概要
プロフィール
大阪を中心に活動するプロ格闘ゲーマー。格ゲー小噺おじさんとしても有名。
2008年8月開催の闘劇'08のGUILTY GEAR XXAC大会でロボカイを使い優勝に輝いた。
ストリートファイターVでは、2022年度ストリートファイターリーグにてGood 8 Squadにドラフト枠で出場、世界大会であるワールドシリーズ優勝にも貢献している。
2016年11月の創設からプロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」で活動していたが、2023年3月をもって退団し、現在はCrazy Racoonに所属している。
活動拠点は2023年度はCAGの厚意(と、元々どぐらとまめスパ以外がほとんど使っていなかった)によりCAGの事務所から配信活動や大会に参加をしていたが、2024年度より配信用の拠点を用意してそちらから配信や大会出場をしている。
妻は女性ゲーマーの「ぎゃす」、2017年に晴れて入籍。結婚式配信を行った(知人のプロゲーマー・ネモの紹介で配信を条件に安く式を挙げられたとのこと)。
名前の由来
名前の由来は漫画の『魔神冒険譚ランプ・ランプ』に登場する「ドグラ・マグラ」から。よく「どくら」と誤記されるが、どぐらである。
配信上ではよく「生駒デビル」というハンドルネームを使うが、これはバーチャファイターが流行した際に「ホームゲーセンの所在地+使用キャラクター」というリングネームが流行っていたことに由来している。
つまり、「奈良県生駒市のデビル仁使い」という意味であり、配信でゲームをする際に名前を登録する時はどぐらよりも生駒デビルやイコデビ名義で登録することが多い。
なお、この名前は『ゲーミングお嬢様』にてどぐらをモデルにしたキャラクターが登場する際に「生駒でび子様」という形でも使用されている。
度々どぐらのことをノザキと呼ぶ人間がいるが、どぐらに限らず古参のプロ格闘ゲーマーは本名を公表しているプレイヤーが多い。
これは大会に登録する際に本名登録が必要だったことがあった他、どぐらの場合は配信上で本名を公表している上に○○野崎(○○は適当な称号やキャッチコピー)と自称することもある。
人物像
ファンサービスの精神にあふれ、サインを求められたら基本断らない。
また、冗談が好きで配信中はしょっちゅう冗談を言う。
リアクション芸にも定評があり、フリをされたらきちんと応えてくれることからMCとして呼ばれることも多い。
サブカル系に造詣が深いが、同じ服をヘビロテしがちなプロゲーマーが多い中、ファッションにも気を使っておりDIESELを愛用している。(なお若かりし頃の服装は妻であるぎゃすから「ヴィレバンの柱」と評されていた)
プロの中でもかなり反応が悪いほうを自称しており、そのため反射神経を要求する要素やビタ押し、ヒット確認、〇フレ目押しといった要素には難色を示している。
また、ゲームセンターで格闘ゲームが隅に追いやられていく光景をリアルタイムで観ていた世代であるため、初心者へのフォローには積極的である。
酒は一切飲めない。また、『酒は飲むんですか?』と聞かれると『酒はダメなんで。オレンジジュースを下さい』と戸愚呂弟の物まねをする。
プレイスタイル
プレイスタイルは直感よりも理詰めで行うプレイヤーであり、先述のフィジカルだよりの要素を好まないことや過去にロボカイを使い続け苦労した経験からかある程度やることがシンプルな強キャラを好む傾向がある(ストリートファイターⅤのベガなど)
後述するネタ要素と本人の性格からか「ネタプレイヤー」のようなレッテル張りをされることが多々あるが、長年格闘ゲームをやり続けていた経験からくる防御スキルは凄まじく、並大抵の崩し手段では試合の後半にはほとんど通らなくなっていく。ここ一番の勝負勘にも優れ、前半苦戦していたにもかかわらず何故か最後に立っていることが多いからか「なんか勝つ男」と言われることも。
エピソード
プロシーンにおいては古参であるため、エピソードは非常に多い。
0回戦敗退
どぐらを語る上で最も有名なエピソードのひとつである。
そもそも、0回戦敗退とは主に格闘ゲーマーの間で使われるスラングであり、大会に参加する際に「大会の受付時間に間に合わず失格になる」という状況を指す。
よくあるケースとして、「寝坊する」「電車に乗り間違える」「大会の日時を間違える」「デバイスの問題で参加が不可能になる」「参加証明書を無くす」といった理由で棄権になる事を指す言葉である。
オフライン大会でよく見られたが、オンライン大会でも「チェックイン忘れ」や「ネットワークトラブル」、「参加条件(ランク制限やWifi参加不可等)を満たしていない」「プラットフォームの違い」と言った理由で起こることがある。
