CV:林原めぐみ
概要
アニポケ第45話終盤における黒いレックウザとの戦いの最中、リコのニャオハが進化を遂げた姿。本編に先駆けて「テラスタルデビュー」のキービジュアルでその姿がお披露目された。
ロイのホゲータとの共闘で、ニャオハ時代を超える威力の「マジカルリーフ」を放ち、それまで劣勢だった黒いレックウザ相手に一泡吹かせることに成功した。
現実の猫の如くマイペースだったニャオハに比べ、凛々しい見た目に違わぬ積極的な性格へと成長しており、落ちてきたホゲータをお姫様抱っこでキャッチしたり、落ち込むリコの手を握って元気づける様はイケメン(メスだけど)のそれ。
一方で、二足歩行になった事でリコにハグという形で愛情表現ができるようになった他、揺れている紐を見ると飛びついてしまったり、怒ったり拗ねたりした時に毛を逆立てる等、猫っぽさにもますます拍車がかかっている。
主な活躍
テラスタルデビュー編
- 46話
進化した事で身体能力も向上しており、相性有利でも進化前では勝てなかったアンのフタチマルとのバトルでは勝利している。
- 47話
カエデの提案で行われたサンドウィッチちゃんとのケーキ作り対決ではしっかりリコを手伝い、感謝されていた。
テラスタルが使えるようになっており、テラスタルタイプはくさタイプ。その後のカエデ戦ではヒメグマ相手に善戦するも、ヒメグマがむしテラスタルしたことで相性が逆転。テラスタルによって強化された「れんぞくぎり」を食らって戦闘不能になった。
- 51話
クヌギダマの爆発を受けてブラッシングの順番を待つが、トラブル続きでリコがミブリムとテラパゴスにつきっきりになってしまい、汚れと嫉妬で体毛がトゲトゲになってしまう。
ミブリムと共になんとかテラパゴスを見つけた後は、1人で走っていってはぐれたリコを探し出し、リコを襲おうとしていた(と勘違いして)ノノクラゲの群れに立ちはだかる。リコの説得を受けて体毛が元のふさふさに戻り、ノノクラゲたちに協力し、リコと共に花柱を見ることで仲直りした。
ちなみに、ニャローテはトレーナーが他のポケモンに構っていると嫉妬してトレーナーをツタで縛り付ける習性があり、一部の方々から期待されていたが、そこは子供向けアニメ、流石に描写されなかった。
- 56話
パルデア四天王との交流戦ではカエデのエクスレッグと共に、チリのドオー&ダグトリオとバトルし、エクスレッグに感化されてアクロバットを覚えた。
- 63話
テラスタル研修・応用テストでは、グルーシャのハルクジラとチルタリスと対決。
ハルクジラは硬い体と異なる大きな口にマジカルリーフを放った事で善戦するも、チルタリスにはテラスタルで強化された「れいとうビーム」に押し負け敗北してしまう。
- 64話
第6話のニャオハ時代以来となるアメジオのソウブレイズと対決。実力差がありすぎた当時と異なり、ダメージを与える事はできたものの、テラスタルされたうえにタイプ一致の「ゴーストダイブ」を受け(前話でリコがグルーシャに負けた事もあり)窮地に陥るが、スピネルと彼のブラッキーにバトルを妨害される。
- 65話
一時アメジオのソウブレイズとアーマーガアと協力して、洞窟から脱出する。
- 66話
エクスプローラーズの幹部であるアゲートがオレンジアカデミーからテラパゴスのデータを奪っており、リコは脱出ルートの確保をしていたオニキスと遭遇し、オニキスのキョジオーンと対峙する。
「じこさいせい」する脅威の回復力と持久力、「しおづけ」を受けた事によるダメージで追い詰められるが、「テラパゴスと学校を守る」というリコの想いからテラスタルし、強化された「マジカルリーフ」でキョジオーンを倒した。
- 第67話
ロイのホゲータを蕾で引っかけてダメージを与えて有利になるが、交代で現れたタイカイデン相手には同じ攻撃は効かず、「マジカルリーフ」も突破されて「スパーク」により「まひ状態」になってしまう。
しかし、交代でタイカイデンと対峙したテブリムが倒れる直前に特性「いやしのこころ」により回復。
