「我こそ、拳を極めし者なり!」
プロフィール
代表国 | 日本 |
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身長 | 178cm |
体重 | 80kg → 90kg(『V』以降) |
3サイズ | B118 W84 H86 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
特技 | 不明 |
趣味 | 釣り |
ファイティングスタイル | 殺意の波動、暗殺拳 |
キャッチコピー |
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CV |
概要
『拳を極めし者』を自ら自称する、孤高の格闘家。『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクターで、海外では”Akuma”と表記されている。
登場は『スーパーストリートファイターIIX』からで、シリーズ全体でも隠しボス的存在として扱われることが多い。
衝撃的な登場と印象的な技の数々で、後の格闘ゲームに演出面等で大きな影響を与えている。
「滅殺」を始めとして、どことなく古くて物騒な発言をする。
素性
リュウ・ケンの師匠である剛拳の実弟で、共に轟鉄(ゴウテツ)に師事していた仲。つまり、リュウたちにとっては師叔(分かりやすく言うと叔父弟子)にあたる。
しかし、強さを求めるあまり、禁断の力とされていた殺意の波動に手を出し、轟鉄との試合で瞬獄殺を用い、彼を殺害。
以後は生死をかけた「死合い」を求め、強い格闘家を探してさまよい歩くことになる。
凄まじい人相の悪さや、恐ろしい力を操るところから、正義感の強い人間からは悪人だと見られ誤解されることも多いが、一般人を狙ったことは一度もなく、闘いの絡まない日常では(ちょっと強面が過ぎる)普通のおじさん。ZEROシリーズの公式ガイドブックでは、路上で果物を売って、子供におつりを渡す姿が描かれており、『スパⅣAE』でのエレナのエンディングでは彼女との写真撮影に(顰めっ面ながら)応じる意外な一面も見せている。『ストV』ではファルケに対して気を遣う一面を見せたり、『スト6』ではリリーや丸くなったエドに勝利した際に少し諭すような語り方をする。子供には優しいのだろう。
彼は血に酔っているわけではなく、あくまで強い相手と命を懸けた闘いがしたいだけなのである。
それゆえ、元やオロといった同じ価値観を持つ人間からの評価は高い。
旧知の間柄である烈からも「善ではないが、決して邪でもない」と評されている。
むしろ突然ベガをフルボッコにした初登場をはじめとして、世間的に悪とされる者達に対しては自分から立ち向かっているし、地球に飛来した巨大隕石を破壊して人類を救った事すらある。
また、格闘大会など「試合」が求められる場では「郷に従おう」とルールを順守する一面も見せており、死合いだけに拘っているわけではない。
また、自分が「大きな恩を受けた」と思う相手からの頼みであれば、たとえ相手が既に鬼籍に入った後の事であろうと聞き入れて実行する事で借りを返そうとするなど非常に義理堅い一面もある。
これだけも少々意外だが、この事が判明した場の方がもっと驚天動地であった。
同門であるリュウのことは、殺意の波動の素質を持つことから、自分を倒しうる相手として評価しており、自分と同じ領域まで至ることを期待している。
『6』のワールドツアーでは非常に複雑な手順で彼の弟子になり、彼の放浪生活と闘うの哲学をプレイヤーに教える。流石にスマホメッセージやり取りなどの現代的なことはしないが、後述のキャラクターガイドのほか、戦闘中でとある隠しアピールを完遂すると真豪鬼関連の技を解禁できるという新しい奇行(実用性の低さ的に)が…
