概要
エポック社の「カプセルコレクションシリーズ」というカプセルトイのブランドの1つとして2020年1月に発売された。価格は300円で、対象年齢15才以上の組立キットとなっている(パーツはあらかじめ切り離されており、本体は組み立て済み)。バリエーションは全6種類あり、それぞれ形状が異なる2種類の砲塔にシルバー、レッド、グリーンの3種のカラーリングがラインナップされている。
付属品はキャップ弾と厚紙製のターゲット(標的)がそれぞれ1つづつ。万一付属のキャップ弾を紛失しても、市販のペットボトル飲料のキャップで代用できる。本体にキャップ弾をセットし、背面のスイッチを押すとキャップ弾が発射される仕組みだが、これは1967年からその都度仕様を変更して発売され続けているエポック社の「魚雷戦ゲーム」の発射機と構造が似ており、魚雷発射管のような三連装タイプの砲塔にもその名残が見て取れる。
2023年1月には本商品の仕様を変更したボトルキャップシューターがターリン・インターナショナルより発売。商品の形状はキャップ砲と同じだが、成形色はメロン・グレープ・コーラ(メロンのみクリア樹脂成型)の3種の炭酸飲料をイメージしたカラーリングとなり、内部の構造が改善されたことでキャップ弾の飛距離が伸びている。
まさかの…
運命のいたずらとも言うべきか、キャップ砲の発売から半年が経過した2020年10月にタカラトミーから同じくキャップを発射する玩具キャップ革命ボトルマンが発売された。コンセプトとしてはかつてのビーダマンの流れを組む商品ではあるのだが、ここにきてキャップ砲はボトルマンが手に入らなかった代用品として、あるいは仮想敵・仮想ターゲットとしての需要が出てしまったのだった。
関連項目
キャップ革命ボトルマン:同じくキャップを飛ばして遊ぶ玩具。