事件が起きたのは、PS4版GUILTY GEAR Xrdで行う「闘神激突」という大会。
どぐらはニコニコ動画で生放送を行っていた配信古参の1人であり、当時はウメハラ氏から推薦されるほどの実力者。全員ブッ倒すと意気込んでの参加であった。
しかし、生放送開始からずっとロビーが見つからず、運営と再三接続のやり取りをするという緊迫した映像が続く。そして、隣に座っていたぎゃすが何かに気付き「これPS3じゃない」と告げた瞬間に空気が一変、なんとも言えない空気となってしまった。
PS4版の大会になんとPS3版で参加を試みていたのだ。この事態が発覚した瞬間、やり取りをしていた運営にその場で参加辞退を申し出て0回戦敗退となった。(当時PS4は持っていたが箱から出していなかったとの事)
この話は格闘ゲーマーの間では笑い話の一つとなっており、0回戦敗退の典型例のひとつとして語り継がれているが、どぐらはこの時のことを振り返り、「配信してなかったらどうなっていたかわからない」というほどショックだったとのこと。
その後、この事件は方々でネタされ、第2回CRカップストリートファイター6ではどぐらチームの意気込みが「0回戦突破」となっていた(第2回はTGSで行われるオフイベントだったため、万一があり得るという理由から)。
どぐらはこういった経験をしていることから準備には非常に慎重であり、海外大会の際にはESTAの申請やパスポートの期限に注意を喚起する内容をXにポストしているのだが……
よりにもよって注意喚起をした矢先に格ゲー界の王が0回戦敗退になりかけた。
- 伝説の0回戦敗退動画
- 本人による振り返り
どぐら式
ストリートファイターⅣのアーケード筐体を利用した裏技。
当時のストⅣ時代、ランクマッチの結果(ランク/戦績)はプレイヤーが保持するカードに紐づけられていた(現在のBANAPASSやAimeの前身)。
ランクマッチは実力が近いプレイヤーと戦うほどポイントが多く貰え、実力が離れているほど得られるポイントが少なくなる仕組みである。
どぐらはよくこのランクマッチを行っていた……のだが、格上を見つけてどんどん挑戦するスタイルであったことから、実力はあるにも拘らずランクが上がりづらく、結果「ランク詐欺」「ポイントが割に合わない」という事態が頻繁に発生した。
そのため、どぐらは2枚目のカードを作り、2枚目の予備カードにメインのカードで乱入してポイントを回収する、といういわゆる自作自演によるランク上昇を行ったのである。これは違反行為ではないものの「それはどうなんだ?」と思うプレイヤーも少なからずいた。
結果、この行為がネモの目に留まり、拡散された事で炎上。
どぐらは謝罪し、カードの全戦績を削除の上で新規カードを作り、1から出直すということで事態は収束した。
なお、この一連の行為はランクの不正操作ではあるものの、先述の通りどぐらと戦うことが割に合わない(要は本人は意図していないスマーフ状態。同ランクの人間からしたらたまったものではなく、高ランク帯の人間からしてみれば無駄にリスクマッチになる)という事態が発生していたため、その不満を解消するための苦肉の策だった。
ちなみに、Vtuberの獅白ぼたんが主催する獅白杯2ndの公募枠に応募した際に、最高到達MR2400と記載されていて方々から『令和のどぐら式か?』と言われたが、これは運営スタッフのミスであることがすぐに公表されていた。
多芸な格ゲー小噺おじさん
どぐらは交友範囲が広く、また関西の古のゲームセンターで格ゲーを遊んでいたため当時はそれが日常だったが思い返せば破天荒なエピソードが大量にあるとのこと。
笑い話もあれば、いい話だなーと思えるエピソードもありと幅広く取り揃えており、雑談配信の時にたまに披露する。
代表的なエピソードは『ゲーミングお嬢様』でもネタにされた「大貫さんパスタ事件」や有名プロの「終わっている話」。特にときどの終わってる話はコラボ動画でときど本人からも背景が語られ本当に終わってることが発覚した。
証拠動画3分42秒~
また、物まねも得意としており、特に古畑任三郎の物まねはクオリティが高いがそのままではなく「古畑任三郎が罪を犯したプロ格闘ゲーマーを追いつめる」というシチュエーションの物まね+ショートコントである。
最近ではマゴの『意図は何なの?』も広まりつつある。
マルチゲーマー
日本における格ゲーシーンはストリートファイターがメインだが、どぐらはドラゴンボールファイターズやGUILTY GEARの大会にも出場している。
また、コロナ禍以降はValorantやMTGアリーナなどの他ジャンルのゲームでも公式番組に呼ばれたり、ミラー権をもらったり、Valorantの大会にも招待されたりしている。