また、意外なことに釣りが趣味であることが明かされ、野山に入って果物を食したりおにぎりを作ったりと「修行以外」では自給自足の素朴な生活を送っている様子。プレゼントに釣り針を挙げると少し嬉しそうに道具の良さを語っていたりする。
namco×CAPCOMに登場した際は卑劣な行いを嫌悪する武人肌としての一面が描かれ、ジャンガが春日野さくらに対して『命乞いからの不意打ち攻撃』という卑劣漢の代名詞のような手口で傷を負わせた際には、すぐさま阿修羅閃空で割って入ってジャンガに瞬獄殺を叩きこんで瀕死にすると共に、「薄汚い異形風情が、己の所業、 恥と知れ…!」「…下衆めが…去ねいッ!」と吐き捨てる場面がある。
キャラクターデザイン
容貌は赤銅色の髪を後頭部で束ね、褐色の肌をしている。
衣服は袖がない黒色の道着を身に纏っており、ベルト代わりに荒縄で縛り、草鞋を履いている。
小物として、手には皮革の手甲(オープンフィンガーグローブ)を嵌め、首に大きな数珠をかけている。『Ⅳ』以降では、上記イラストのように手甲の代わりに荒縄をバンデージ状に巻きつけている。
元々が『仏像をイメージしてデザインされた』というだけあり、もしそのまんまの姿で木彫りされた等身大フィギュアがどっかの寺の本堂に安置されていたとしても全く違和感無さそうだから困る。ZEROシリーズの頃あたりは仁王像のような顔つきだったが、近年のシリーズでは内面のデザインのモデルでもあるのか、漫画「ベルセルク」に登場する求道的な伝説の狂戦士・不死のゾッドの風貌の影響もうかがえる。
ストリートファイター5ではデフォルト衣装が変更。ライオンのようなたてがみが付き、髪を頭頂部で括っている。さらに背中には神人(しん)の字を背負う(本来は”神”と”人”を縦に重ねた外字である)。
ストリートファイター6は5のデザインを踏襲しつつ、時系列的に最も後になるということで赤い髪の毛が白髪に変わっている。今までに増して威風堂々たる体躯になっており、ディレクター曰く「筋肉は仏像や動物を参考にし、かっこいいと感じられるものに仕上げている」との事。また、背中の文字は"天"に戻っている。
コスチューム2はⅣ以前のものになり、コスチューム3では鬼の仮面を付ける。
因縁多き強者
兄弟喧嘩by tetsu
兄にして同門の剛拳や、共に殺意の波動の素養があるリュウなど。
OVA『ストリートファイターZERO -THE ANIMATION-』や中平版の漫画作品において、彼がリュウの父と思しき描写がある。
シリーズごとの性能
基本的なコンセプトは『超性能、高火力、低体力』であり、ストリートファイターシリーズでは数少ない空中から弾を撃ちおろす『斬空波動拳』などを持っている。
スーパーストリートファイターⅡX
初の隠しコマンドのみで登場するキャラクターとして話題になった。
その性能は圧巻の一言であり、論外を除けば最強格の1人であるリュウの上位互換ともいうべき性能。
スーパーコンボこそ持っていないものの、高い攻撃力に加えて空中から必殺技や空中軌道変化技などとにかく強いキャラである。
プレイヤーたちからの評価も軒並み『論外』『ぶっ壊れ』であり、大会などでは基本的に禁止されている。
ストリートファイターZeroシリーズ
当初は隠しキャラ扱いだったが後にプレイアブルキャラとして参戦。このシリーズが初の正式参戦となる。
最も有名なのがZero3のV豪鬼であり、全国大会では梅原対大貫の豪鬼ミラー対決が、更に日米チャンピオン対決では梅原が9割コンボを決めて勝利している。
どぐらのクソキャラ列伝や梅原自身の著書で語られているが、Zero3は圧倒的なオリコンゲーであり、その中でも豪鬼は抜きんでているというのが当時の評価だった。
とにかく通常技の性能がぶっ飛んでいると言っても過言ではないほど強く、調整ミスでは? と思うレベルの通常技も存在している。
現在はソドムが理論値最強とされてはいるが、依然豪鬼の強さには陰りが無い。
ストリートファイターⅢシリーズ
