概要
セ・リーグ1位の広島東洋カープとパ・リーグ2位ながらクライマックスシリーズを勝ち上がった福岡ソフトバンクホークスによる日本シリーズ。
平成最後の日本シリーズであり、また広島より東に開催されない初のシリーズとなった。
両球団は前身時代からも顔を合わせていないため、これで4年連続で初顔合わせの組み合わせとなった。
試合結果
第1戦
10月27日(土) マツダスタジアム
2010年の第6戦以来8年ぶりの引き分けで、初戦が引き分けになるのは1986年以来32年ぶり。
第2戦
10月28日(日) マツダスタジアム
広島がソフトバンクを1点に抑え込み、まずは1勝。
第3戦
10月30日(火) 福岡ヤフオク!ドーム
舞台を福岡に移した戦いは一転して乱打戦となり、広島が安部友裕の満塁ホームランなどで猛反撃するも、最後は1点差でソフトバンクが逃げ切った。
第4戦
10月31日(水) 福岡ヤフオク!ドーム
ソフトバンクが2勝1敗1分と勝ち越す。
第5戦
11月1日(木) 福岡ヤフオク!ドーム
延長10回裏に柳田悠岐がサヨナラホームランを放ち、ソフトバンクが王手をかけた。
なお、ソフトバンクは2011年から本拠地での連勝を11に伸ばした。
さらに2013年第7戦から、セ・リーグチームはパ・リーグ本拠地で15連敗となった。
サヨナラホームランを打たれた中崎翔太は、2年前の2016年にも西川遥輝にサヨナラ満塁ホームランを打たれている。
第6戦
11月3日(土) マツダスタジアム
ソフトバンクが4連勝で下克上を決めた。
レギュラーシーズン2位以下から日本一を決めたのは、2010年のロッテ以来8年ぶり。
なお、ソフトバンクは今回の対戦で現存するセ・リーグ6球団全てと戦い全球団を倒した。
対巨人:1959年
対阪神:1964年、2003年、2014年
対中日:1999年、2011年
対ヤクルト:2015年
対DeNA:2017年
対広島:2018年
表彰選手
最優秀選手賞(MVP):甲斐拓也(ソフトバンク)
打率は.143ながら、6連続盗塁阻止のシリーズ新記録を作り、広島の機動力を完全に封じ込んだ。
育成選手出身および平成生まれとして初めての日本シリーズMVP受賞者となった。
敢闘選手賞:鈴木誠也(広島)
3本塁打を放ち、4番としての役割を果たした。
優秀選手賞
- 森唯斗(ソフトバンク)
- 柳田悠岐(ソフトバンク)
- 中村晃(ソフトバンク)
関連イラスト