特にMTGは昔からプレイしていたとのことで、新セット発売の度に公式番組に呼ばれるほどである。
ValorantではCAGの監督であるnazomen氏にコーチングを受けたこともあり、初心者とは思えないほどエイムが上手いと評された。
TRPGも好きなようで、e-Sportsアナウンサーのなないが主催するTRPG卓にも積極的に参加していた。
MTGの新セット「カルロフ邸殺人事件」の公式プロモーションでは、オリジナルのマーダーミステリーである「どぐら邸殺人事件」が行われた。
Vaultroom主催の企画にも参加しており、他の界隈のストリーマーたちと交流しつつストリートファイター6を布教するという活動を行っている。
鉄拳シリーズも長くプレイしていて、デビル仁はどぐらが使うハンドルネームの生駒デビルの由来でもある。
鉄拳7では鉄拳神・天に到達するほどの実力者で、鉄拳シリーズのプロデューサーである原田氏の番組に呼ばれたこともある他、大会にゲストとして招待されたりもしている。
尊敬するプレイヤーには韓国のレジェンドであるKneeを挙げている。
クソキャラ列伝
まめスパイダーを編集担当にして過去の格闘ゲームに居たぶっこわれというのすら生ぬるいクソキャラたちを、そのタイトルの猛者たちに紹介してもらうという動画企画。
どぐらが一躍有名になったきっかけでもあり、杉田智和や中村悠一といった著名人も観ていると発言するほど。また、制作にかかわったクリエイターが当時を振り返るポストをすることもあり、当時の開発者との対談に発展したケースもある。
この動画企画に登場するのは原則「過去のタイトル」もしくは「現役だがクソキャラであることが多くのプレイヤーの共通見解」であり、「このキャラがいるためにゲームがつまらないレベルのバランスブレイカー」か「何かしらの終わってる要素」をもっていることが条件となっている。(勘違いされがちだが強キャラを紹介する企画ではない、強キャラ=クソキャラであるケースは多いが)
バランスブレイカーの典型例として有名なのはジョジョの奇妙な冒険-未来への遺産-のペットショップ、戦国BASARA Xの毛利元就で、ネットミームになるほど有名である。また、ギルティギアの最新作であるGUILTY GEAR STRIVEのソル=バッドガイも最新タイトルながらボスキャラと評されるほど強すぎたため収録してあるとのこと。
また、現役で大会も開かれるストリートファイターⅢ3rdの春麗やスーパーストリートファイターⅡXのバルログも現役プレイヤーたちが満場一致で「こいつが居なければ良バランス」という見解を出していることから動画化されている。
クソキャラ列伝の動画内で扱われている「クソキャラとしてあまりにも終わってる」典型例としては、ストリートファイターⅣ時代のザンギエフや、通常投げがループして一度捕まれたら何もできず終わるスマブラXのデデデ大王と言った、操作の簡単さゆえに初~中級者帯で猛威を振るい、多くの新規プレイヤーを辞めさせてしまうキャラクターが挙げられる。特にストⅣ時代のザンギエフは初級者どころか上級者帯でも猛威を振るっていて、「コイツさえいなければストリートファイターはもっと盛り上がっていた」と動画内で言及するほど。
再生数が伸びたのはZERO3を『終わらせた男』と言われるクラッシャー氏によるソドムの解説回だが、「ソドム」という名前がセンシティブ判定を受けてしまい年齢制限を受けてしまったとのこと。
また、戦国BASARAXの毛利元就は、『解説をしてしまうとゲームが終わってしまう』とまで言われており、動画内ではWikiに情報を書くことすら禁忌とされていたとまで言及されていた。
スピンオフとして、逆に弱すぎるキャラクターを紹介する「よわキャラ列伝」、強豪プレイヤーが使い続けているキャラクターを紹介する「たまキャラ列伝」も投稿している。
格ゲーコミュニティにおける貢献度も凄まじく、「20代のプレイヤーがクソキャラ列伝を見てゲーセンに来た」という声や「海外製のゲームである上日本では知名度があまりなく細々とやってたコミュニティだったのにクソキャラ列伝効果で人口が四倍になった」という声も
ガイルアンチ筆頭格
シリーズを通して待ちキャラの代表格であるガイルを嫌っている。
とにかく受けが強すぎる上に最強格の飛び道具を持っているのが良くない、攻めが強いゲームでも守りが強く、近づいても簡単に押し返されてやり直しになるのは如何なものか? と発言しているが、その後にシンプルにムカつくとも発言している。
なお、このことはスト5時代でも常に発言しており、ウメハラの前でも同じことを言っていた(当時の梅原の持ちキャラはガイル)。
とはいえ、どぐらの使用キャラもベガであることから人のことはあまり言えない……というか当時はベガのほうがヘイトを買っていた。