新しいスーパーアーツなどを引っ提げて参戦したものの、ブロッキングの存在もあって弾キャラは軒並み評価が下がりがち。さらに体力の低さもネックとなり、性能自体は高いのだがワンミスで負けることも。
特に、上位キャラには高火力なまことや強力なコンボを持つユンなど、豪鬼をワンチャンで屠ることが出来るキャラがいるため中堅最上位という評価を受けている。
ストリートファイターⅣシリーズ
おそらく世間に最も豪鬼というキャラが知らしめられた作品。
初期のストリートファイターⅣでは低体力ながら圧倒的な性能で最強の一角に名を連ねていたが、どぐら曰く『格ゲー史上最も罪深いキャラ』であるザンギエフを狩れるため必要悪とさえ認識されていた。
シリーズを通して上位キャラであり、ときどの持ちキャラとしても有名となった。
ストリートファイターⅤ
DLCとしてシーズン2に追加された。
瞬獄殺がVトリガー1使用時限定になったが、発動中は全ての技が強化される上に斬空波動拳が2発撃てるなど非常に強力な性能を誇っていた。
対空能力も高く、Vスキルの羅漢から派生技も対空になる上に入れ替え技としても機能していた。
ただ、シーズン4以降相次ぐナーフを受け上位キャラの座から陥落、ときどもメインキャラをユリアンに変更するという事態が起きた。
VトリガーとVスキルも追加されたが、Vトリガー2はCAゲージを使用せずにEX技相当の技が撃てる他必殺技から必殺技にキャンセルできるようになるのと、Vスキル2は気合を溜めるというもの。
後にVスキル2は赤鴉豪焦破(旧灼熱波動拳)が強化されるという性能が追加されたがそれでも評価は低い。
Vトリガー2もコンボ火力が上昇する上に2本トリガーなので扱いやすくはあるのだが、瞬獄殺が使える上に必殺技キャンセル発動でコンボが伸ばせて立ち回りの性能も大幅に強化されるVトリガー1に比べると評価は低かった。
人気キャラなだけに復権を望む声も多かったが、最後のDLCとして登場したルークが豪鬼を始めとしたスタンダードキャラに対し軒並み上位互換だったため、むしろ豪鬼使いとして名をはせたプロがルークに移行すると言った事態も発生した。
ストリートファイター6
リーク騒動があり、2024年の春に実装が発売当初から告知され、Year1の最後に追加された。
斬空波動拳や瞬獄殺など、強力な必殺技はそのままに新たな必殺技である『金剛灼火』を習得している。
低体力路線は相変わらずだが、ストリートファイター6では根性補正が無いため低体力が意外と厳しいという評価も。
また、百鬼襲の派生に着地が追加されたが投げがオミットされたため、崩し能力は低下している。
ただし、新たに阿修羅閃空から派生するコマンド投げの『朧』を習得。発生には30F(データ上は8Fだが、阿修羅閃空から即派生が出来ないようになっている)とだいぶ遅い。虚を突ければダメージを取れるほか、ロック演出付きなのでヒット時は自然回復とヒットの増加分を合わせて約1.1本分Dゲージが回収できる上にダメージも単発で2200(本田の中大銀杏投げと同等)とそれなりに火力が出る。
コンボ火力が高いキャラクターであり、ワンチャンから持っていける他弾の性能も高いのだが、流石に性能が高すぎたのか2024年11月のアップデートで弱体化を受けている。
ちなみに、瞬獄殺は従来のコマンド通りだがCA時限定となり、リーサル確定時には『抜山蓋世、鬼哭啾啾、故豪鬼也』という特殊セリフが追加される。
更に、瞬獄殺はなんとコンボに組み込めるようになっている。強パンチ>瞬獄殺が繋がるのでコマンドの入力速度に自信があるなら狙っても面白いかもしれない。
なお、コマンドに必要なボタンさえ含まれていれば同時押しボタンだけでもコマンドは成立する。
新たに実装されたモダンモードに適さないキャラだとは予想されていたが、重要な技であるしゃがみ中パンチが無い他、画面端のコンボに重要な強金剛灼火のオミット、百鬼襲の強度が選べないといった重要なパーツが無いのが手痛く、中段攻撃も無いため上位帯に行けば行くほど評価は低い。
