プロフィール
花音
名前 | 西条花音(さいじょう かのん) |
---|---|
誕生日 | 5月28日 |
身長 | 155cm |
星座 | ふたご座 |
血液型 | O型 |
担当楽器 | フルート(カラーガード) |
好きな色 | 赤! 金色! |
趣味 | ライブ鑑賞、美音とカラオケに行くこと |
特技 | 身体が柔らかい、利きプリン |
好きなもの | プリン、肉類、トンカツ、お笑い番組 |
嫌いなもの | ヨーグルト、美音を馬鹿にされること |
美音
名前 | 西条美音(さいじょう みおん) |
---|---|
誕生日 | 5月28日 |
身長 | 155cm |
星座 | ふたご座 |
血液型 | O型 |
担当楽器 | オーボエ(カラーガード) |
好きな色 | 青! 銀色! |
趣味 | ライブ鑑賞、花音と夜のお散歩に行くこと |
特技 | 身体が柔らかい、利きヨーグルト |
好きなもの | ヨーグルト、野菜、カルボナーラ、海外ドラマ |
嫌いなもの | プリン、花音を馬鹿にされること |
概要
立華高校の1年生で、ともに吹奏楽部に所属。それぞれフルートとオーボエを担当している。
おそろいのボブヘアが特徴的な双子の姉妹で、いつもふたりでわちゃわちゃと騒いでいる。ほとんど瓜二つの容姿をしているために一見して見分けのつかない彼女たちであるが、元気なほうが姉の花音、冷静なほうが妹の美音と、観察を重ねることにより細かな差異を見て取ることもできる。
埼玉県にある吹奏楽部の強豪校の出身である彼女たちは、吹奏楽推薦によって立華高校に入学を果たしている。同校の吹奏楽部に入部して以降は、そっくりな容姿の双子というインパクトと、1年生部員のなかでも指折りの高い実力によって注目を集めるようになる。
また、同団体の本命であるマーチングの舞台においてはともにカラーガードを担当しており、持ち前の柔軟性と運動神経を惜しみなく活かした華麗なパフォーマンスを披露している。
人物
容姿
絹のように滑らかな黒髪をボブカットに切りそろえ、おそろいのカーディガンと靴下を身に着けた、アイドルのような整った顔立ちが目を引く双子の女子生徒(立華編前編、27ページ、165ページ、立華編後編、17ページ、35ページ)。一卵性の双生児である彼女たちは、一見するとどちらがどちらか区別できないほどにそっくりな見た目をしているものの(立華編前編、27ページ、立華編後編、17ページ、21ページ、47ページ)、目元がやや釣り目がちで頬にほくろがあるのが姉の花音、垂れ目がちでほくろがないのが妹の美音と、目鼻立ちのなかに細かな相違点をいくらか見て取ることもできる。(立華編前編、28ページ、245ページ、立華編後編、17~18ページ)
また、小さいころに体操クラブに通っていたこともあり、姉妹ともに常識の範囲を超えるほどの体の柔らかさを誇っている。部活の合間のストレッチなどで彼女たちの身体のしなり具合を垣間見た部員たちからは、「クラゲみたい」「中国雑技団かよ」といった素直な称賛の声をかけられている。(立華編前編、76~77ページ)
性格
いつもテンポのいい会話を交わしながらふたりでわちゃわちゃと盛り上がっており、周りの部員たちからは「騒々しい姉妹」などと認識されている。(立華編前編、166ページ、288ページ、立華編後編、18~19ページ)
姉の花音は明るく楽観的な性格で、何かにつけてハッハッハと豪快に笑ったり大げさなリアクションで茶化したりしている(立華編前編、27ページ、59~60ページ、62ページ、立華編後編、49ページ、130ページ)。対する妹の美音は冷静な性格で、すました面持ちのもとにクールな受け答えをするのを常としている(立華編前編、28ページ、59ページ、232ページ、立華編後編、18ページ)。愉快げにふざける花音の様子に美音が呆れ顔を浮かべるのが普段の構図となっているが、そのような無遠慮なやり取りには「何を言っても自分のことを受け入れてくれる」というような、互いに対する深い絆や清々しい信頼感が下地として存在している。(立華編前編、245ページ、311~312ページ)
その他
- 花音の好物はトンカツやしょうが焼きといった肉類で、美音の好物は野菜類やカルボナーラとなっている。彼女たちはしばしば苦手な食べ物を互いに交換して食べているほか、好物を前にした際の食べっぷりについても同級生の佐々木梓をして「ハムスターとブルドーザーのようだ」と思わしめるほどの豪快なものになっている。(立華編後編、79~80ページ、232ページ)
- カラーガードの練習に取り組む際にはおそろいのTシャツを着用しているほか、演技の邪魔にならないように前髪を上げてヘアピンで留めている。(立華編前編、115ページ、165ページ、立華編後編、63~64ページ)
- 妹の美音は寝る際にうさぎ型の抱き枕を抱えることを常としており、夏の校外合宿の際にもわざわざ家から持参している。一方、姉の花音の寝相はとても悪く、同合宿の就寝時には枕を蹴散らしながら反対側で寝ている美音の布団まで転がり込んでいる。(立華編後編、56ページ)
演奏技術
中学時代に埼玉県の吹奏楽部強豪校においてそれぞれフルートとオーボエを担当し、吹奏楽推薦によって立華高校に入学を果たした、1年生部員のなかでも指折りの実力を誇る楽器経験者。(立華編前編、28ページ、61~62ページ、91ページ、202~203ページ)
彼女たちがかつて通っていた中学校の吹奏楽部は、吹奏楽コンクールの全国大会レベルには及ばないものの地元では上手いと有名であり(立華編前編、61~62ページ)、姉妹ともに演奏者として質の高い経験と練度を積み上げている。