海外にて泥酔したウメハラをホテルに送り届ける際、ウメハラに「お前何使いだよ?」と聞かれ、どぐらが「ベガです。僕ベガ使いです」と返したところ「ベガ使いかよ。死ねよぉ」と言われてしまったエピソードもある。
ただ、この話には続きがあり、「でもお前とガチったおかげでプロブレムに勝てたわ。ありがとう」と感謝もされていた。
また、このガイル嫌いはフレキシブルで第2回CRカップの際にチームメイトにドンピシャガイルが居たが、味方なら一切批判しないと発言している。
アレハラ
アルコールハラスメントではなく、 アレックスハラスメントである。
元々、キャラ対も兼ねて色々なキャラを触っていた時期にたまたまアレックス(メイン画像左のキャラ)の切り抜き動画が視聴数が伸びたため遊びやネタで使っていたのだが、次第に強化を受け普通に強くなり、最終シーズンでは強キャラの部類に入る程度には強化を受けてしまった。
対戦の息抜きでアレックスを使い、若手の立川をボコボコにするというハラスメントを当初は行っていたのだが、強化によりリーグで出す可能性が出てきたことからアレハラはなりを潜めている。
実際、日本三大ダルシム使いであるYHC-餅さんによるとアレックスは「3-7は行ける(腕次第でどうにかできる)」という強気な餅さんをして「厳しい」と言わしめるほどにキツイ組み合わせだったとのこと。
また、Ⅴの競技シーン終了後に出たインタビューでは開発チームの見解としてはアレックスが最強だったとのこと。
ちなみに、この見解は多くのプレイヤーが「誰がどう見てもルークだろ」とツッコミを入れていた。
最初はかなり文句を言いながら使っていたが次第に気に入ったらしく、スクワット>水平チョップという勝利演出をまねる、Vスキルのポーズやセリフをまねるなど結構ネタにしていた。
CAで「The end!」と叫ぶのだが、日本語版音声がやや聞き取りづらく「ディゲンヌ!」に聞こえるとのことで面白がって度々口にしていた結果、何故かディゲンヌが定着してしまった。
当時所属していたチームであるCAGのグッズなどでもネタにされている。
しかもSFLの公式実況解説の呼び込みでも「ディゲンヌしてしまうのか!」とネタにされていた。
結局SFLのプレイオフで使用されることはなかったが、ガチくんの振り返りでは「何度か使おうとしていたのを止めた」とのこと。ファイナルでも餅さんが「アレックスを使え」と言わんばかりに煽っていた。
ただ、ダルシムがキツイ相手としてアレックスとベガが挙げられることから普通にメインキャラのベガでもカウンターピックとして機能していたため練度の高いほうを選べと諫められていた模様。
EVOJではアレックス固定で出場している。
ストリートファイターⅤ最後の配信では、立川のコーディーとラストディゲンヌと題して10先を行った。
対空が出ない
どぐらをいじるネタとして有名なのが対空が出ないである。
2D格闘ゲーム、ことストリートファイターシリーズはジャンプ攻撃が強く設定されていて、それを防ぐために対空攻撃でジャンプした敵を落とすことが重要となっている。
しかし、どぐらはこの対空を苦手としており、試合中の行動がスタッツとして表示されるようになった2022年のストリートファイターリーグにおいて対空成功率はぶっちぎりの最下位を記録している。
ただし、これはどぐらが使用してたベガがそもそも対空能力を弱く設定されているキャラクターであり、また元々メインでプレイしていたアークシステムワークス製の格闘ゲームは空中ガードが出来る上にジャンプ攻撃が強くないので対空をする意味が薄い(加えて全キャラ共通で前+パンチや弱攻撃で対空が出来ていた)ということも要因のひとつである。
昇龍拳による対空は高精度で出せるので通常技対空や溜めキャラの対空が苦手らしい。
また、「どぐらは対空が出ないから」となめてかかるとペースを崩される上に、「飛びを落とせない」だけであって元々の出身ゲームのこともありジャンプ攻撃後の防御が固いことから飛んだからと言って崩せるわけではない。
対空が難しいキャラを選択しがちなだけである。
更に言えば、試合のここぞという場面では対空を成功させている。
こういったところから『なんか勝つ』、や愛用の生駒デビルというプレイヤーネームに引っ掛けて『その勝ち方、悪魔的』などと言われる。
インパクトが返せない
対空に加えて6の新システムであるドライブインパクトも返せないこともネタにされている。
インパクト返しの成功率はプロゲーマーの中でも苦手という印象はあったが、SFL:Pro-JP 2023全期間の集計では「0.00%」というぶっちぎりの最下位であり、逆にネタになるほどの伝説的な数値を記録した。
