TVアニメ版:斉藤壮馬
実写映画版:佐藤勝利
概要
清水南高校の男子生徒で、吹奏楽部に所属。ホルンを担当している。
通称『ハルタ』。
幼馴染の穂村千夏(チカ)と共に吹奏楽部の部員集めに奔走しながら、その都度巻き起こる謎を解き明かすこととなる。
なお、担当楽器であるホルンは中学時代の吹奏楽部から引き続き吹いているため、中々の実力を持っている。
人物
二重まぶたに色白であり、本人は女顔であることに不満をもっているが、彼の幼馴染である穂村千夏が心から切望している体のパーツを全てもって生まれてきた完璧な容姿と頭脳を持つ美少年。
髪は角川文庫・旧カバー(イラスト:丹地陽子)では茶髪、角川文庫・新装版カバー(イラスト:山中ヒコ)では黒髪に描かれている。TVアニメ版では金髪にアホ毛となり、原作より若干幼い雰囲気を残している。
身長は165㎝のチカよりも低い(『VS.こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー』より)。
高校生にしては珍しく一人暮らしをしており、新聞も読んでいてかなりの物知り。
紳士的な振る舞いが目立ち、相手に対する気遣いも見せている。
また、吹奏楽部の中でも演奏面の失敗は少なく、部の中でも上位を争う実力者でもある。
と、ここまで読めば完璧なイケメンなのだが…
実は吹奏楽部の顧問である草壁信二郎に対し、強い恋愛感情を持っている。
- 彼が現れた時は顔を真っ赤にする
- 一日に何度か先生を見ないと落ち着かない
- 写真を内緒で何度かとり、それがばれて不登校になりかける
- 先生にさり気なく背中をすり寄せながら腕枕を堪能する(TVアニメ版4話)
- 貰った缶コーヒーをその場で飲まず、家に帰ってじっくり飲もうとする
- 先生の物憂げな表情にキュンとなって頬を赤らめる(TVアニメ版7話)
など、下手をすればチカ以上に彼を想っている可能性がある。
そのため、穂村千夏との三角関係に悩んでいる…というよりも、むしろ彼女が悩まされている。
だが、チカとは恋のライバルであり、幼馴染であり、一人暮らし先が決まるまでお世話になっていた人物あるため、いまだに幼稚園時代と変わらない「チカちゃん」呼ばわりをしている。
また、
- 失笑を漏らすパクリぎりぎりの演劇の脚本を書く
- 着ぐるみが破れ危うく下着が見えそうになる
- 今月がピンチなため食事をたかる
- 「女の裸は気持ち悪い」発言(チカをヒヤヒヤさせた)
- 水道や電気を止められてもアパートに籠城
など、珍行動や珍発言を残している。もはや残念なイケメンそのもの。
家庭環境
両親は出張で家を空けており、帰ってくる日は滅多にない。
しかし、年の離れた姉たち(南風、つぐみ、冬菜)がいて、よくこきつかわれている。
幼いころに川に突き落とされたり、嘘を教えて交番に取り残されたり、いまだに買い物に荷物役として使われており、姉たちにに対して強烈な恐怖感を抱いている。
結果、女性に対して恋愛感情は皆無という現在の姿になってしまった。
つまり、彼女たちがハルタの人格形成を影響した一番の原因である。
そのため、酒豪でつぐみ・冬菜の2人だけで月の酒代が月10万を超える実家には帰る気がせず、しかたなく一人暮らしをしているとのこと。
関連イラスト
関連タグ
穂村千夏 - 高校で再会した幼馴染の同級生。顧問の草壁信二郎をめぐる恋のライバルでもある。
草壁信二郎 - 吹奏楽部の顧問を務める教師。チカとハルタの憧れの人である。