また、コンボトライアルの中級者向けコンボとして紹介されているものはモダンであるがゆえに余計難しいコンボとなっており、なんなら中級者11のコンボが出来るならクラシックやったほうがいいと言われるレベル。
ただし、強力な弾、ワンボタン昇龍拳に加えアシストコンボの使い勝手も悪くないため、立ち回りをしっかりできればちゃんと強さを発揮できるキャラではある。
なお、瞬獄殺はワンボタンでこそ出ないが、弱弱中強という簡単なコマンドで成立するため舐めてかかると手痛い反撃を受けることも。ただし、同時押しボタンで弱と中が同時に入力されると投げが優先されるため同時押しボタンによる省略は不可能。
外部シリーズへの出演
リュウ、ケン、春麗にならぶ人気キャラであるため、外部出演も多い。というか、カプコンのお祭りゲーやコラボでは大抵外部出演している。
鉄拳7
おそらく、多くのファンが『まさか!?』と思った外部出演。ストクロはカプコン側が鉄拳キャラを使う権利を行使して作った作品だが、こちらはバンナム側がその権利を行使したもの。
なんと平八の妻に恩義があり、平八抹殺を頼まれていたとガッツリ本編にも絡んでいる。
その性能は『クソ』の一言。
というのも、本来無敵技が存在しないはずの鉄拳において豪鬼は無敵技を持っている他、2D格ゲーのシステムを持ってきているのでとにかく既存の対策が当てはまらない。
その上あらゆる面で高性能であり、鉄拳コミュニティがEVOでは豪鬼をボイコットするといった事件も。
ほぼ全項目に弱体化を施された最終バージョンでもなお強く、最強のキャラとして名前が挙がるほどである。
インパクト溢れる技の数々
同門のリュウやケンと類似する技も多いが、瞬獄殺や百鬼襲等を始めとして専用技も兼ね備える。
ストⅢ2ndから、ゲージを少し消費してその必殺技の強化バージョンが出せる「EX必殺技」というシステムが追加されたが、豪鬼のみEX必殺技が使えないという特徴があった(ただし必殺技をはじめかなり高性能)。ストⅣ以降からは普通にEX必殺技が使用可能となっている。
主な必殺技
リュウのものとほぼ同性能で気弾は紫色。作品によっては射程距離が制限されたり、至近距離時や気弾消滅時にヒットさせると相手を吹き飛びダウンさせる効果がある。
スト6では溜めることが可能になり、最大まで貯めると灼熱波動拳に派生するようになった。
ケンのものに似た性能で多段ヒットし、作品によっては腕に紫色の炎を纏ったりEX版で「滅殺豪昇龍」に変化する。
リュウとケンの竜巻旋風脚を兼ね備えた性能を持っており、多段ヒット&相手をダウンさせる。
また、空中連続ヒットの効果を持つため、豪昇龍拳などで追撃可能。
ストVでは、強で斜め上に飛び上がりつつ連続回し蹴りを放ち、最後は浴びせ蹴りのように足を振り下ろす形となっている。
EX版ではリュウの真空竜巻のようにその場で停滞しながら竜巻斬空脚を放つ。
6でもこの性質は継承されたが、弱竜巻>強竜巻は画面端のみヒットするようになっている。
空中から地上に向けて片手で波動拳を放つ。CPU版の豪鬼や、強化キャラである「真・豪鬼」、「神人豪鬼」、また、ⅤではVトリガー1発動時に二連続で放つ仕様となっておりかなり強力。
豪鬼の最大の特徴でもあり、空中から撃ちおろす弾をストリートファイター系のプレイヤーは『斬空』と呼ぶ。
炎を纏った波動拳。リュウの「ファイアー波動拳(灼熱波動拳)」と近い性能だがこちらは発射前に溜めポーズを取るため更に技の出が遅い。
豪波動拳との違いは発生が遅い代わりに中版以上では数発ヒットの多段技になる(作品によっては単発ヒットの飛び道具と相殺してしまうこともある)。またヒット時にダウンを奪えるため、距離によっては起き攻めに移行する等攻めに転じやすくなる。
ストⅣではEX版で溜めのスキが短くなる。
