CV:瀬戸麻沙美
概要
清水南高校の女子生徒で、吹奏楽部に所属。クラリネットを担当している。
髪はショートヘアをしている。
安易に人を寄せ付けない雰囲気のあるきりっとした眉と切れ長の目を持っている。
身長は165センチのチカよりもずっと高い。
アンチ吹奏楽部のプロ奏者志望。ある事情により進路の再考を余儀なくされたとき、チカから吹奏楽部に勧誘されるが……。
人物
祖父が元国会議員であり、父親は建設会社の社長。実の母親は彼女が十歳になる前に家を出ていき、すぐに父親は別の女と再婚。その後、弟が生まれる。
その複雑な環境のため早く家を出たいと考え、年齢とともに成熟し、磨きがかかってくる技能、あるいは文学、芸術に関わる未来を描けばいいと考え、音楽という苦難の道を歩むことに決める。クラリネットはライバルが少ないと考え、選択した。
そのため、小学生のころから専門の教育を受けている。姿勢の矯正(きょうせい)やピアノレッスンなど、その指導は厳しく、遠足・体育祭・修学旅行などの学校行事はすべて休まされていた。
いちご大福が大好物。放課後にマックでポテトをつまむ女子高生になりたいと思っている。
成績は文系教科では学年で5本の指に入っていたが、ある事情から、突然2学期の中間テストから成績がガタ落ちし、クラスメイトと会話が噛み合わなくなって孤立するようになり、3学期はよく欠席していた。
チカとは1年の4月に、車でチカを轢きかけ、クリームパンで和解したという出会いがある。
その1年後に再会し、ある出来事からチカの面倒を見るようになり、友好な関係を築くことになる。
そのチカとの出会いから、幼少期実の母親から語られた物語の呪いからようやく解放されたと語り、9月に吹奏楽部に入部することを決める。
入部後は気の強さは相変わらずで、部長の片桐圭介とタメ口で喧嘩し合ったり、チカやハルタたちに完全に心を開いたりしながら、お騒がせ女として吹奏楽部に馴染んで日々楽しんでいるようだ。
「私は自分の未来のことを考えないくらいバカになりたい。そう決めた」と、前向きに自分の将来を強く思い描くようになる。
檜山界雄とは幼馴染で、「直ちゃん」と呼ばれている。学校復帰したカイユを気にかけている描写が多々ある。
関連イラスト
関連タグ
上条春太 穂村千夏 - 同じ部活の同級生。それぞれホルンとフルートを担当。
檜山界雄 - 同じ吹奏楽部の同級生。パーカッション(打楽器)を担当する。
ネタバレ注意
ある事情とは
彼女は難聴である。右耳はまったく聴こえない。
左耳の聴力も日常生活が困難な程度に落ちている。
難聴によって進路を悩まされていた。