たちから好意を向けられている。(立華編前編、71~72ページ、立華編後編、52~53ページ)
晩秋を迎えてマーチングコンテストへの挑戦が終わると、翔子はほかの3年生たちと同様に吹奏楽部を引退する。しかし、翌年の3月に行われる北宇治高校吹奏楽部との合同演奏会にはひとりの奏者として特別出演を果たしており、同部の先代の部長であった小笠原晴香と顔合わせをするといった体験を楽しんでいる。(原作公式ガイドブック、119ページ、122ページ)
主要キャラクターとの関係
佐々木梓
トロンボーンパートに所属しているふたつ下の後輩。1年生。
翔子は梓のことを「梓」と呼んでいる。
梓は翔子と同じく吹奏楽部推薦で立華高校に入学を果たしており、新年度の活動が始まる前から互いに顔を合わせていた(立華編前編、23ページ)。吹奏楽推薦で入学した実力者であることと、彼女の同級生にあみかという完全な初心者がいることなどから、翔子は梓に対して「あみかの面倒みながらは大変やと思うけど、いろいろフォローしたってな」と信頼からくる応援の気持ちを向けている。(立華編前編、71ページ)
名瀬あみか
トロンボーンパートに所属しているふたつ下の後輩。1年生。
翔子はあみかのことを「あみか」と呼んでおり、対するあみかは「翔子部長」と呼んでいる。
完全な初心者として立華高校の吹奏楽部に入部したあみかに対し、翔子は彼女の入部当初から事あるごとに目をかけている。梓とあみかの会話に割って入って、関西圏内の吹奏楽コンクールとマーチングコンテストの勢力図を説明するといった知識的な話題のほか、部の活動が本格的に軌道に乗るようになったらあみかを初心者としてではなく一人前の部員として見るというような厳しさを示したり、その厳しい練習を乗り越えたら音楽が楽しく思えるようになると鼓舞したりするなど、厳しさと優しさを織り交ぜた視点のもとに彼女の成長を見守っている。(立華編前編、68~71ページ)
瀬崎未来
トロンボーンパートに所属している同級生。3年生。
翔子は未来のことを「未来」「アンタ」と呼んでいる。
マーチングコンテストの全国大会に向けた練習の最中、未来がアクシデントに見舞われて転倒してしまった際に、翔子はわざとへにゃりと笑って場を和ませようとする未来に対して「他人の心配してる場合とちゃう。足は? 大丈夫なん?」といういつもの優しさを据え置いた怒気をはらんだ声音で問いただしている。そして、肩をすくめた未来が大丈夫であると返したことを受けて「もう、気をつけてよ。いま怪我したらシャレにならんで」と安堵(あんど)とともに注意を投げかけている。(立華編後編、263~264ページ)
関連イラスト
冬制服
関連タグ
小山桃花 - 副部長とガードチーフを担当している同級生。キツい性格の3年生。
神田南 - ドラムメジャーを担当している同級生。容赦のない指導をする3年生。
瀬崎未来 - トロンボーンパートに所属している同級生。パートリーダーの3年生。
佐々木梓 - トロンボーンパートに所属しているふたつ下の後輩。上昇志向の強い1年生。
名瀬あみか - トロンボーンパートに所属しているふたつ下の後輩。初心者の1年生。
西条姉妹 - フルートとオーボエを担当しているふたつ下の後輩。双子の1年生。姉の花音が翔子の大ファン。