それらの技量によって立華高校の吹奏楽推薦の10名ほどの採用枠を姉妹そろって勝ち得ており、ほかの部員たちに先んじる形で3月の中旬から同校での練習に参加している(立華編前編、91ページ)。一般入学による新入部員を迎えて活動が本格化してからは、これまでの経験の積み重ねである実力をいかんなく発揮し、「吹奏楽コンクールA編成部門のメンバー入りも夢ではない」などとほかの部員たちから高く評されるようになっている。(立華編前編、202ページ)
また、立華高校吹奏楽部の本命であるマーチングにおいては、ともにカラーガードとして活動にあたっている(立華編前編、28ページ)。もとから抜群の運動神経と柔軟性を併せ持っているふたりは、サンライズフェスティバルをはじめとするパレード演奏やハッピーコンサートなどの各種パフォーマンス、そしてマーチングコンテストでのドリル演技など、さまざまな舞台の上で華々しい演技を披露している。(立華編前編、116ページ、163ページ)
経歴
もともと東京都にある実家から埼玉県の中学校に通っていた花音と美音は、あるときテレビ番組で立華高校の吹奏楽部が紹介されているのを偶然目にし、その特集内容から同校に強く興味をそそられることになる。とりわけ、姉の花音はその活動の華々しさに憧れと興奮を覚え、「この学校に進学する! シングがやりたい」などと家族を巻き込むようにして騒ぎ立てている。そしてそれからしばらくののち、彼女たちの父親の勤務地希望が無事に通ったことによって、彼女たちは家族総出で京都府に引っ越すことになった。(立華編前編、28ページ、59~60ページ、62ページ)
吹奏楽推薦を経て立華高校に進学し、同校の吹奏楽部の新たなメンバーになって以降は、おそろいの髪形と格好をした双子の姉妹というインパクトと、木管楽器の1年生部員のなかでも群を抜く実力をもって、「立華高校吹奏楽部の名物」として注目を集めるようになっている(立華編前編、27ページ、立華編後編、16ページ)。彼女たちもまた、立華高校吹奏楽部のマーチング衣装の可愛さに満足したり、部長の森岡翔子をはじめとする先輩たちに対して「男子よりも百倍カッコいい」と尊敬の念を抱いたりと、厳しいながらも充実した日々を送る様子を見せている。(立華編前編、163~164ページ、立華編後編、52ページ)
主要キャラクターとの関係
佐々木梓
トロンボーンパートに所属している同級生。1年生。
花音と美音は梓のことを「梓」と呼んでおり、対する梓は「花音」「美音」と呼んでいる。
花音と美音と同じく吹奏楽推薦を経て立華高校に進学した実力者のひとりであり、誰とでも明るく接する社交術の持ち主でもある。姉の花音は、そんな梓を大げさなリアクションでからかったりちょっかいを出したりと、スキンシップも交えながら賑やかに接している(立華編前編、59ページ、209ページ、立華編後編、49~50ページ、95ページ)。妹の美音もまた、クールな面持ちのもとに梓との会釈や対話を楽しんでいる。(立華編前編、209ページ、立華編後編、50ページ)
対する梓は、ふたりの終始賑やかな振る舞いに呆れながらも、花音のナルシストな振る舞いのなかに垣間見えるポジティブさや聡明(そうめい)さ、そして花音と美音が互いに向ける信頼感などを通して、彼女たちに清々しい好意を寄せるようになっている。(立華編前編、165ページ、167ページ、312ページ)
戸川志保
トロンボーンパートに所属している同級生。1年生。
花音と美音は志保のことを「志保」「あの子(三人称)」と呼んでいる。
経験者としてのプライドの高さと現在の実力が釣り合っていない志保の特質を「自分のことを客観視できないタイプ」と傍から見て認識していた花音と美音は、梓をライバル視して張り合おうとしている志保のことを「梓のライバルって器じゃないよねー」という低い評価のもとに眺めている。(立華編前編、166ページ)
小山桃花
ファゴットとガードチーフ(カラーガードのリーダー)を担当しているふたつ上の先輩。3年生。
花音と美音は桃花のことを「桃花先輩」と呼んでいる。
立華高校の吹奏楽部に入部して以来、花音と美音は桃花の指導のもとでカラーガードの練習を行っており、ふたりは桃花の苛烈な指導ぶりを通して「こっえー、桃花先輩マジこえー」「真の鬼はドラムメジャーじゃなくて桃花先輩だよ」などといった畏敬(いけい)の念と「あんな性格でよく副部長とかやってられるよね」というような飽き飽きとした思いを抱いている。(立華編前編、183~184ページ、立華編後編、98ページ)
また、夏休みを迎えてマーチングコンテストに向けた練習が始まり、大会への挑戦が現実味を帯び始めるころになると、桃花の激烈指導ぶりがよりいっそう加熱するという噂を受けて「マジ? まだ第二形態残してんの? コワッ」などと恐れおののく様子も見せている。(立華編後編、18~19ページ)
関連イラスト
冬制服
白シャツ&カーディガン
マーチング衣装
関連タグ
佐々木梓 - トロンボーンパートに所属している同級生。実力者の1年生。
名瀬あみか - トロンボーンパートに所属している同級生。初心者の1年生。
戸川志保 - トロンボーンパートに所属している同級生。楽器経験者の1年生。
小山桃花 - 吹奏楽部の副部長とガードチーフを務めているふたつ上の先輩。キツい性格の3年生。
森岡翔子 - 吹奏楽部の部長を務めているふたつ上の先輩。人格者の3年生。姉の花音が翔子の大ファン。