元々反射神経が必要な動作は苦手と公言している上に対空に意識を割かなければいけないキャラを使っている都合上仕方ないと言えば仕方ない他、返せていない回数でいえばマゴやネモのほうが多いのだが、成功率0%という数字が先行し、どぐら=インパクトが返せないというイメージが定着してしまった。
また、この数字はインパクト返しの成功率であり、ガードやSA、カウンター技、パリィでの防御が成功しても失敗と表記されていることにも留意したい。
結局のところインパクト返しも『インパクトに対する対応のひとつ』でしかなく、何ならインパクト返しよりもジャストパリィを取る方がリターンが高い場合や、インパクトに合わせてSAでダメージを取るという手段もあるほか、そもそもインパクト返しをしてはいけない(体力が少ない場合、アーマーで受けたダメージで負ける場合がある)場面もあるため、何が何でも返さなければならないということも無い。実際、2ndステージ出場者の半数以上が成功率20%以下である。
TOPANGAチャリティーではインパクトを1試合で5回喰らって負けていた。
なお、チームメイトのもけやなるおからは散々煽られていた。
もっとも、普通のプレイヤーであれば1試合に3回もインパクトパニカンorガードクラッシュを受けていれば負けているため、裏を返せばインパクト以外でどぐらを崩すことが出来なかった、ということでもある。
Crazy Racoonへ移籍
長らく、関西に拠点を置くサイクロプスアスリートゲーミングに所属していたが、ストリートファイター6が出るタイミングで大会も主催する大手e-SportsチームのCrazy Racoonに移籍している。
この移籍は格ゲーをより多くの人にプレイしてもらうために必要なことと発言していて、奇しくも日本最初のプロゲーマーであるウメハラがSFLへの参加を見送った理由と同じである。
CRカップスト6の開催に一役買っており、この大会の視聴者数はミラー配信を含めると50万人もの視聴者を記録し格闘ゲームとしては破格の数字となった。
事あるごとに格ゲー以外のイベントにも呼ばれており、格ゲー界の外交大使として活躍している。
CRカップ
有名ストリーマーたちが集うCRカップにて、どぐらもプロゲーマー枠として参加している。また、その豊富な人脈を活かして全員にコーチを付けた上に対策用のコーチを招聘することもある。
- 第1回大会では発売から1か月と経たずに開催されたが、チームメンバーにホロライブの獅白ぼたんが参加するという一大事が起きた。
- どぐらはかずのこチームに参加した戌神ころねとあわせて「大国の姫が格ゲー村にやってきた」と評した。
- この時獅白ぼたんのコーチになった小路KOGはその後ホロライブにドはまりし、世界最大の格闘ゲームの祭典であるEvoの配信台にてどぐらとともに獅白ぼたんのタペストリーと角巻わためのブランケットを掲げるというパフォーマンスを行った。
- この時の映像はIdolShowdownの公式アカウントが作った2023年振り返り映像でも使われている。
- Vtuber界隈に格ゲー小噺が広まった。特に、獅白ぼたんとの初顔合わせ配信では格ゲー界では有名な小噺をいくつか披露したが、Vtuber界隈にはかなり衝撃的だったらしい。
- 大将挑戦にてまさかのエラーによる回線切断が起こるが、劣勢であったどぐらが再戦ではなく状況再現にしてほしいと運営側に進言し、盛り上がりを維持した。
- 第2回開幕とチーム告知で本来はCチームだったのだが、どぐらが何の確認もせず「Bチーム頑張ります」とポストをしてしまい、チーム名が「どぐらだけB」になってしまった。
- なお、後日VCRGTA2に参加した際にも獅白ぼたんと行動を共にしたが、どぐらだけ麻薬所持で捕まってしまい(獅白ぼたんは警察が来た瞬間に違法物品を全部捨てた)、監獄送りにされたため「どぐらだけP」(Prison)と言われてしまった。
- 第2回はTGSにて行われたオフ大会であったが、Day2は非常に熱い戦いとなった。
- どぐらは大将戦で文字通り死力を尽くして戦ったため、大会終了後に燃え尽きて椅子から崩れ落ちてしまった。
- 大会終了後、会場に駆け付けたコーチのプロたちと記念撮影をしたのだが、獅白ぼたんに山王戦後の記念撮影のテロップをつけられてしまった。
- 後日、崩れ落ちた様子をプリントしたTシャツがVaultRoomの土井氏より贈られたとのこと。
- CRカップ以降ストリーマーやVtuberがストリートファイター6をプレイするようになり、またトッププロであるどぐらがモダンを歓迎する動画を出したこともあってプレイヤー人口が激増した。
- 第1回大会からどぐらは常に「俺の勝利はどうでもいい」「メンバーが勝つことが重要」と発言していてる。
