曖昧さ回避
- 特撮『重甲ビーファイター』の登場人物。→甲斐拓也(重甲ビーファイター)
- 大分県出身のプロ野球選手(捕手)。本記事にて解説。
甲斐拓也(野球)
野球を始めたのは小学生時代からだが、捕手になったのは高校入学後。高校卒業後の進路に悩む中、当時の福岡ソフトバンクホークスの福山龍太郎スカウトへ高校側から相談を持ちかけた所、2010年オフのドラフト会議で育成6位指名して貰えることに。
育成ドラフトの同期には4位・千賀滉大投手、5位・牧原大成内野手らのほか、正規のドラフトでは楽天・中日へ移籍した山下斐紹捕手、「ギータ」の愛称で知られる柳田悠岐外野手らが本指名されプロ入りしている。
小柄な体格でありながら、強肩とパンチ力ある打撃が特徴で、2013年秋に支配下登録。
2017年に登録名を「拓也」から本名の「甲斐拓也」に変更し、自己最多の103試合に出場。チームのリーグ優勝・日本一に貢献したほか、翌年2018年の日本シリーズでは、「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩を武器に6連続で盗塁を阻止し、広島の機動力を完全に封じ込めた。同シリーズでは打率は.143ながら守備面が評価され、日本シリーズMVPを受賞。
「守備型捕手」としてソフトバンクの正捕手にまで登り詰めた。
国際試合にも度々選出されており、
- 2018年オフの日米野球では、侍ジャパンの捕手として出場。MLB最強捕手と言わしめるヤディアー・モリーナとの強肩対決が注目され、試合ではその強肩を遺憾なく発揮し、許した盗塁はわずか1という素晴らしい記録を残した。
- 2021年は東京オリンピックに出場。2023年はWBC第5回大会にも出場。
オフにはバラエティ番組にもよく出演している。
『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の人気企画リアル野球BANにも複数回出演しており、甲斐キャノンネタで石橋チームによく弄られる。
背番号(NPB)
背番号 | 使用年 | 所属チーム |
---|---|---|
130 | 2011年〜2012年 | 福岡ソフトバンクホークス |
62 | 2014年〜2019年 | 福岡ソフトバンクホークス |
19 | 2020年〜 | 福岡ソフトバンクホークス |
2020年には背番号を「19」に変更。背番号「19」を捕手が背負うのは、南海ホークスで選手兼任監督を務めた野村克也が使用して以来。野村は自身と境遇が似ている甲斐の能力を評価しており(両名とも母子家庭出身、野村は南海のテスト生で甲斐はソフトバンクの育成選手として入団)、野村自身が甲斐に「19」を背負って欲しいと望んでいた。
しかし野村は2020年のシーズン開幕前に逝去。甲斐が「19」を付けて試合に出る姿を見る事はなく、甲斐も「見てもらいたかったし見せたかった」とコメントしている。
背番号(日本代表)
背番号 | 使用年 | 大会名 |
---|---|---|
62 | 2018年 | ENEOS侍ジャパンシリーズ2018 |
62 | 2018年 | 日米野球 |
62 | 2019年 | ENEOS侍ジャパンシリーズ2019 |
62 | 2019年 | 第2回WBSCプレミア12 |
10 | 2021年 | ENEOS侍ジャパン強化試合 |
10 | 2021年 | 東京オリンピック |
19 | 2022年 | 侍ジャパン強化試合2022 |
19 | 2022年 | 侍ジャパンシリーズ2022 |
10 | 2023年 | カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 |
10 | 2023年 | WBC第5回大会 |
その他・余談
- オリックス・バファローズには、(同音の)甲斐拓哉という選手もいた。