概要
1958年にエポック社が発売した、盤面を金属球が転がりバットで打つ事で盤面に複数設置されたポケット(穴)に入る入らないで判定する野球ゲームである。エポック社のものが有名だが、同様の玩具はそれ以前から存在していた。
平たく言えば、コリントゲームの変種とも言えるもので少なくとも二人いないと成り立たない。
非常に息が長い野球ゲーム玩具であり、実際の球団とのタイアップも何度かされたりドーム球場型に変わったりと色々変化が多い。
基本的に球場を模した盤上を球が転がりポケットの判定でゲームは進行するのだが、実際の野球の様にたまにバットで観客席もしくは場外に勢いよく飛んでしまう事がある。この場合、観客席の所に飛んで落ちたらホームラン扱いになる。
消える魔球システム
これは巨人の星の影響で付いたとされる「ホームベース前にピッチャー側が投球後操作する事で開閉する穴」すなわち消える魔球と呼ばれる機能がある。なお、野球盤のルールでは消える魔球発動時にバッターが振らない限り「ボール」の判定扱いとなる。現在では「フォークボール機能」と呼ばれている。また、ピッチャー側にある操作レバーにより、盤面下にある磁石を使いカーブを投げる機能もある。
また、野球盤を遊んでいた子供たちの間で「消える魔球は1イニング3回まで」というルールが流行っていたこともあった。
コンピューターゲーム
ファミコンでは「ファミコン野球盤」というゲームがある。
『スーパーマリオパーティ』『世界のアソビ大全51』等にミニゲームの一つとして野球盤が収録されている。
関連項目
リアル野球BAN…実際の球場で野球盤を再現した企画。