- これはどぐらが常日頃から口にしていて、チーム戦を重視することが多く個人戦はそこまで戦績を気にしていない。
- 「プロとしてその姿勢は如何なものか?」と思うかもしれないが、日本は世界大会出場権争いが最も激しいリージョンのひとつでもある。予選プールでアマの猛者にプロがなぎ倒されるということも珍しくない上に予選で優勝候補同士のカードが組まれるのも日常茶飯事である。こういった事情からどぐらは運の要素が絡む個人戦に注力するよりも、チーム戦に注力しがちなのである。
- 特にCRカップはプロからしてみれば「数ある大会のひとつ」だが、ストリーマーたちからすれば「次があるかわからない大舞台」である。だからこそ主役は彼らであり、自分たちは脇役であると語っている。
- これはどぐらが常日頃から口にしていて、チーム戦を重視することが多く個人戦はそこまで戦績を気にしていない。
- 第3回CRカップでも引き続き獅白ぼたんとチームを組み参戦。
- 今回のCRカップでは獅白ぼたんに加え、トパチャリでチームを組んだ奈羅花も参戦している。
- また、コーチは釈迦のために呼んだ板橋ザンギエフの他、獅白ぼたんのコーチである広島チームiXaのACQUAと稲葉、奈羅花のコーチとして古来からのジュリ使いであるよっさんとチーム魚群リーダーのマゴ、更にジャスパー担当のだるまいずごっどと最も大所帯のチームとなった。
- 獅白ぼたんは悲願であるCRカップ初勝利を飾った他、どぐら自身も初の大将挑戦戦無敗を達成した。
- なお、因縁の相手であるsasatickとの対戦はあわやというシーンがあったが、sasatickのバックステップにぶっ放したSA3が噛みあいそこから流れを手繰り寄せて勝利をもぎ取った。
- 大将挑戦戦のプレッシャーは本当にヤバイとのことでウメハラやふ~どでさえも起き攻めを躊躇したり安定択を取る傾向にあるとのこと。ルール上3ポイント入る上に同点であれば大将挑戦戦に勝ったチームの勝利となるため、何かが噛みあって1先を負けたらチームメイトの頑張りが台無しになる、と考えるとそのプレッシャーは生半可ではないのだろう。
- 予選リーグを抜けることはできず、3位決定戦は配信無しで運営から合意の上なら好きにしていいという通達もあったため、奈羅花と獅白ぼたんの提案でチームバトル機能の5on5で勝敗を決することになった。
- 大将同士の対戦までもつれ込んだが、副将の釈迦が粘ってかずのこの体力を削っていたこともあって勝利をおさめ、第3回は3位という結果で終わった。
- ちなみに、決まり手はドライブインパクトである。
その他エピソードの数々
- 元々はラーメン屋の社員だったが、あまりの激務や心のバランスを保つためのゲームセンター通いが辞められずに睡眠不足に陥り、深夜の運転中に意識が飛び縁石に乗り上げてしまう。この一件で「このままだといつか人を轢いてしまう」と感じ退職した。
- しばらくはパチプロをしつつアマチュアで活動をしていたとのこと。
- フロムゲーの信者であり、ダークソウルやエルデンリング、アーマードコアも配信上でプレイしている。
- 入場の際に自分の好きなBGMが入場曲に出来るCEOという大会では入場曲にナインボールをかけた。
- 2019年までは複数タイトルで活躍していたため、酷い時には1か月の大半を海外で過ごすこともあった。
- 日本に戻ってもすぐさま海外に行くため家に帰る暇がなかったこともあったと振り返っている。
- 度々格ゲーの空耳を募集する。有名なネタだと、ストⅤのギル英語版ボイスの「なない!」(An Ice)や多くのキャラの「永谷園!」(Not done yet)、スト6のJPの「ふふふ…超異次元なん?」(Shall we begin then?)、「なんでや」(Oh dear)などがある。
- 「なない!」はカプコン公式配信でもNoモーションがネタにしており、e-Sportsキャスターのなない氏の前でも物まねを披露していた。
- ギルティギアストライヴの大幅なシステム変更やストリートファイター6のモダン操作などの新規を取り入れるための仕様変更は「我々古参が譲ってあげようよ」という主旨の発言している。
- 獅白ぼたんから「モダン操作はどう思っているか?」と聞かれた際には「おせぇよって感じです」と回答している。
- 格闘ゲームの敷居を高くしてる要素としてコマンド入力を挙げており、コマンド入力を習得しないとゲームに参加できないのは問題だと発言していた。
- その一方で、元チームメイトのぷげらから真空波動拳の入力が遅いと指摘されており、コマンド入力の練習をしないといけないと発言していることからコマンド入力そのものを否定してるわけではない。
