シング・シング・シング
しんぐしんぐしんぐ
シング・シング・シング(Sing Sing Sing)とは、アメリカ人ジャズミュージシャンのルイ・プリマ(Louis Prima)の作曲によるスウィング・ジャズの楽曲である。
1936年に作曲され、以降はクラリネット奏者のベニー・グッドマンと彼の率いるビッグバンド『ベニー・グッドマン楽団』のスタンダード・ナンバーとなる。1938年1月16日にニューヨークのカーネギー・ホールで開かれた同楽団のコンサートにおいて大々的に披露され、ベニー・グッドマンの”King of Swing”の称号とともに広く世に知れ渡ることとなる。
ドラムスとベースのダンサブルな4ビート、マイナーコードによるグルーヴィーなメロディ、そしてクラリネットやトランペットらによるスリリングなアドリブソロが特徴であり、現在ではスウィング・ジャズの押しも押されもせぬスタンダード・ナンバーとして数多くのビッグバンドがこの曲を取り上げている。
また、ミュージカルやフィギュアスケートでの演技、映画『スウィングガールズ』をはじめとするフィクション作品、ニュー・サウンズ・イン・ブラス(New Sounds in Brass)による吹奏楽編曲版(編曲:岩井直溥)など、さまざまな機会にこの曲を耳にすることができる。
BIG BAND ERA
ベニー・グッドマン楽団(1957)
ホリア・ブレンチウ・オーケストラビッグバンド(Horia Brenciu Orchestra Big Band)
クラリネット サックス トランペット トロンボーン ピアノ ベース / コントラバス ドラムセット
スウィングガールズ - 劇中ラストシーンの演奏会における、プログラムの最後の一曲として登場。
SOULCATCHER(S) - 主人公・神峰翔太とコントラバス担当の弦野政彦が率いる即席バンド「リンギン・ガーデン」のライブハウスでの演奏曲として登場。
ハルチカ - 原作小説の第4巻『千年ジュリエット』に登場。
清水南高校の文化祭において、吹奏楽部がプログラムの一曲として演奏する。
響け!ユーフォニアム - 原作小説の第3巻『響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機』に登場。
北宇治高校文化祭と京都駅の駅ビルコンサートにおけるプログラムの一曲として演奏される。
立華高校マーチングバンドへようこそ - 上記作品のスピンオフ小説。
『立華高校吹奏楽部の十八番』のパフォーマンス曲として登場し、主人公らがこの曲を演奏しながら鮮やかに飛び跳ねることを目標に練習を重ねる。