蕾で攻撃する直前にリコに止められた事で隙を見せたタイカイデンを「ひっかく」で倒す。リコはこの流れを見て新たな技を生み出せると確信し、その後のホゲータ戦では蕾をフェイントに使用することで、先程の動作を「ふいうち」という形で正式に技として習得した。
バトル中、ホゲータがアチゲータへと進化し、お互いにテラスタルして全力でぶつかり合った結果、惜しくも敗北した。
レックウザライジング
- 第68話
覚えている技
戦績
ここではニャローテに進化してからの戦績を記述。
相手 | 勝敗 | 備考 |
---|---|---|
アンのフタチマル | ◯ | |
カエデのヒメグマ | ✕ | 研修自体は合格 |
オコリザル | - | |
コノヨザル | - | 途中でコノヨザルとマンキー達が乱闘になった為 |
チリのドオー&ダグトリオ | ✕ | カエデのエクスレッグとのタッグ。ダグトリオはエクスレッグにより「まひ」でほぼ離脱状態となった。 |
グルーシャのハルクジラ | - | 交代で引っ込めた為 |
グルーシャのチルタリス | ✕ | |
アメジオのソウブレイズ | - | スピネルのブラッキーに妨害された。 |
オニキスのキョジオーン | ○ | |
ロイのタイカイデン | ○ | |
ロイのホゲータ→アチゲータ | ✕ | |
六英雄のオリーヴァ | - | 腕試し |
野生のミロカロス | - | アチゲータ・ウェルカモと共闘。ミロカロスが戦意喪失した為。 |
六英雄のバサギリ | ✕ | アチゲータ・ウェルカモと共闘 |
ダイアナのウインディ | ○ | |
野生のリキキリン | ○ | アチゲータ・ウェルカモと共闘。 |
余談
前作主人公の御三家ポケモンは(当時は2人とも初心者ということもあり)トレーナーの未熟さから、中間進化後に反抗期に入る傾向にあったが、ニャローテは進化後もしっかりとリコに懐いており、そのような様子は見られない。
これについては、リコが常にニャオハの気持ちに寄り添って冒険していたこと、進化前のニャオハの時点で既に些細な感情のすれ違いやお互いを更に知ることによる絆の深まり等、トレーナーとポケモンの関係に深く関わる経験をしており、精神面が十分に成長していたことも大きく影響しているのだろう。
反面、徐々に強くはなっているものの、戦績は良くない。勝った試合も友人との手合わせや侵入者の撃退での話であり、公式バトルでは全て負けている。
また、サトシのドダイトスを最後にアニポケレギュラーの草御三家は進化しなかったため、メインの草御三家の進化は14年ぶり。
当初はニャオハのグッズがあまりにも売れていたことや、スタッフや監督が「ニャオハは特別なポケモン」「ポケモンは動物っぽくいて欲しい」と語っていたことがあり、ニャオハは進化しないのではないか、アニメレギュラーの草御三家はまた進化できないのではないかと不安がられていたが、杞憂に終わった。ちなみに、あくタイプのふいうちを覚えたことで更なる強化も期待されている。
ちなみに、ニャローテの図鑑設定として「手首から伸びたツタをヨーヨーのように操る」とあるが、ニャローテの時点でそれに該当するような技は覚えない。
ただし、マジカルリーフを出す時に、伸ばしたヨーヨーからこのはの渦を発生させた。この他、アクロバットでもヨーヨーで敵や周りを活かしたり、ふいうちの際にもこのヨーヨーで視線を剃らせる事で発動している。
関連タグ
その他関連
- サトシのゴウカザル:一般の個体より強いという描写がされた。また、その強さを制御できずに苦労していたという経緯を持ち、その点も過去のニャオハと重なるところがある。
- サトシのゲッコウガ:ケロマツ時代、同族と馴染める事が出来なかったという繋がりがある。また、ケロマツはプラターヌ研究所に、ニャオハ(リコに出会うまで)は猫ポケモンを育てる施設に何度も戻って来た。(ニャオハの頃一回だけ、ブレイブアサギ号が近くに来たためその施設に戻った。)
- ヒカリのポッチャマ・ヒカリのマグマラシ:同じく(特に前者が)蜘蛛ポケモンと因縁があるパートナーポケモン。
- フシギダネ・ツタージャ・モクロー:同じ声優の、草御三家の前シリーズの先輩達。
- ハルカのエネコ:中の人が同じ猫ポケモン。
- ハローキティ:中の人つながり。