- 2020年に配信プラットフォームをTwitchからMildomに移行したが、公式配信者制度の変更に伴いTwitchにプラットフォームを戻している……のだが、旧アカウントのパスワードを忘れてしまった上にメールアドレスも古いもので登録してしまったため使用できず、新しくアカウントを作り直した。
- マンガ好きであり、よく漫画のキャラクターやエピソードを引き合いに出したりネタやミームを使うほか、不登校をなくすために登校したらスラムダンクが1話読める権利を付与しようなどと提案したりしている。
- 一時期はマインクラフトにハマっており、特に過酷なスケジュールだった2021年度ではマインクラフトで荒んだ精神を癒さなければ戦い抜けなかったと振り返っていた。
- 週に2回試合があるのはザラであり、更に所属していた名古屋OJAがプレイオフギリギリのラインだったためメンバー全員が憔悴していたとのこと。
- VCRGTA2にも参加しているが、なんとアバターはこくにいである。かなり高いクウォリティで再現されており、知っている人が見れば爆笑するほど。
- タクシー運転手として一応白市民として活動しているが麻薬の売買にも手を染めている。
- 行く先々でストリートファイター6の宣伝を行っていて、「連絡くれたらいつでもコーチングする」と発言している。
- 獅白ぼたんと(彼女はただの見学で)監獄送りにされた際、ちょうど居合わせた蛇足からケンについての質問を受け、口頭でのコーチングが行われ獄中コーチングと言われた。
- 何かとホロライブの面々と関わりがあり、初日にラプラス・ダークネスに撥ねられた他、あまりにも客が来なくてタクシー運転手を辞めようかとおもっていた矢先に夏色まつりからタクシーを頼まれたり、獅白ぼたんとは立川をシメる際には一緒にやるという約束をしている。
- なお、夏色まつりからはその後「コンビニに行くから買い物に付き合って」と呼び出され、アジトに監禁されかけた上にサーバー再起でログアウト中に夏色まつり本人からサブスクされる、「彼女の倫理観に照らし合わせるとこうなるのでは?」という雑談をしていたら「噓と裏切りがなければ大丈夫だよ」とコメントをされていた。
- 後日とある大会でラプラス・ダークネスと関わる機会があった時に『自分を引いたことを覚えているか?』と尋ねたが忘れていた模様。
- 最終日の前日、星川サラをブレードキルしてしまい、ヤクザ星川から1億円の懸賞金(生存なら2億)をかけられ逃亡するが、たまたま居合わせたアキ・ローゼンタールに確保されてしまう。
- 逃げるときにIdolShowdownで使ってたと訴えたが嬉しいと言われただけで結局警察に逃げ込むもXQQにヤクザ星川に連絡されてしまい、ヤクザ星川に引き渡されてしまった。
- この時たまたま釈迦からパシフィック銀行襲撃を手伝わないかと誘われており、本当にコントのようなタイミングでの懸賞金と逃亡劇、そしてアキロゼとの遭遇だった。
- 後日、獅白ぼたんの提案で立川、ACQUA(保護者枠)とコラボ配信した時には「あの時ほど車から人を追い出したいと思ったことはなかった」と発言している。
- ちなみに、このコラボの翌日にアキロゼはガイル村に体験入村するという予定があり、同じくガイルアンチである獅白ぼたんと共にネガキャン気味な紹介を行っていた。
- 後日VCRRUSTに参加した際にもアキ・ローゼンタールから悪戯を仕掛けられている。
- ふ~どによって戦闘マシーンへと改造されたソフィア・ヴァレンタインに指導を頼まれ、メンタルコーチングなども行ったが、よりヤバイ方向へと進化してしまった。
- どぐらは「相手は幼稚園児だからムカついてもしょうがない」「相手は自分より上手いんだから負けて当然と思うこと」と指導したのだが、時折「社会の厳しさをわからせてあげたい」などと不穏な言葉が漏れ、コーチング終了後には「お前を幼稚園児にしてやる」といったパワーワードが飛び出て思わず爆笑していた。
- 第13回トパチャリには獅白ぼたん、奈羅花、そしてなんとなるおともけというチームでの参加となった。
- チーム名は「COVERさんANYCOLORさんごめんなさい」という 置き謝罪 となっている。
- コンプライアンス意識の薄いなるおを警戒しての置き謝罪だったが、まさかの獅白ぼたんから「あたしの方が炎上している」とマウントを取られていた。
- 結果は5位タイ、Vtuberを擁したチームとしては最高ランクである。
- 獅白ぼたんからの依頼で獅白杯の解説として招かれたのだが、その際にスポンサーであるナッシュの食レポを急に振られ、とっさに出たのが「ちゃんとハンバーグ」。
- これにはコメント欄や元々笑いの沸点が低い獅白ぼたんも爆笑に包まれ、その後もたびたびネタにされている。
- ただ、この食レポは本当に急に振られたらしく、更に長丁場での一幕だったため上手く言葉が出てこなかった……のかもしれない。
