概要
イタリアはエミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ出身。1973年8月9日生まれ。弟シモーネも元サッカー選手。
プロデビュー間もない頃は複数のクラブを渡り歩くジャーニーマンとして、各地を転々とするプロ生活が続いたが、その間のほぼ全てのシーズンにおいてシーズン2桁得点をマークする非凡なゴールセンスを発揮している。
1997年にイタリア北部のトリノに本拠地を置くユヴェントスに移籍すると、アレッサンドロ・デルピエロとジネディーヌ・ジダンらと共に強力なホットラインを形成した。(その強力さからデルピエロとのコンビは「デルピッポ」と言われた)
2001年よりACミランに移籍すると、同チームの欧州チャンピオンズリーグ戴冠とトヨタカップ制覇に大きく尽力。特に2007-2008シーズンはチャンピオンズリーグでは予備予選を含めて45ゴールを叩きだす驚異的なゴールラッシュを見せた。
2012年7月24日に現役を引退。2014-2015シーズンよりACミラントップチームの監督に就任。
プレースタイル
最前線からの守備が重要視される現在のサッカー戦術において、唯一とも言える「守備をしない事を許されたFW」。
オフサイドぎりぎりのポジション・タイミングから抜け出し、とにかくどんなに不格好な形でも良いからゴールを狙いに行くと言う生粋のゴールハンター。
より洗練された戦術が好まれる昨今においては時代を逆行したストライカーであり、かのヨハン・クライフは「彼はサッカーをしていない。常に的を射た場所にいるだけだ。」と表現した。
「オフサイドポジションで生まれた男」と呼ばれる程オフサイドと常に戦い続けた選手であり、VARによるチェックが入る現代のサッカーならシュートは半分減ったかもしれないとも、また逆にギリギリ取られていたオフサイドはもしかしたらライン内で点は倍増したかもしれないとも言われている。
インザーギとガンダム
さてトップ画像に「そのザクはオレのだ」と言うセリフがあるが、彼とザクに何の関係があるのかというと、実は彼は生粋のガンダムオタクと言う一面を持っている。
先ほどのセリフは、子供の頃に弟・シモーネとザクのオモチャを取りあいをしていた時に発したセリフ。
また好きなMSにリック・ディアスを挙げている。