ストVでは「赤鴉豪焦破(せきあごうしょうは)」という名前になった。
スト6ではコマンドがオミットされ、先述の通りボタンホールドでこちらに派生するようになった。
片足立ちのまま残像を残しつつ滑るように前方または後方に移動するワープ技。移動中は基本的に完全無敵だが終わり際に若干の隙がある。殺意系のキャラを象徴する技といえる。
その独特のポーズは、実は元々初出のスーパーストリートファイターIIXにおいて別のモーションの一部を流用して作成されたことがきっかけだったりする(構えは灼熱波動拳の溜めで、移動はジャンプモーションの一部)。
後続作品では度々移動時のポーズが変化している。
スト6ではモーションをキャンセルをして特別なコマンド投げである「朧」を出すことができるようになったが、無敵は削除された。
百鬼襲
ストZEROから追加された技で、回転しながら放物線の起動でジャンプし、追加入力で投げや打撃など様々な技を放つ。
何も入力しなかった場合はそのままスライディングの「百鬼豪斬」、P入力で空中掌底を放つ「百鬼豪衝」、投げ技の「百鬼豪砕」はほぼ全シリーズ共通。
K入力は、背中から倒れ込む「百鬼豪尖」(ZEROシリーズ)、鎌のように足を振り下ろす「百鬼豪断」(CVS2)、天魔空刃脚を繰り出す「百鬼豪刃」(SVC、ストⅢ3rd以降)。
また、掴んだのち飛び上がり回転しつつ相手を叩きつける「百鬼豪墜」、何もしないで着地する百鬼潜影(スト6)、更には(EX必殺技扱いの)天魔豪斬空や滅殺豪旋風など、作品によって派生する技が異なる。
天魔空刃脚
空中から斜め下へ急降下しつつ飛び蹴りを放つ。基本的には特殊技だが、マーヴルVSシリーズでは必殺技扱いである。
金剛灼火
スト6から追加された新たな必殺技、炎を纏った拳で正拳突きを放つ技、ヒット後にPボタンで追撃可能。
一見完全新規技に見えるが実は鉄拳7からの逆輸入技であり、そちらでは「灼熱滅掌」という名前だった。
強版は画面端なら追撃が可能であり、OD版は距離次第で壁張り付き効果があるためSA1等で追撃が可能。
スーパーコンボ(またはスーパーアーツ)
真空波動拳の豪鬼バージョン、というかコマンドからして灼熱波動拳のパワーアップ版とも言える。
やや入力しづらいもののダメージが高い上に飛び道具ということもあって対空だったり連続技だったり使い道は多岐に渡る。
シリーズによってはEX技枠だったり、普通の真空波動拳コマンドで出せる。
昇龍裂破の豪鬼バージョンで、連続して豪昇龍拳を放つ技。ストVでは豪昇龍拳のEX版。
(ストⅣでは本人が使わない代わりに殺意の波動に目覚めたリュウが使用し、3回目の昇龍拳のあとに気を集めた拳で相手を地面に叩きつける演出が追加されている。)
スト6ではⅤのVトリガー版のような挙動に変更されている。
竜巻斬空脚、というより剛拳の竜巻剛螺旋のパワーアップ版で主にストⅢシリーズなどで使用。
竜巻斬空脚を上空に向けて垂直に放ち、前蹴り→空中回し蹴りでフィニッシュ。
空中で出した場合は滅殺豪旋風という名前になる。
斬空波動拳のパワーアップ版で一回り大きい多段ヒットの波動を放つ。ウルⅣオメガエディション、ストVでは斬空波動拳のEX技となった。マーヴルVSシリーズでは連続して斬空波動拳を放つ。
ストⅢではスーパーアーツで滅殺豪波動を選択した際にこの技も使える。
スト6では空中SA1として復帰している。
崩天却火
スト6で新たに追加されたSA、灼熱の拳を相手に叩き込む。
ヒットした相手は壁やられになり追撃可能になるなどリュウの真・破掌撃と似たような性能。
禍坏
スト6で追加されたSA、読み方は「まがつき」
倒れた相手を踏みつけ、トドメとばかりに顔面へ拳を叩き込む。
リュウの真・昇竜拳と対照的に相手を地面に叩き伏せる演出が特徴である。
CA版では抵抗する相手に対し殺意の波動を直接叩き込んで爆発させる技になっている。
イベントなぞ修行の場に過ぎぬ!?
