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たぬかな

たぬかな

日本の元女性プロゲーマー。『鉄拳』のシャオユウ使いとして知られていた。
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この人物は、後述の問題発言により、アンチが非常に多く、当記事自体その問題発言が発覚した直後に新規作成されたものであることから悪意のある書き込みが行われる可能性があります。無益な編集合戦を防ぎ中立的な記事を保つため、誹謗中傷を含む書き込みは避けるようお願いします。


プロフィール編集

本名谷加奈
生年月日1992年11月21日
出身地徳島県徳島市
身長150cm
所属CYCLOPS athlete gaming・Team GRAPHT→フリー
学歴徳島県立科学技術高校卒業

経歴編集

両親と2歳上の姉、2歳下の弟の5人家族で育つ。元々父が『バイオハザード』などをプレイする様子をきょうだいと眺めたり、自分でもスーパーファミコンのソフトで遊ぶなどゲーム好きではあったが、高校時代に同級生とゲームセンターに遊びに行ったことをきっかけに『鉄拳』シリーズに触れ、のめり込んでいく。当時は女性プレイヤーの数も少なく、また女友達と3人で制服姿のままプレイしていたことから、一部の掲示板で話題になっていたようだと語っている。


高校卒業後は建築士として一般企業に就職。しかし、1年ほどで会社が倒産してしまったためアルバイトを経てアパレルの会社に転職する。就職してからもプレイは続けており、アパレル会社は活動に理解があったことから、土日の大会や徳島県外への遠征試合も参加していた。


2016年11月に、eスポーツチームCYCLOPS athlete gamingの公募を受け合格。当初は兼業のつもりであったが、チームの運営会社から「月給を出すので専業にならないか」と誘われ、勤めていた会社を辞めてプロゲーマーとして独立する。日本の女子プロゲーマーとしてはチョコブランカに次いで史上2人目となった。

大阪に移住し、プロゲーマーとして本格的に活動を始める。2017年3月にはTeam GRAPHTにも所属することとなった(2020年3月に契約終了)。また、2018年からはレッドブルがスポンサーとなった。

プロゲーマーとしては大会への出場に加え、テレビ番組やイベントなどメディアへの顔出しも積極的に行っていた。また、eスポーツの普及を目的にインターネット上での配信活動に力を入れていた。2019年には関東に移住している。


2020年ごろからはコロナ禍の影響で大会自体の数が激減したこともあり、YouTubeTwichMildom等でのストリーマーとしての活動の比重が大きくなっていた。


2022年2月、後述する不祥事により、所属していたCYCLOPS athlete gamingおよびスポンサーとなっていたレッドブルからの契約解除が発表された。その後動画配信サイトの投稿も削除されている。

その後は大会出場やライブ配信など一切の活動を休止していたが、2023年1月にライブ配信を行い復帰した。


大会戦績編集

Douyu U-League 3 The King of World 鉄拳TAG2・優勝

Final Round XX 鉄拳7 2on2・準優勝

CELLPRO CUP Online 鉄拳7・3位

鉄拳7 Fated Retribution THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 大阪ラウンド 女子1on1部門 鉄拳7F・準優勝

持ちキャラ:シャオユウ


問題発言による炎上編集

2022年2月15日、Mildom内での配信にて、自宅でUberEatsを利用した際に男性配達員から連絡先を尋ねられ、困惑した、住所も知られているので恐怖を感じたと言及。また、その配達員が身長165cmほどであったことに触れ、恋愛の対象として興味が持てなかったという旨の発言をした上で、「165(cm)はちっちゃいね。ダメですね。170ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください」「骨延長の手術を検討してください。『骨延長手術』で調べてください。170あったら人権がちゃんと生まれてくるんで」などと発言した(ちなみに骨延長手術は確かに存在するが、非常に手術にかかる費用とその過程のリスクが高い上に劇的に延びるわけでもない)。また、これを注意した視聴者に対し「ほんまちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子のんな」と反応していた。

配信の中では女性に対しても「Aカップは人権ない」とも発言している。(※たぬかな本人は自分のプロポーションに自信があるのか、タンクトップ姿で配信を行ったり、水着姿の写真をTwitterで公開するなどしている)


元々(一部の)ゲーマーの間では、「すべての人間が生まれながらにして有している当然の権利」である基本的人権に喩えて、ゲーム内の強力なアイテムやキャラ、装備品などに対し「その装備やキャラを所持して初めて、そのゲームのプレイヤーとして権利が得られるような存在」「プレイヤーなら誰でも持つべき」というような意味合いで「人権」という表現が使われている。→Ludusにおける用語解説

たぬかなは本来の意味での「人権」ではなく、ゲーマー内での用語としての「人権」に近い形で、「身長170cm以下の男性は個人的に興味の対象外、また社会的にもそういう風潮があると思う」というニュアンスで発言したものと推測される。


しかしながら「人権ない」という表現を実際に人に対して使うのは不適切であり、発言力の強いプロゲーマー・ストリーマーとして、社会人として責任感に欠ける言動であると問題視された。

これに加え、たぬかな自身も2021年のインタビューで、「ゲームプレイとは関係なく、女性蔑視や容姿についての誹謗中傷に苦しめられた」と発言しており、「いわれなき差別に悩んでいるはずの側が、他人に対しては簡単にルッキズムを露わにして攻撃を加えるのはダブルスタンダードではないか」という指摘もあった。