- 獅白杯2ndでも解説として招かれ、ラーメンの食レポを頼まれたのだが流石に元ラーメン屋社員ということもあり丁寧な食レポを披露した。
- The K4senにも呼ばれLoLをプレイしたのだが、色々なことに気を配る性格がゆえに本来はただ殴り合いをしていればいいだけのTOPレーンでもMIDレーンの様子を観に行ってしまい、どぐ散歩とネタにされていた。
- ちなみに、お気に入りのチャンピオンはチョ=ガス。
交流関係
持ち前のコミュニケーション力で格ゲー界ではウメハラに次ぐ人脈を誇り、特に他ジャンルのゲーマーやストリーマーの人脈はウメハラより豊富ですらある。
- GO1、えいたとはアマチュアチームであるヘイルメリー時代からの付き合いで、GO1とはその後CAGに揃って所属し配信ではお互いをネタにしている。
- えいたのみプロ入りできていなかったが、どぐら脱退後に入れ替わる形でえいたがCAGに加入し、ヘイルメリーの関係者は全員プロとなった。
- GO1とは非常に仲が良く、しょっちゅうコントをしていた。結局どぐらがCAG脱退となったため実現しなかったが、ココリコ田中 破天荒シリーズのパロディである『破天荒岸田』を撮りたいとも発言していた。
- 動画編集担当としてCAGに加入(のちにどぐら専属の編集担当として脱退)したまめスパイダーにはしょっちゅうラインぎりぎりのパワハラまがいの冗談を振る。
- ガチのパワハラにならないように気を付けてはいるとのことで、曰く「立場上言い返すことができない」ことを言うのがパワハラであり、それだけは絶対にしないと発言している。
- 普段はどぐらに煽られてキレ気味に返すのがお約束だが、どぐらがCAGを脱退すると公表した時はまめスパも「俺はどぐらさんについていく」ときっぱり言い切っている。
- e-Sportsアナウンサーのなない氏とは非常に仲が良く、彼が主催するTRPGには頻繁に参加していた他、どぐら主催のギルティギアストライヴランクバトル大会「どぐラン-The Friday Night Carnival-」の実況を頼んだりもしていた。
- Burning Core所属の立川は生意気な後輩として扱っていて、FPSもプレイすることから『プラチナ上がり隊』としてデュオやマゴと一緒にトリオでValorantをプレイすることもある。
- 互いに煽りあうことも少なくなく、ストリートファイター6発売直前(文字通り数時間後にリリースというガチの直前)に10先を行った。
- なお、この10先はお互いサブキャラで行っていて、最終的にどぐらの負けが確定した瞬間どぐらがストリートファイター5を落とすという暴挙に出た。
- 実はCRカップストリートファイター6を実現させたのは立川とどぐらの売り込みによるものであり、ストリートファイター6普及の功労者の1人でもある。
- 互いに煽りあうことも少なくなく、ストリートファイター6発売直前(文字通り数時間後にリリースというガチの直前)に10先を行った。
- MTGのプロである行弘賢とは公式配信等で絡む他、個人的にも交流があり公式配信用のデッキ作成時にアドバイスをもらったりスポイラーを紹介する企画を一緒に行ったこともある。
- 公式配信の縁でMTG界隈では超有名人の八十岡とXで絡むこともある。古いプレイヤーにはヤソコンの人、と言えばピンとくるかもしれない。
- ゴールデンボンバーの歌広場淳とも交流がある。歌広場がおじリーグに参戦を表明した際には、おじリーグ対策のスパーリングパートナーを務めていた他、現地へ応援に駆けつけている。
- ホロライブの獅白ぼたんとは第1~3回のCRカップでチームを組んでいる他、TOPANGAチャリティーでも彼女からの前ステでチームを組んでいる。
- ラシード実装時に興味を持っていた獅白ぼたんにラシードのヤバさを教えた他、VCRGTA2でも行動を共にしていた。
- 獅白ぼたんのことはことあることに「親善大使」と呼んでいる。実際、モダン適正をハイタニに尋ねるという配信や、アキ・ローゼンタールをプロゲーマーたちとの対戦会に誘ったりと割とマジで親善大使をしてくれている。
- 彼女が主催する獅白杯にも実況解説を頼まれ引き受けていた。
- CRカップで知り合ったオニヤがEVOに行きたいと言い出した際にはどぐらがサポートした。
- ストリーマーの高木にブランカを教えた他、EVO2024に出場した際には高木が勝利が確定していないにもかかわらずコントローラーから手を放してグータッチをしようとしたため、『KOの文字が出るまで気を抜くな』と叱責していた。
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