豪鬼の大技の追加にはある法則(というか当然ともいえるお約束)がある。
- スパIIX(初登場作)にて乱入時にベガを暗転フルボッコ→ストZEROにてゲージMAXスパコン「瞬獄殺」が追加
- ストIII2ndエンディングにて新奥義「金剛國裂斬」の試し撃ちでエアーズロックを真っ二つに叩き割る →翌ストⅢ3rdにて同技がまさかのゲージMAXスーパーアーツ化
- ストIII3rdエンディングにて「天衝海轢刃」で生身のまま高水圧の深海から沈没船を海上にブチ上げる →スパⅣにてまさかのウルコン化
- CVSにて乱入時にベガを頭上から手刀で強襲し叩き伏せる →CVS2にて神人豪鬼が鬼畜技「禊」でプレイヤーを恐怖に陥れる
- スパⅣエンディングにて「赤鴉空裂破」を披露 →ストVにてクリティカルアーツとしてお約束通り実装
この様に、ゲーム内イベントシーン(特にエンディング)にて彼が使用した技はほとんど例外なく後の作品(早ければ翌作)にて使用可能技に追加されるという伝統があり、たいていゲージMAX時のみ使用可能な、上位超必殺技として実装されている。
ストⅤでは、ストーリーモードのネカリ戦後に『無道天衝』という技で自身を取り込もうとしたネカリを吹き飛ばしている。
また影ナル者のストーリー中では、せっかく手加減して遊んであげていたのにそれに気付かず挙げ句優位に立って調子に乗り始めた彼をお仕置きするのに強烈な正拳突きを見舞う『崩天正拳撃』なる技をブッ放していた。
豪鬼を象徴する技。詳しくは当該項目を参照。
金剛國裂斬
どのスーパーアーツを選択しても使用可能。片手を地面に叩きつけて気を噴出させる、豪鬼版レイジングストーム。
技の出は遅いが初段ブロッキング不可でフルヒットすると瞬獄殺よりもダメージが高い。
6では対戦中に隠しコマンドを成立させると使えるようになる隠し技。
SAゲージを2本使って発動できる。
禊
一瞬で相手の真上に移動し強烈な手刀を放つゲージMAX技。相手のスキはもちろん、空対空として使うとより強力。
使用可能な技としてはCVS2にて「神人豪鬼」の技として初めて実装されたが、前作にあたる『CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000』で、カプコングルーヴで豪鬼の出現条件を満たした際、登場すると同時に最終ボスのベガをこの技と同じ動作で倒すという演出がある。ストリートファイター×鉄拳では通常の豪鬼のスーパーアーツだが、さらに相手の頭を地面に叩きつけたまま波動を噴出させ、地面に「天」を描くという派手な演出が追加されている。
ストⅤでは本人が使わない代わりに影ナル者がVトリガー専用技として使用する。
6では対戦中に隠しコマンドを成立させると使えるようになる隠し技。
こちらも「金剛國裂斬」と同じくSAゲージを2本使って発動できる。
スパⅣのウルトラコンボ2。なんとリアルタイムで10年以上もの時を経て実装となった。詳しくは当該項目を参照。
赤鴉空裂破
ストVの標準クリティカルアーツ。地面に炎の気を纏った拳を叩きつけて炎柱を噴出させる。
ちなみにこの他にも、「大赤焉」・「天覇涛砕斬」といった技も披露しているが、前者はそれ以降登場していない神人豪鬼の物、後者は製作がSNKサイドであったためか、未だ再現には至っていない。
ブリス豪鬼
左は通常豪鬼、右は神・豪鬼におけるブリス