同日中にTwitter上で「配信の内容をヘイトスピーチだと指摘されました。そういう意図ではありませんでしたが、不快に思われた方が多かったようなので撤回します、すみませんでした。高身長が好きって言いたいだけでした… いつもの配信の身内ノリで口が悪くなっちゃいました、ごめんなさい〜…」と謝罪コメントを投稿。しかしあくまで軽い様子であり、この謝罪によりますます炎上が拡大することになった。


これ以前にも、配信中にアンチに対して「自殺しろ!」などの自殺教唆と取れる発言、無職や低収入の人物に対して「生きてる価値もない、低所得で正社員にもついてないような社会のゴミオブゴミ」などと侮辱するような発言があったことが確認されており、同じくシャオユウ使いの女性プレイヤーとして知られるゆうゆうが、自身と写る写真がまとめサイトに使われるなどして、誤解を招くようなことがあったとして「いい加減迷惑です」といわゆる「空リプ」を送るなど、過去の問題のある言動が掘り返され炎上がさらに拡大した。


2月16日にCYCLOPS athlete gamingから「(たぬかな氏の発言は)プロ選手としての立場に対する自覚と責任に欠けた発言。処分を検討する」と発表。また、本人もTwitterで正式な謝罪文を投稿している。

17日にCYCLOPSが「配信中における不適切な発言と姿勢は決して容認できるものではない」との立場を表明し、たぬかなの契約解除を発表した。また、スポンサーであったレッドブルは公式発表こそなかったもののらサイトからたぬかなのページが削除されたことが確認されている。

更にこの騒動の煽りを受け、CYCLOPSのマネージャーを務めていた「Kbaton」についても、過去Twitterに投稿していた差別的発言や侮辱行為が問題視され2月18日に契約解除に至っている。


なお、たぬかな自身はそもそもSNSや配信などでの過激な言動を活動スタイルの一つとしており、本人もかつて「(問題発言でクビになるとしたら)80回くらいクビになってるから」と配信で発言したことがある。さらに、ウメハラこと梅原大吾は、たぬかなの問題発言があった配信の前日にたまたま「格ゲーマー悪口五神決めようぜ、口が悪い唯一神はたぬかなとして」と自身の配信で発言しており(あくまで冗談の範疇であり、「五神」の中にはウメハラ自身も含まれている)、ゲーマーの間では周知の事実であったといえる。このため、「過去に言動を指導せず放置していたCYCLOPS側の対応にも問題があるのでは」という意見もある。


活動再開編集

2023年1月16日、Twitterを約一年ぶりに更新し、同月20日にTwichにてライブ配信を行うと告知。20日深夜に配信を行い、現状と上記の発言の詳細について語った。

なお、配信を行ったのは「自身を心配してくれた人に安心してもらいたかったから」だとしている。


まず、「170cm以下の男性には『人権がない』」という発言については「差別的な発言をしたことについて私に非しかない」「言葉として『人権がない』という発言は悪かった。『好みじゃない』と言うべきであった」と言及し、改めて謝罪した。

一方で「ある意味アンチもいいお客さんではある。ただ炎上後にアンチになった人物のコメントは(ユーモアがなくて)面白くない」、「勝手に傷ついた170cm以下の人たちに謝罪するつもりはない」、「(170cm以下の人から具体例を挙げて反論があったが)170cm以下の人として『持つ者』を例に挙げても仕方ない。顔がかっこいいとかサッカーがうまいとか、そういう『持つ』人からしたら身長なんて些末な問題だと思う。私が言いたいのは『持たざる者』に対して『せめて身長くらい頑張れよ』ということ」「発言自体は自分に非があるが、同接(視聴者数)30の配信を広めたメディアも悪い」などと、煽るような発言もしている。


活動休止中の状況については詳しく触れていないものの、現在は働いておらず貯金を切り崩している状態であること、休止中に父が亡くなったこと、炎上直後に知り合いのツテで仕事を紹介されたが、よくよく聞くとアダルト系の仕事の誘いであったことがわかり傷心したエピソードなどを語っている。

また、実家への電話凸などがあったことについては「言いたいことがあるなら自分に直接言え、家族に怒鳴り散らして迷惑をかけるな。(存命中であった)父や男の人が出た時だけ無言で切ったりするな」と怒りをあらわにしている。


なお、休止前は派手な髪色が特徴的であったが、今回は黒髪に染めた状態で配信を行っている。理由については「コンビニとかでも働けるように(プロゲーマー以外の仕事ができるように)」としており「お仕事募集中です」と、復帰の意思があることを明言している。


また、「背が低い男ほど攻撃的である(ナポレオン・コンプレックス)」という話を発信し、火に油を注いだ。



2度目のスポンサー解除編集

2024年4月、前年10月に発した「弱男はガス室に送り込んで一気に殺した方が世の中の為」「アウシュビッツ!」と言うモラルのかけらも無い発言により、再びスポンサーから契約解除を言い渡された。その報告を行った配信中の視聴者のコメントに対しても「ガス室送るぞ!」と発言。


………相変わらずである。

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