ユーモアには理解あるタイプ
隕石を打ち落としたり、コスプレに勤しんだりと公式でもフリーダム
パロディも多い
この強烈な存在感のため、パロディとして扱われることもある。
カプコンではサイバーボッツの巨大ロボットに零豪鬼が登場し、SNK vs CAPCOM激突カードファイターズにも豪鬼とは別キャラクターとして登場している。また、マーヴル・スーパーヒーローズvsストリートファイターには人間サイズのロボットとしてメカ豪鬼が登場する。
コナミのNEWラブプラス・NEWラブプラス+のミニゲーム『イーアルカンフー+』の最終ステージにおいて条件を満たすと突如乱入し、瞬獄殺よろしくラスボスを一撃で倒す小早川凛子こと『シャオリン』のイベントがある。倒すと『リンコを超えし者』の実績が解除される。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでは「スピリッツ」で参戦。スピリットのランクは「LEGEND」であり、生半可な戦い方をすれば最悪はものの数秒でこっちが滅殺(撃墜)されてしまう程の攻撃力が加味された強敵。スピリットの憑依先はリュウである為、ある意味で殺意の波動に目覚めたリュウも再現していると言える。「灯火の星」では何故か「悪魔城」にいる。…海外名がAKUMAだからか?
にゃんこ大戦争ではコラボイベントで参戦。敵としては「New Challenger」のステージを4つクリアすると挑めるステージで登場。極ムズステージでは強力な黒い敵と共に現れるが、豪鬼自体も黒い敵。ドロップ報酬に「ゴウキリン」が手に入ることも。
味方としてはコラボガチャの伝説レア枠で、排出確率は0,3%。白い敵に極ダメージを与える。
余談
彼のように「攻撃力は凄まじいが耐久が紙」な性能のキャラクターの事を、その出演作品を当てはめて「〇〇界の豪鬼」と言ったりもする。(例:ピチュー=スマブラ界の豪鬼)
スト6におけるキャラクターチュートリアル「キャラクターガイド」では各キャラクターが自分自身の技を教えてくれている体で解説が挟まれる。例にもれず豪鬼も「豪鬼が説明する」というような方式が取られているが普段の硬派な彼からは想像もつかない横文字、システム用語を使いまくった説明や阿修羅閃空の説明の「攻撃をキャンセルして発動することは、できぬ」というシュールな文面が笑いを誘うことで話題となった。(ちなみにスト6以外ではできる)
関連イラスト
関連タグ
豪鬼(曖昧さ回避)
鉄拳(鉄拳7FRより正式参戦)
ラージャン:豪鬼がイメージ元になっている牙獣種モンスター。
Mr.KARATE/タクマ・サカザキ:SNKにおける設定上最強の存在と言われる(本来は)修羅の格闘家。クロスオーバー作品においては豪鬼と互角の対の存在として扱われた。本気を出しただけの姿が真豪鬼の対として扱われたこともあるが、彼は古傷が悪化するのでなかなか本気を出せないため、決して豪鬼よりも格上の存在というわけではない。余談だが、「主人公と同じ流派の武術を用いて戦うボスキャラ」としての先輩でもある。
マグマード・ドラグーン:一部意匠に豪鬼の数珠が採り入れられている。しかもこっちも「死合い」を求めている。
ときど:豪鬼を持ちキャラとしているプロ格闘ゲーマー。
タグ『殺意の波動』
『豪鬼』より『殺意の波動に目覚めたリュウ』の方がヒット数多い。